銀翼のイカロス (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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レビュー : 96
  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167909178

作品紹介・あらすじ

半沢直樹が帰ってきた! 今度の敵は政治家だ! 出向先から東京中央銀行本店に復帰した半沢直樹に頭取から大仕事が降ってきた。破綻寸前の航空会社、帝国航空の再建を担当せよというのだ。だが折しも政権が交替。新政権の国土交通大臣は野心にみちた女性閣僚は帝国航空再生タスクフォースを起ち上げ、半沢たちに巨額の債権放棄を要求してきた。 500億円もの借金の棒引きなんてとんでもない! だが相手が大臣ではさすがの半沢も容易に突破口を見いだせない。しかもなぜか銀行上層部も半沢の敵に回る。この一件のウラには何があるのか? かつて半沢と舌戦をくりひろげた「金融庁一の嫌われ者」、オネエ言葉の黒崎駿一の思惑もカラみ、銀行に隠された大きな闇も見え隠れする。 果たして半沢の運命やいかに? 痛快度100%、無敵のエンタメ小説「半沢シリーズ」第4作、待望の文庫化です!

感想・レビュー・書評

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  • 池井戸潤『銀翼のイカロス』文春文庫。

    半沢直樹シリーズ第4作。貰い物の文庫本。シリーズの前3作は既読である。

    サラリーマンたる者、上司であろうが、政治家であろうが、物怖じせず、己れの信念に従い真っ直ぐに突き進む半沢直樹のような姿に憧れるものだ。とは言うものの現実では、なかなかそうはいかず、己れの信念と現実との大きなギャップに悶々とするのだ。そんなフラストレーションを晴らしてくれるのが、半沢直樹を主人公にしたこのシリーズである。半沢直樹が小説でもテレビドラマでも支持されるのは、こういう所なのだろう。

    東京中央銀行本店に復帰した半沢直樹は、頭取から破綻寸前の帝国航空の再建を任される。新政権の女性国土交通大臣、銀行上層部、帝国航空上層部と一筋縄ではいかない敵と対決する半沢直樹の運命や如何に……

    今回も様々な試練に立ち向かい、痛快で見事な決着を見せてくれた半沢直樹。世の中、こういう男ばかりなら、さぞや良い社会になるだろう。

    本体価格760円
    ★★★★★

  • 半沢直樹シリーズの4作目?
    これまた会社の方にお借りした一冊。

    出向先から銀行に復帰した半沢は、破綻寸前の巨大航空会社を担当することに。
    そのタイミングで政権が交代し、新政権が政府主導の再建機関を発足させた。
    自主再建可能であるにもかかわらず、500億円もの借金を棒引きしろと無茶な話が持ち込まれる。
    何故こんな話が罷り通るのか?その裏に隠された銀行内部の闇とは!?

    半沢はこの窮地をどうやって切り抜けるのか!?


    サラリーマンにはたまらないですね!この半沢直樹さん!
    きっと誰でも経験したことがあるだろう社内の派閥や確執。正しいことも捻じ曲げられ、隠蔽されていく。

    「従うより、逆らうほうがずっと難しい。」

    という半沢の言葉にある通り、半沢のように立ち向かっていくことは容易ではない。

    なかなか自分たちが出来ないことを代弁してくれるからなのか??
    半沢人気がここまであるのも頷ける。

    あー!スッキリ!!爽快!!

  • 「やられたら、倍返しだ」
    4作目にして実はたった2度目のこの言葉。。
    ぶれない半沢、がすごかった!そしてもちろん中野渡頭取も!
    あとがきを読みながら。。JALって銀行が債権放棄したんだと改めて知る。なんか大変だった記憶しかないけど 労働者、銀行マン、それぞれの思いになるほどと思い、そして政治家には嫌悪感しかない。。。
    あ、的場首相は若干(!?)まともだったかな???
    改めて自分も新年を持たねばと思うが、でも、それはやっぱり彼らに任せとこうとつぶやく自分に苦笑。
    いい本。シリーズ再読したいが、それはまた。。

  • 半沢直樹シリーズ第4弾。今回は政治家が立ちはだかる。
    どんな仕事をしていても、人の道に外れたことをしてはいけない。そして仕事にプライドを持つこと。本作のメッセージだと感じました。

  • 久しぶりに読み直しです。
    池井戸作品は最高。
    半沢直樹にしびれます。
    詠み始めたら止まらない。
    もっとシリーズ化してほしいと思える作品です。

  • 半沢直樹シリーズの第4作。
    進政党が政権交代に際し、前政権である憲民党との差別化を急いで図るべく、帝国航空の救済方法を巡って債権者である銀行に債権放棄を求め対立するという、元銀行員の作者の経験が遺憾なく発揮されているストーリー設定。
    少々主人公の半沢直樹が格好良すぎるのが少々気になるが、面白かったので良しとする。半沢派の正義の味方と、悪役のキャラクター設定。実在の政党、元大臣を容易に彷彿させる設定もわかりやすく、読みやすい。

  • いやー、スカッとした!!今回は半沢が同じ相手を二度論破しますからね。最高ですね。
    相手が有力政治家だろうと大臣だろうと弁護士だろうと関係ない、やられたらやり返す。不正は許さない。最高ですね。
    今回は政治家も敵だし相変わらず内部にも敵がいますが全員こてんぱんにしてくれます毎度のごとく。楽しんで読めるので皆様是非

  • 文庫になるのを待っていた。半沢ブームも少し落ち着いたかな。
    一気に読めた。面白かった。貸していた企業だけでなく、内部でのいざこざ、果ては政治まで関わってスケールの大きい、それでして爽快な話だった。

  • 半沢直樹シリーズの第四作。半沢節炸裂の傑作。政治家との駆け引きにも全く動じない半沢は本当のヒーロー像を体現している。サラリーマンの憧れであり、自分もこうありたいと思うけれども、実際にこんなことできるサラリーマンはいないよねえ。久々に胸がスカッとする小説。

  • ついに半沢直樹の相手が政府に。
    次回作の敵がそうそう見つからないのではと心配になる。
    ブサイクな上昇思考やプライドに凝り固まっている連中は自分の周りにも確かに沢山いる。
    それらに躊躇無く、読者の気持ちを代弁してブチまけてくれる姿に今回もスッキリ。
    また「正しいことをしていることを誰かが見てくれ、応援してくれている」という点もグッとくる。
    自分は間違っていないと信じ、行動し、それを支援してくれる人がいるとやはり心強く、そうだ、自分も頑張らねば、と思わせてくれる。

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著者プロフィール

池井戸 潤(いけいど じゅん)
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学文学部および法学部を卒業。子供の頃から本に親しみ、作家を志すようになる。『果つる底なき』で江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。以降、2010年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞、2011年『下町ロケット』で直木賞をそれぞれ受賞。他の代表作に、半沢直樹シリーズ『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』、花咲舞シリーズ『不祥事』、『空飛ぶタイヤ』『民王』『ルーズヴェルト・ゲーム』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』など。多くの作品がドラマ化・映画化されており、特に「半沢直樹」と「下町ロケット」は非常に高い人気を誇った。 2019年6月21日、人気作『陸王』が文庫化される。2019年7月開始の大泉洋主演ドラマ『ノーサイド・ゲーム』原作を担当し、6月14日に単行本化。

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