キャプテンサンダーボルト 下 (文春文庫)

  • 文藝春秋
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本棚登録 : 779
レビュー : 87
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167909543

感想・レビュー・書評

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  • 実に胸熱の、これでもかというくらいのヒーローものである。回収されてゆく伏線と鮮やかな解決。伊坂氏の陽気なギャングを読んでいるかのようだった。

  • 都合よくいきすぎと思いつつ、爽快感がたまらない。ボーナストラックがまたよかった。伊坂幸太郎がもっと好きになりました。

  • 下巻になって物語はとんでもない方向へ進む。荒唐無稽だし都合が良すぎる気もするが、読んでいて飽きさせない。最後は爽快で、良質なエンターテイメントだった。解説でも触れていたが、結局二人の作者のどちらがどこを書いているのかはわからずじまい。でもそんなことを気にさせない力業だった。最後のボーナストラックにまたほろりとさせられた。二人の作者による渾身の長編大作。相葉が主演のスピンオフ作品を読んでみたい。

  • 家計が火の車である主人公の二人は、希少価値があるはずの謎の天然水を求め、様々な危機に直面する。犬猿の仲である二人は、常に啀み合っているが、隠れた友情の絆で結ばれている。ストーリーのテンポが素早い為、完全に我を忘れてこの追跡劇に吸い込まれた。結末をもう少し感動的なものにすれば、良い後味が読了後に残ったと思うが、それでもアドレナリンを噴出させる抜群のエンタメ小説だった。

  • 銀髪の外国人(怪人)から逃れつつ、「あるけどない」村上病の謎を追う。一応ミステリに分類したけど、なんだろう、冒険もの?エンタメ?
    ラストの展開はかなり熱い!本当にそんなにうまく行くものか(いくら金庫でも空調くらいあるはず)という気がするが、まぁ面白いからよし。
    ダメ押しのボーナストラックがさらによし。男の友情、というより腐れ縁?なんだかんだでお互い大切に思える関係っていいなぁと思う。地味にお互い喜んじゃってるのがまた。

  • 「伊坂×阿部」
    本当にどちらの良さも出ているすっきりまとまったミステリーアドベンチャー的小説。
    きれいにまとまったという印象。
    後味もよし。落ち着くところに落ち着いた。
    映画化すればおもしろいんじゃないか、と単純に思いました。
    「相葉×井ノ原」
    良いコンビです。
    伊坂ファンとしてはまとまりすぎてちょっと物足りないところもあったけど、これはこれでよかったかな。

  • エンターテイメント小説として久しぶりにワクワクして読み終えた。
    主人公達がこのピンチをどうやって切り抜けるんだろうという展開が連続して訪れ、アクションシーンなどスピード感があって非常に楽しめた。
    ストーリーも疫病「村上病」という謎を解き明かしていく形で進められ、進めていくに従って、それに付随していく謎も増え、最後にはそれらが収斂していく様が心地よい。

  • とりあえずTEAM NACSで映画化してほしい(笑)。主役の二人が大泉さんと安田さんで、怪人がリーダーで、戸次さんがヒロインの女の子の父親で、音尾さんが最後に出てくる大富豪と映画館の息子の二役くらいで、どうでしょう?

    ホントにすぐにでも映画化できそうなエンターテインメント小説で、そういう作品に対する評価は単純に面白いか面白くないかの二択でいいと思う。で、伊坂幸太郎さんと阿部和重さんのタッグなんだから面白くないわけない。

    普段の作風はまったく違う(と思っています)二人が合作したらこんな風になるんだと、そういう単純な驚きもある作品でした。

  • 4/4読了 11冊目

    星5でしょう。
    上巻の感想としてスピード感が物足りないと書いたんだけれども、この下巻のスピード感を引き出すためのフリだったんじゃないかと思えるくらい。イッキ読みでした。
    キャラクターに感情移入しちゃう。相葉時之の「あぁもう、こんなつもりじゃねぇのに、どうして俺はこうもいつもいつもやらかしちまうんだ」って頭を掻きむしっちゃう感じとか、そういうのがあるからいざって時の格好良さにウォーとなる。
    最後に筒井が出てきて一切合切上手くいきましたっていうのは無理矢理な帳尻合わせに見えなくもないけど、あぁこれはヒーローものなんだよな、正義は勝つんだよなと納得できる。
    文庫版書き下ろしのボーナストラックの読後感も良い。良い作品です。

  • サイコー。カッコよすぎ。
    とんでもない状況に陥っても淡々と進む物語。シュールとか言い様がない。

著者プロフィール

1968年生まれ。『アメリカの夜』で第37回群像新人賞を受賞し作家デビュー。’99年『無情の世界』で第21回野間文芸新人賞、2004年に『シンセミア』で第15回伊藤整文学賞・第58回毎日出版文化賞、’05年『グランド・フィナーレ』で第132回芥川賞、’10年本作で第46回谷崎潤一郎賞をそれぞれ受賞。他の著書『クエーサーと13番目の柱』『IP/NN 阿部和重傑作集』『ミステリアスセッティング』ABC 阿部和重初期作品集』対談集『和子の部屋』他多数。

「2013年 『ピストルズ 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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