キャプテンサンダーボルト 下 (文春文庫)

  • 文藝春秋
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本棚登録 : 815
レビュー : 91
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167909543

作品紹介・あらすじ

俺とおまえで世界を救いに行こうじゃないか―― 稀代の人気作家ふたりが合作、その化学反応が生み出した問答無用のノンストップ・サスペンス。 下巻には本編の後日譚となる書き下ろし掌編小説をボーナストラックとして収録! 少年時代の悪友ふたりと一匹の犬が、世界を破滅から救うために大博打を決意する。 逃走する相葉と井ノ原、そしてポンセと呼ばれる一匹の犬。二人と一匹を追撃する銀髪のテロリスト。すべての背後にあるのは「村上病」をめぐる秘密らしかった。ウィルスの発生源とされる蔵王の火口湖「お釜」に何があるのか? そして主演男優のスキャンダルを理由に封印された戦隊ヒーロー映画に何が映っていたのか? 太平洋戦争末期に蔵王山中に墜落した米軍機の謎を追う女性・桃沢瞳の助けも借りて謎に挑む二人(と一匹)。だが事態を解決するためには、あの銀髪の破壊者との直接対決は避けられない―― 平凡な男ふたりが世界を救うために命をかける。その胸にあるのは少年時代の思い出。ちりばめられた伏線たちが反撃のために収束、破滅へのカウントダウンが点滅する中で、人気作家コンビが腕によりをかけて紡ぐノンストップ・エンタテインメントは白熱のクライマックスに突入する!

感想・レビュー・書評

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  • 私の推理はこうだ。最初の数章は、相葉を伊坂、井ノ原を阿部が担当した。プロットは決めておいたが、結論と細かいところは全然決めていなくて、2人のキャラが確立した辺りから、いろいろシャッフルしてきた。ボーナストラックは、上巻が伊坂、下巻が阿部である。

    とはいえ、おそらく4-5年ぐらいは回答は明らかにされないだろう。明らかにされるタイミングがあるとすれば、映画化のときだ。実際、これほど映画化に向いた原作はない。原作自体が既に話題性満杯だし、作者本人たちはモデルにしていないと言っているらしいが、プロデューサーが頑張って、相葉を相葉雅紀、井ノ原を井ノ原快彦に演ってもらったら、ヒット間違いなしだろう。ついでに村上病に関連して、村上春樹のちょい出があれば決定的である。これは、見事なバディ映画であるのと同時に、「ゴールデンスランバー」を彷彿させる、ノンストップエンタメ作品でもある。

    2018年2月11日読了

  • 前半に比べて、ドキドキハラハラがあって、
    タイムリミットのシーンはこっちまで心臓バクバク。
    銀髪の怪人の最期はまさかだったなー。
    その後の2人がなんとも微笑ましかった。

  • 実に胸熱の、これでもかというくらいのヒーローものである。回収されてゆく伏線と鮮やかな解決。伊坂氏の陽気なギャングを読んでいるかのようだった。

  • 本屋大賞2015年8位。阿部和重と伊坂幸太郎の共著。阿部和重のは読んだことないけど芥川賞作家らしい。伊坂の本は娯楽小説の王道っぽいけど、ときどき政治的な主張が鼻につくとこある。この本は共著のせいか個人的なかたよりがなく純粋に娯楽を追求してる感じ。ユーモアと小気味良い展開が際立ってるし、ストーリーもわかりやすくサクサク進む。ただ、なんか物足りないのです。心が揺さぶられる部分がないというか。あと、オタクっぽいうんちくの部分がやや退屈。戦時中に米軍が秘密工場を破壊した時、他に誰かいたような記述があったけど、その伏線がどう回収されたのか良くわかりませんでした。筒井さんと何か関係あったの?

  • 導入は村上春樹「海辺のカフカ」の「Rice Bowl Hill Incident」を想起させる僕好みのドキドキ展開だったものの、結果「まあまあ」。どうせならいっそのこと最初から映画を撮っちゃえばいいのに。一番感動したのが文庫用に追加された「ボーナストラック」(下巻の方)、というオチ。

  • 読んだの忘れてた。
    色々無理があるが面白いストーリー。

  • 全体として読みやすかったです。
    特にクライマックスにかけて、
    謎が少しずつ明かされていくときのワクワク感はありました。
    内容的に難しすぎる所も少なく、
    楽しく読める一冊でした。

  • まあまあ

  • 友人のすすめで読んでみた。

    共感や教訓はないけど、興奮はある。
    全体的に浅く、思索をめぐらせたくなるような深みは感じなかったが、最初から最後まで飽きさせずに読ませるテンポの良さはさすが。

    作中の固有名詞が著名な作家などを意識して書かれていることは気になるポイントだったが、個人的にはディズニーランドで隠れミッキーを見つける程度の面白みでしかなかった。なんか深い意味とかあるのかな。

  • 最後の展開に無理があるけど、テンポ良く進むとても読みやすい作品でした

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著者プロフィール

1968年生まれ。『アメリカの夜』で第37回群像新人賞を受賞し作家デビュー。’99年『無情の世界』で第21回野間文芸新人賞、2004年に『シンセミア』で第15回伊藤整文学賞・第58回毎日出版文化賞、’05年『グランド・フィナーレ』で第132回芥川賞、’10年本作で第46回谷崎潤一郎賞をそれぞれ受賞。他の著書『クエーサーと13番目の柱』『IP/NN 阿部和重傑作集』『ミステリアスセッティング』ABC 阿部和重初期作品集』対談集『和子の部屋』他多数。

「2013年 『ピストルズ 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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