男たちへ フツウの男をフツウでない男にするための54章 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2017年12月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784167909857

作品紹介・あらすじ

男の色気はうなじに出る、原則に忠実な男は不幸だ、薄毛も肥満も終わりにあらず。悩める男性を喝とユーモアを交えて実践指導! 周囲の目ばかりを勝手に忖度して、知らず知らずのうちに気疲れしている男性こそ読むべき言葉が満載。

たとえば……

□他人とは絶対に同じ服装をしたくない

□男性と女性は完全に平等であるべきだ

□職場の上司として、若い部下をよく理解しているつもりだ

□恋人・妻に何をプレゼントしたらよいか分からない

□不倫なんてけしからん

ひとつでも当てはまる人は必読!

そのほか、外国語の習得は必要か、成功する男の4つの条件、上手に年をとるための10の戦術など、本当の大人になるためのあれこれ全54章、字を大きくした新装版。



インターネット上の言説でも、政治的な言説でもよい。現状をネガティブで頽落的なものと否定することには熱心だが、では自分自身でいかにそれを置き換えるポジティブな未来を構想し、実現するのかという視点はない。「これはダメだ」はあるが「かくあるべきだろう」という視点がない。(略)一貫する著者の毅然とした姿勢には、自分自身もこのように社会を見つめるモノサシを持つ努力を続けなければという気持ちを掻き立てられるものがある。その点でも本書はいまこそ読まれるべきものと言える。――解説・開沼 博

みんなの感想まとめ

テーマは、現代の男性が直面する課題や自己理解を深めるための実践的な指導です。著者は、歴史的な視点や身近な事例を交えながら、男らしさや魅力について考察し、読者に新たな視点を提供します。手厳しい言葉が並ぶ...

感想・レビュー・書評

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  • 男たちにとって、かなり手厳しいエッセイ。偏見ばかりの快刀乱麻。私的なことも、嘘が書けないところは歴史作家の性か。

  • 塩野さんの男とはかくあるべき。要は惹かれるオトコ、カッコいいオトコとはいかなるものかを、歴史上の人物や身近な人たちを比較して考察している。
    ただ比較といっても読者を煙に巻くような論調ではなく、コーヒーを飲みながらカフェで話してるような雰囲気。
    昼下がりのママたちが「あの人ってステキよね。なにが違うのかしら」という口調。しかし塩野さんの魔法にかかると、説得力が全く違う。

    男女問わず、人間性とは何か?を知りたければぜひ本書をおすすめする。

  • すごく文章に説得力を感じます。自分と異なる見解を述べてても言い負かされそうな…

  • 申し訳ない。
    すごく退屈でした

  •  1983年~88が初出、40年近く前か。古びた感じがしないな。成熟した人間像とはある程度普遍的なものかもしれない。だが、これを今の10代20代の子はどのように読むのだろうか。共感できるのだろうか?特に退職代行サービスにこの時点(4月末)で申し込んだ新卒の社会人の子にどう映るのか聞いてみたい。

    第38章
    「男は生きがい」「男は命」…となった場合どう思うか?に対する以下返答。

    「御免こうむりたい。煩わしいことこの上ないのでやめて欲しい」となる。
     内助の功を謳うなら、生きがいやら命といった余計なもん乗せるのやめて欲しい。自分がやりたいことをやりたいようにやってくれればそれでいい。もちろん経済的にできる範囲でとか色々注釈は付くけれど。
     まず最低限の役割分担、その義務は果たしてもらいたい。
     加えてどんな選択であれ、覚悟があればそれで良いのだが、その選択に伴う結果、その品性については一定の判断は持つだろう。これについては感情論だから嫌なものは嫌だとなる。
     だがそれも含めて覚悟ができていると言うなら、それ以上ごちゃごちゃ言うこともないから好きにおし。
     生きがいや命といった核たるものを男であれ何であれ他者に乗せるのは感心しないよ。

  • この著者の名前は知っていたんですけれども、男だか女だか分かりませんでした…女性でしたか…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    内容はこう…男として…かくあるべきか! みたいなことを教え諭してくれるようでありますねぇ…色々タメになることが書かれていたような気がしますけれども、読了後の今はすべて雲散霧消してしまいました… ←え?? 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    なんと結構前に書かれた本ではありませんか! つい最近書かれたものかと思いきや、いやぁ…良書は古びないんですねぇ…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    これからも機会があればこの人のエッセイを手に取ってみたくなりましたねぇ…一篇、一篇短いから気楽に読めますし…。

    さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 基はかなり前の作品なので、社会背景や出てくる男性、女性、作品が古いけれどそれでも面白く読める。
    ユーモアがところどころに散りばめられ、それが今でも面白いところがすごい。
    これを読んだから、フツウでない男になるかと言ったらそうではないと思うけれど、男なら1回読んでみてもいいと思う。

  • わりといまっぽいカバーの文庫本だったから最近の本かと思いながら読み始めたら、もともとは1980年代に「花椿」で書かれたものの文庫の新装版だった。
    実は塩野七生の本を読破したのって初めてじゃないだろうか。初めてにちょうどいいくだけた感じのエッセイで好き勝手(を装って?)男性論を展開している。自分の勝手な塩野七生像って研究者的な面をもち、史実に材をとりながらノンフィクションとフィクションの境い目あたりをゆく硬派な作家というイメージだったんだけど、アラフィフあたりの人生経験や外国生活を重ねた女性としての視点や、母としての顔ややっぱり戦前生まれかもと思わせるような古風なところも垣間見え、印象が近寄りやすいほうに変わった。
    冒頭に書いたように、最近の本だと思って読み始めたんだけど何だか違和感が。それは著者が1937年生まれだし、外国暮らしが長いせい(で、いまの日本の男性事情がわかってないんじゃないの)かなと思ったんだけど、1980年代に書かれたものと知って納得。だってこの本に書かれてることって、いまどきの男性たちに向けるにはハードルが高すぎる。
    たとえば「私は、電車の中でマンガ雑誌を読んでいる男は大嫌いだ」(p.327)って言っているけど、1980年代は確かにそういう男たちがいて、でもそういう振る舞いはみっともないという共通理解があったと思う。ところがいまや、電車の中で一心不乱にスマホやゲーム機を覗き没頭している男たちがわんさといるわけで、そういう輩を相手には言うのもムダってもんだろう。
    ことほどさように、ジェンダー平等が進むのはよきこととして、どうもそれを盾に責任を放棄した男たちがどんどん楽な立場になっていってるような日本社会を感じるこのごろ。武士は食わねど高楊枝みたいなやせがまん、男であるがゆえの不利を甘んじて受け入れるようなこと、高みを目指して自分を磨くことなどを放棄すると生き方に品や筋や粋がなくなるね。塩野七生は男たちへそういうことを述べているんだと思うけど、1980年代はともかく、いまとなっては時すでに遅しだろう。

  • 男を考えるために。主観の世界は理解ではなく、感じるものであり、圧倒的にセンスであることや、生き様が容姿振る舞いにも出ること、など、奥深い。

  • 人生は所詮、人間対人間の関係で成り立っているのだから。
    どんな平凡な人間にも5分の魂がある。真にヒューマンな人の周りには灯を慕うかのように人は自然に集まってくるものである。

  •  塩野七生先生の作品は、ほとんど読んだことがありません。このたびオススメくださる人があって読んでみたのですが。なぜ敬遠してきたのか、その理由がわかった気がします(笑)。

     この方は恐いんです(笑)。
     合理的で論理的で現実的な面と、ものすごい女性的な感情的な面をもっておられる。この二刀流でうちかかってこられたら、たいていの男は逃げだすしかない(笑)。そう思いました。

     私の祖母は二人とも、ものすごい現実的で合理的な人たちでしたが、こういう女性的な面はなかったように思います。ですから私にもこういう女性的な面は、遺伝子的に存在しないだろうな、と思いました。

     あと、うちの夫はあまりおしゃれではなく、それにくっついている私も二流の女ということになるようで、少しショックを受けました。しかし本人たちは別に人様に後ろ指をさされることはやっておりませんので、どう言われようと別にいいのかなとも思いました。

     それから、シンプソン夫人にエドワード公が贈った宝飾品の件なのですが。私はシンプソン夫人がどのような方だったか、よく存じませんが。
    私の考えでは、宝飾品で女を縛れる、と考えるエドワード公があまり好きではないと言うか、速攻で逃げ出したくなります。
    もしかしたら、シンプソン夫人も私とおなじようなタイプの方で、
    どんなお高いアクセサリも飽きたら速攻で売り飛ばすタイプであったかもしれず。それを防ぐためにわざわざそういう条項をつけたのかもしれないなと、思ってしまいました。

  • 【彷徨える男性たちに喝! 新装版第二弾】男の色気はうなじにある、男女不平等がおすすめ、原則に忠実な男は不幸だ――。悩める男たちに贈る、本当の大人になるための指南書。

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