鬼平犯科帳 決定版(二十四) 特別長篇 誘拐 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2017年12月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167909840

作品紹介・あらすじ

池波正太郎生誕100年企画として、
歌舞伎界の大看板・松本幸四郎を「鬼平」こと長谷川平蔵役に迎え、
映像化、ドラマ化。
「鬼、新時代。」が始まります!

21世紀の国民的時代小説ともいえる
「鬼平犯科帳シリーズ」全24巻の【決定版】は、
カバーデザインも見どころで、
全巻揃うと圧巻の広重の世界となります。

掉尾を飾る「特別長篇 誘拐」は、著者急逝のため未完です。
24巻には、ほかに「女密偵女賊」「ふたり五郎蔵」の2篇と、
尾崎秀樹「池波正太郎の文学」を収録。

決定版刊行にあたり、
「ふたり五郎蔵」の池波正太郎による挿画と、
江戸史研究家・秋山忠彌「平蔵の好きな食べもの屋」を新たに収録しました。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

作品は、江戸時代を舞台にした人情劇で、主人公・平蔵がさまざまな事件に立ち向かう姿が描かれています。シリーズ最終巻であるこの作品は、著者の急逝により未完のまま終わることが惜しまれ、多くの読者に感謝されて...

感想・レビュー・書評

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  • ▼池波正太郎「鬼平犯科帳」シリーズ最終巻。文春文庫の「決定版」だと24巻目。

    ▼個人的なことですが、23年の3月くらいから、

    <ちょっとした暮らしの隙間読書を、電子書籍で、鬼平犯科帳を読む>

    という習慣を始めて。読み終わるのが惜しくなって(笑)、途中中断し。まずは一度鬼平を離れて、

     「仕掛人梅安シリーズ(講談社文庫全7巻)」
     「剣客商売シリーズ(新潮文庫全16巻)」

    を同じように読んで。

    で、「鬼平」に戻ってこのたび読了。

    2年ちょっとの間で47冊読んでしまいました。お世話になりました。
     明確な欠点もあるシリーズですが(女性の描き方を筆頭に)それでもここまで時間の風雪に耐えて残っているのはなるほど面白いからなんだな、と納得。感謝です。



    ▼24巻はまたまた「特別長編」。ただし作者急逝により未完です。
    (以下ネタバレ)








    ・盗賊改方に出入りの髪結い職人「五郎蔵(密偵の五郎蔵と無関係な同名)」をめぐるエピソード。 ※これはいちおう終わっている。

    ・その話から地続きで、密偵おまさが誘拐される事件。どうやら二十三巻に出てきて捕まらずに逃げた女盗賊が絡んでいる。 ※これが未完。


    という内容。

    ▼前の二十三巻同様、「特別長編」と言いながら中編二つとも言い得る構成・・・だったんぢゃないかなあと思いますが未完なのでなんとも。
    兎にも角にも楽しませていただきました。「鬼平読本」的なものも、このあと楽しもうと思います。

  • とうとう最後の巻に。
    寂しい、と思ったのも束の間、未完で終わるなんて、思わず声を出してしまいましたよ…

    でもきっと、平蔵さんのことだから、上手くまとめてくれるはず。と思いました。

    池波先生、他にもお話を考えていたりしたのでしょうか。
    江戸の世界を楽しく、美味しそうに書いてくださって、ありがとうございました。

  • 尊敬するJR九州の唐池会長が絶賛されていたので、読み始めました。

    スピード感もあり、人情もあり、爽快・痛快・愉快な鬼平犯科帳。

    4ヶ月かかって読破しました。

    歴史物を読み続けられなかった私にも無理なく、ぐいぐい引き込まれる展開でした。

    未完のまま池波正太郎氏が亡くなられたのは大変残念です。

  • 最後は「作者逝去のため未完」とは…残念。最後まで読みたいなぁと思わせるタイミングで終わってしまっている。この24を読了し、池波正太郎の鬼平犯科帳、剣客商売、仕掛け人梅安全て読了。これから何を読もうかな…

  • 池波正太郎の連作時代小説『決定版 鬼平犯科帳 特別長篇 誘拐〈24〉』を読みました。
    『新装版 鬼平犯科帳 特別長篇 迷路〈22〉』、『決定版 鬼平犯科帳 特別長篇 炎の色〈23〉』に続き、池波正太郎の作品です。

    -----story-------------
    風が鳴った。
    平蔵は愛刀の鯉口を切る。
    雪か?闇の中に刃と刃が噛み合って火花が散った―。
    表題とした「誘拐」は、著者の長逝によって永遠の未完となったが、三十年をこえる作家としての営みの掉尾を飾る作品でもある。
    巻末に著者と長い交遊のあった文芸評論家尾崎秀樹氏の「池波正太郎の文学」を併録する「鬼平」最終巻。
    -----------------------

    文藝春秋が発行する月刊娯楽小説誌『オール讀物』に1987年(昭和62年)11月号から1990年(平成2年)4月号に連載された後1994年(平成6年)に刊行された作品……実在の人物である火付盗賊改方長官・長谷川平蔵を主人公とする捕物帳、鬼平犯科帳シリーズの第24作で最終作です。

     ■女密偵女賊
     ■ふたり五郎蔵
     ■誘拐
      ・相川の虎次郎
      ・お熊の茶店
      ・浪人・神谷勝平
     ■池波正太郎の文学 尾崎秀樹
     ■平蔵の好きな食べもの屋 秋山忠彌

    テレビドラマでもお馴染みの鬼平犯科帳シリーズ……原作となる小説も面白いです! シリーズ最終作は短篇『女密偵女賊』と中篇『ふたり五郎蔵』、5作目の長篇で著者急逝のため未完の『炎の色』が収録されています。

    おまさは、昔の仲間・お糸を茶店で見かける(「女密偵女賊」)……火盗改メの役宅にきた新しい「まわり髪結い」、その名は五郎蔵だった(「ふたりの五郎蔵」)、、、

    荒神のお夏はおまさへの思いを断ち切れず……未完となった最後の作品「誘拐」。

    「ふたり五郎蔵」の池波正太郎による挿画と、尾崎秀樹の「池波正太郎の文学」、秋山忠彌の「平蔵の好きな食べもの屋」を併録する「鬼平」最終巻!

    おまさが、かつての仲間・お糸を偶然見かけたことから始まり、女密偵たちの過去と現在が交錯するシリーズらしい人情と緊張の物語『女密偵女賊』、

    火付盗賊改方に新しい髪結い・五郎蔵が入るが、その素性に不審が生じる…… 彼の妻が行方不明であり、背後には強矢の伊佐蔵の弟・暮坪の新五郎が関わっており、2人の“五郎蔵”を軸に、鬼平の洞察と密偵たちの動きが光る『ふたり五郎蔵』、

    前巻『炎の色』から続く物語で、荒神のお夏が裏切り者・おまさへの復讐を企む……という筋立てで、緊張感の高い展開が推測されるが著者の急逝のため、これから! というところで途切れ、結末は読者の想像に委ねられる『誘拐』、

    どの作品も面白かったですねー 『誘拐』は未完なので残念ですが……全篇を通じてシリーズの余韻と喪失感が強く感じられた一冊でしたね。

    未完でありながらシリーズの魅力が凝縮された最終巻だと思います……遂にシリーズ全巻を読み終えちゃいましたねー 今は喪失感でいっぱいですね。

  • ついに読み終わってしまいました。
    しばらくは、鬼平ロスになりそうなほどのめり込みました。

  • 池波正太郎鬼平犯科帳シリーズの最終巻
    と言っても作者が執筆途中で亡くなったので最後の小説の文章が尻切れトンボに成ったので結末は想像するしかなくなっているので評価を一つ下げましたが、結末まで書いてあればいつもと変わらず★5つだったと思うともったいないし、作者池波正太郎氏のご冥福をお祈りいたします。

  • 1 2 長編 ○

  • 作者急逝のため未完で終わっている「誘拐」がとても気になるし、あらためて残念に思う。全巻で張られた伏線が回収されるはずだっただろうに...

    それとは別に、高校生の時以来 30年越しに叶った鬼平犯科帳全巻通読。感慨深い。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    おまさは、昔の仲間・お糸を茶店で見かける(「女密偵女賊」)。火盗改メの役宅にきた新しい「まわり髪結い」、その名は五郎蔵だった(「ふたりの五郎蔵」)。荒神のお夏はおまさへの思いを断ち切れず…未完となった最後の作品「誘拐」。尾崎秀樹「池波正太郎の文学」と秋山忠彌「平蔵の好きな食べもの屋」を併録する「鬼平」最終巻!

  •  私は約30年以上の遅れ、遅ればせながら池波正太郎さんの作品を辿ってきています。「鬼平犯科帳 24 特別長編 最終巻」、2017.12発行。女密偵女賊、ふたり五郎蔵、誘拐の3編。誘拐は「相川の虎次郎」「お熊の茶屋」「浪人・神谷勝平」・・・。作者逝去のため未完と。当時ライブで読んでいた方々は大きなショックを受け、著者のご冥福を心されたものと思います。捕らえられたおまさとレスビアンのお夏はどうなるのか、牢人神谷勝平への平蔵の応接は、平蔵はいつお園に義妹と語るのか・・・、読者の想像は限りなく拡がりますね!

  • まさかの未完。気になる展開の途中でプツッと終わってるけど、おまさとお夏がその後どうなったのかは読者に委ねられたと思えばいいのかな。

  • 池波鬼平の最期の作品。三度めの読み切りです。作品自体は大好きです。これが最後はいつも辛いです。「誘拐」の最後に池波先生が何を描こうとしていたのか・・・。

  • ●読んで得たもの
     長谷川平蔵の人間性

    ●感想
     登場人物が多いため頭の中で整理しながら読んだ。
     ストーリーはとても面白い。
     平蔵と彼の部下達が各々の役割を果たしており、組織として機能している。
     何ともうらやましい、こんな職場で仕事をしたい。

  • 著者急逝のため未完、最後まで読みたかった。

  • やはりキャラクターの妙。
    これが絶筆のため、さあ、これからどうなる、というところで終わり。

  • 【これが最終巻、また最初から読み返したくなる決定版】「鬼平 決定版」シリーズ最終巻。未完の表題作ほか「女密偵女賊」「ふたり五郎蔵」の全三篇。「平蔵の好きな食べもの屋」特別収録。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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