- 文藝春秋 (2017年12月5日発売)
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感想 : 12件
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784167909819
作品紹介・あらすじ
「輝けるアメリカ」「美しいアメリカ」を掲げ当選した大統領ひきいるアメリカが、突然出現した「壁」によって外の世界と遮断される! 1977年に発表された表題作「アメリカの壁」が「現在のトランプ政権の誕生を予言していた」と40年の歳月を超えて話題沸騰、電子書籍として発売されるや、各電子書店のベストセラー・ランキングで1位を獲得、国内外のメディアで大きく取り上げられた。この注目作品に加え、「眠りと旅と夢」「鳩啼時計」「幽霊屋敷」「おれの死体を探せ」「ハイネックの女」の六篇を収録した短編集を、新装版として緊急出版する。SFが“未来を見通す文学”であるならば、「国境に壁を築く」というトランプ大統領の台詞を先取りしたこの題名は、まさに「SF界の巨匠」の面目躍如たるものがある。
ベトナム戦争が終わってからこのかた、アメリカ人が急速に「内向き」になっている時代。独立記念日の直前、アメリカから外界への、すべての交通機関、通信手段が突然、途絶する。ビジネスで日本から来ていた主人公は困惑し動転するが、アメリカ人の友人は「こんなことが起こるような気がしていた」と不可解な態度。そして何事もないかの如く独立記念日の式典は華やかに進む。アメリカが不可思議な壁で覆われてしまっても、なぜ「アメリカ市民」たちは平静でいられるのか。「アメリカの壁」を生んだのはあの大統領」なのか・・・? 奇想天外な「SF」という形式で、巨匠・小松左京は、超大国アメリカの本音を鋭く抉り出す。
みんなの感想まとめ
テーマは、アメリカが突如として外界から遮断されるという奇妙な状況を描き、その背後に潜む人々の心情や社会の姿を鋭く捉えています。表題作は、アメリカの内向きな姿勢を象徴する「壁」を通して、政治や人々の反応...
感想・レビュー・書評
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表題作、トランプ前大統領の登場を予言したと言われてて気になって読みましたが、この作品の大統領がアメリカを外界から遮断したのは随分と後ろ向きな考えからだったので、トランプさんとは違うと思いました。
世界の警察がしんどい人も居るよね…となったけど無責任な。全員が全員、国から出られなくなったからって「ハイそうですか」とアメリカ人にはなれない。。
「眠りと旅と夢」「幽霊屋敷」「おれの死体を探せ」が面白かった。
「眠りと旅と夢」、鏡に映ってるから反転してるんだと思ってたらまさか……ラスト2頁で足下がぐらつきました。
「幽霊屋敷」と「おれの死体を探せ」は大杉探偵シリーズ(MOZUシリーズでも大杉探偵事務所あった…)なのか、オカルトチックなドタバタコメディで好き。この時代に、この木内老人って義体では…&ボクっ娘ネネ子とは先見の明が凄い。楽しかったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
予言だなんだと言われてるが物語として面白い
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■書名
書名:アメリカの壁
著者:小松 左京 (著)
■感想
小松さんの短編集です。
最近、よく小説読むようになりました。
短編集として、秀逸です。
「アメリカの壁」
→突然出現した「壁」によって外の世界と遮断されたアメリカを描いています。
別にトランプ云々関係なく、こういう話しあるきがすんだけど。
トランプ云々こじつけて騒ぎすぎ。
最後は、まあ、そんな感じだろうな~という感じ。可もなく不可もなく。
これが今の日本だったらもっともっとグダグダだろうな~どうしようもないぐらい。
コロナで無能な事を世界にさらしているし。
「眠りと旅と夢」
→これぞSFという感じ。インディージョーンズ風にはじまりミイラを見つけた所
からものがたりがはじまります。ミイラが生きているという設定から素晴らしい
SF短編が描かれます。もはや常識が通じないミイラに対して、現代の天才達が
少しずつくるっていき追い込まれていきます。ミイラは何もしていないのに追い込まれて
行く様が見事です。常識が通じない物事って怖いものです。オチも綺麗です。
「鳩啼時計」
→ホラーというか、普通のサスペンスかな?
ただの殺人事件という感じかな?
「幽霊屋敷」
→綺麗な流れのSF?ホラー?サスペンス?です。
幽霊屋敷が2つの世界をつないでいるという設定で神隠しを描いた物語です。
可もなく不可もなくで、面白いです。
「おれの死体を探せ」
→幽霊屋敷の主人公がそのまま続投です。これはSFですね。
幽霊と死体の関係が秀逸だと思います。これ好きですね。
「ハイネックの女」
→ホラーかな?完全に妖怪ものです。
ろくろ首に関わる物語です。
最後はもう少しやりようがあったと思うのだけど、なんか投げやり感を感じました。 -
奇譚の類。これをSFとは呼びたくない。
もちろん小松左京だし、小道具としてSFネタは活用されているが、根本のところの、SF的な粘りというが、理屈というか、そういうものを感じない。
小噺として面白い。
文章も、復活の日なんかより随分とうまい。
それでも、SFが読みたい時に手に取る本ではない。
小松左京が読みたい時にどうぞ。 -
トランプ政権に乗じて復活したのを病院の売店で買った。
これも探せば古い単行本か文庫本が出てくるはず… -
1977~1978年の執筆に限定した短編集で、中身の統一性はゼロ。小松左京が、スパイもののスラップスティックあり、古代南米が深かったり、女性絡みのミステリーもやってたり、当代売れっ子作家らしく幅広い作家であることは理解できたが(巻末の息子、小松実盛による解説が次に何を読むかのとっかかりを知るには有益)、アメリカの壁すら現実のトランプ大統領の言動の方がよほどエンターテインメント溢れて面白い。
とはいえ、アメリカに限っては、広い国土と豊富な資源と多様な人口を保有しているため、たとえブロックしてもそのブロック内部だけで全て運用できなくもないという、驚異的な潜在力を持っている国であることを、ベトナム敗戦直後に見抜いた卓見はさすがである。 -
「輝けるアメリカ」「美しいアメリカ」を標榜する大統領の下、内向き指向を強めるアメリカ合衆国がある日突然外界との通信・交通をシャットダウンした・・・という筋立ての表題作がトランプ政権を予言していた!?とネット等で話題になり、久々の紙ベース復刊を果たした短編集。1977〜1978年に発表された短編限定という発表時期にのみ着目されたセレクションで、テーマもテイストもバラバラです。いろいろな小松左京テイストを味わえることを利点と捉えれば別ですが、ちょっと締まりのない印象も正直受けますね。
表題作「アメリカの壁」は、リアルなアメリカ社会の内向き指向を先取りした作品として話題になりましたが、SFを読み慣れた者にとっては「小松左京の作品によく出て来るいつものアレ」で、これといった驚きはなし。他の作品も小振りなものばかりで、特に探偵物のシリーズ2作は、元々コメディ路線を狙った作品であることは重々判るんですが、それにしても登場人物が頭悪過ぎてまったく作品世界に入り込めず、何だかな〜な感じ(^_^;
しかし、「眠りと旅と夢」この作品は良かった!この時期の一部の小松左京作品に特徴的な、壮大なスケール感と壮絶な虚無感を両立させた、思索に満ちた深遠なSF。「ゴルディアスの結び目」に収録されても遜色ないですね。この1作が収録されていることをもって、ぎりぎり☆3つか?短編集は難しいですねー。 -
まさかの飛頭蛮。
話題になってた表題作は、個人的にはあんまり…。
「幽霊屋敷」と「おれの死体を探せ」がわりとすき。 -
【「トランプ政権 予言の書」として話題、待望の復刊!】アメリカと外界との連絡が突然、遮断された!? 四十年前にトランプ大統領登場を予言した(?)表題作を含むSF界の巨匠の短編集。
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小松左京の作品
