まほろ駅前狂騒曲 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1480
レビュー : 90
  • Amazon.co.jp ・本 (521ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167909185

作品紹介・あらすじ

まほろシリーズ 大騒ぎの大・団・円!なんと! 多田と行天が、四歳の女の子を預かることに!?まほろ市は東京都南西部最大の町。駅前で便利屋「多田便利軒」を営む多田啓介と、居候になって丸二年がたつ行天春彦。二人のもとに、かつてない依頼が……それは、夏の間、四歳の女の子「はる」を預かること。慣れないことに悪戦苦闘する二人に、忍び寄る「魔の手」!まほろ市内で無農薬野菜を生産販売する「家庭と健康食品協会」の幹部・沢村。まほろの裏社会を仕切る、若きボス・星。地元のバス会社・横浜中央交通(横中)に目を光らす岡老人。彼らのおかげで、二人は前代未聞の大騒動に巻き込まれる!文庫特典 短篇「サンタとトナカイはいい相棒」収録。解説・岸本佐知子(翻訳家)。太っ腹の全528ページ。見た目は「最厚」、中身は最高!『まほろ駅前多田便利軒』『まほろ駅前番外地』に続く、三浦しをんが心血をそそいだ「まほろシリーズ」ここに、大団円を迎えます!

感想・レビュー・書評

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  • 終わっちゃったぁ。

    この2人のやりとりがもう見られなくなるのは
    少し寂しいかな。

    と本気で思わせてくれる世界でした。

    最近もバディ系が流行っているけど
    この2人も特殊でありつつも、お互いが
    相手のことを考える良いバディでしたね。

    出会えて良かった。

  • まほろ駅前で便利屋を営む多田とその助手(居候?)行天コンビが繰り出す騒動が面白く、小説なのに声を出して笑ってしまた。
    軽薄で、チャランポランにみえる行天は、実は情に厚いのではないか?それとも多田に感化されたのか?小指をなげだし(笑) 娘はるちゃんを守る。
    「誰の真似でもない。俺の正直な心境」と言う言葉は心に響いた。

    昔「カミサマの子」として母と団体からの異常な扱いを受けただけあって、頭が良くて機転が効くため、影で多田に気づかれないように支えているように思える。また、多田もこの居候の存在に少なからず癒されているように思えた。情が湧くってこんな感じなんだろうか?

    追伸: まほろシリーズな表紙のタバコがなんともアウトロー的で不摂生な2人にぴったり!

  • 面白かった
    まほろ駅前シリーズ第三段、完結編
    多田と行天が織りなす物語。今回も軽いようで骨太のテーマでした。

    今回のストーリとしては、
    行天の4歳の娘「はる」を夏の間預かることに。なれないことに悪戦苦闘しますが、この出会いが二人に変化をもたらします。
    やはり、子供が出てくると弱いなぁ(笑)

    そして、無農薬野菜を生産販売する謎の団体の沢村
    裏社会を仕切る星
    横浜中央交通のバスの間引き運転に目を光らす岡老人
    さらにいつものメンバが加わり、前代未聞の大騒動に巻き込まれます。
    はちゃめちゃな設定展開ですが、それはそれで置いておいて、その騒動・展開の中で、行天と多田はそれぞれの過去と向き合い、そして一歩踏み出すことができます。

    今回はそれがポイントかなっと
    最後の最後はほっこりとして終わります。
    お勧め!

  • 多田と行天のコンビは見ていて心地いい。
    互いのことを理解しあって、お互いのことを思いやって、良い関係だなぁと思う。
    そんな2人の周りには何だかんだいつも人がいる。
    そんな関係を築いていきたい

  • 本巻も激動の1年だった。行天のDNAを受け継ぐ幼女・はるを多田便利軒で長期間預かるというミッションから、胡散臭い無農薬野菜生産販売団体HHFAとの衝突、山城町の岡を筆頭とする神奈中抗議団が錯綜して、まさに狂騒曲! まほろ市のモデルとなった町田市には、コロナ禍がなければ出張する予定でロケハンまでした街だ。なので、市域の高低差などが手に取るように思い描けた。

  • 優しい気持ちになる。
    他の人と大きく変わらない、日常の中の、人とのつながりや感じることが多田の目線から語られて、日常の中の大切なことを思い出させてくれる。

    よくわからないようで、結局は温かい行天を見ることができ、人の本質を見ることができる多田さんはすごいと思って読んでいた。

    映画を観たい。

  • 東京都南西部最大の町・まほろ市で便利屋を営む多田と居候の行天。
    シリーズ第3弾で、最大のピンチを迎える。
     
    今回の最大の厄介ごとが、無農薬野菜を生産販売する『家庭と健康食品協会(HHFA)』という謎の団体。
    そういや、昔これに似たような団体あったな、って思いだしました(今でもあるのかな?)。
     
    これでこのシリーズが終わってしまうのは名残惜しい。
    次は『行天〇〇事務所』でスピンオフ作品でも出してほしいな。

  • 男に生まれて、これ嫌いなヤツ、いねぇよ。

  • このシリーズ、なんか知らないけど、
    惹きつけられる。
    いいコンビだし
    なんだろうね。好きだわ。二人。

  • 多田と行天の過去との対峙は一応決着をみて、まほろシリーズはまずは完結。
    次は未来への挑戦として新たに第二クールが始まるのか?
    楽しみに待ちたい。

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著者プロフィール

1976年、東京生まれ。2000年、書き下ろし長編小説『格闘する者に○』でデビュー。2006年、『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞を受賞。2012年、『舟を編む』で本屋大賞を受賞。2015年、『あの家に暮らす四人の女』で織田作之助賞を受賞。ほかの小説に『風が強く吹いている』『きみはポラリス』『仏果を得ず』『神去なあなあ日常』『天国旅行』『木暮荘物語』『政と源』など、エッセイに『あやつられ文楽鑑賞』『悶絶スパイラル』『ふむふむ おしえて、お仕事! 』『本屋さんで待ちあわせ』など、多数の著書がある。

「2020年 『文庫 ぐるぐる♡博物館』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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