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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784167909413
みんなの感想まとめ
人と人をつなぐ仕事を通じて、主人公がさまざまな試練を乗り越える姿が描かれています。江戸時代の庶民の生活がリアルに表現され、特に主人公が直面する不運や家族の冷たさは、読者に深い共感を呼び起こします。浮気...
感想・レビュー・書評
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口入れ屋は ただ紹介するだけではなく
人と人をつなぐ仕事だとして
懸命にそれぞれの行く先を思案するうちに
おこうにも 思わぬ縁が芽生えることになります
江戸の庶民の生活が
しっかり描かれて読みごたえがあり
これぞ 時代小説だな と満足のいく作品です -
表紙の絵を見て借りちゃったような。
起き上がり小法師だじゃなく、下駄やら土瓶やらスズメやらに心惹かれた。
旦那が浮気相手と子供を作っただけでなく、義両親も嫁のことを石女と決めつけて…
その浮気相手が家に乗り込んできたら、義両親も浮気相手と一緒に嫁(笑)を追い出しにかかるし。
そんな婚家に嫌気がさしてイイと思う。
いやまぁ、当時としては、子なきは去れって当たり前に言われてたし。
でもそんな場合は親戚から養子を…って手段がよくとられてたのに、よくよく義両親と旦那は浮気相手の方が良く見えちゃったんだね。曇り切ってるよ、その眼は。
で、実家に帰ったら、弟夫婦からは返された結納金をアテにされて…
それもそれで心休まらないし、いたたまれないよね。
昔の乳母がやっている口入れ屋を引き継がせてもらい生き直し。
ほろ苦かったりもしたけど、シリーズで読みたいと思った。
ちょっとだけホッとしたのは、婚家ザマーミロ! -
石女と罵られ、旦那に浮気されたり家族から大事なお金を搾取されたり、不運が重なるおこう。
生きていくために始めた口入れ屋では奉公人を想った仕事ぶりが立派。かつての乳母だったおとわを始め、世間では意地悪婆さんのように噂されていたお久米との良縁に恵まれたのは彼女の人柄によると思う -
夫の浮気相手に子どもが出来、婚家を離れたおこう。
元乳母が営んでいた、口入れ屋・三春屋を引き継ぐことになります。
人と人を結ぶ稼業である、口入れ屋が舞台という事で、そこに関わる人々の悲喜こもごもが、心情細やかに描かれています。
おこうが自分が傷つかない為に、前の婚家で変に辛抱したり、友二郎との関係を、“かりそめ”と、割り切ろうとしてしまうところは結構共感できるので、終盤でおこうが自分の気持ちに正直になる事を決意したときは、しみじみ嬉しかったです。
因みに、「起き姫」とは、起き上がり小法師の事でした。 -
浮気相手に子供まで出来た夫に嫌気がさし離縁。実家でも心休まることなく行き着くところはかつての乳母の元 口入れ屋。
人と人とを結ぶ口入れ屋。
人が生き生きと描かれていてたくましくも微笑ましく暖かく読めた。
面白かったなぁ。シリーズ化されないのが哀しい。 -
杉本先生の本を読んだのがこれが初めてでとても面白かった。夫が浮気で子を生したことで婚家を出たおこうが元乳母の後を継いで口入れ屋の女主人になるお話。江戸市井のお話は大好きなのでこれから杉本先生の小説を沢山読みたい。江戸市井の話と言えば宇江佐真理先生がお書きになる小説も大好きだったが、お二人とも同時期に乳がんでお亡くなりになられていたと知って驚いた。ご冥福を祈ると共に、これからも残された小説で江戸情緒や人情を大いに楽しみたいと思う。
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文章が読みやすい。 人々の描き方がすばらしい!! 昔は女性作家の作品がなかなか読めなかったが、年を経るにつれてす~~と心に染み入るように文章が響いてくる。
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【江戸のおんなの心意気を描く名人芸】江戸のおんなを描いて「不世出の名人」と評された杉本章子、最後の傑作。大店の若新造から転身した人生の機微を描いて、泣かせます。
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