京洛の森のアリス (文春文庫)

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 文藝春秋 (2018年2月9日発売)
3.57
  • (24)
  • (36)
  • (61)
  • (5)
  • (3)
本棚登録 : 706
感想 : 39
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784167910150

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • あとがきにあるように「京都をベースにしたジブリ作品のようなファンタジー」。可愛くて癒された。軽い感じで読めて、だけど核心もついてくる。自分を偽らず、人に必要とされる、そんな仕事に就けたら幸せだなぁ。

  • 読みやすくて、めっちゃ面白かった。
    望月麻衣先生も「ジブリ」ファンらしく、このお話も「ジブリ」(『千と千尋の神隠し』や『となりのトトロ』、『魔女の宅急便』) のようなストーリで楽しめました。 益々、京都へ行きたくなっちゃった。
    魔法の言葉、それは感謝の言葉を忘れてはいけないもの。そして、自分を偽ってはいけないこと。自分が心から楽しめること。を学びました。
    次巻も楽しみです♪♪

  • 望月さんの作品が好きで、図書館で見つけて借りた。
    京都によく似た場所で繰り広げられるファンタジー?ファンタジーものはあまり読まないのだけれど、チャレンジ。
    ありすは両親を亡くして叔母のもとに行くものの、叔父の対応がひどく早く家を出たいと思う。京都の舞妓修行に出たと思いきや、ついたところは京都によく似た京洛の森?昔会った男の子との約束は?京洛の世界、自分に正直であることが生きていくために必要なこと。概念の違う世界でありすが見つけた仕事は・・

  • まさに京都を舞台にしたジブリファンタジーという言葉がしっくりきた。そこにアリスの設定が加わり面白い。
    ありすの辿りついた不思議のまちで、なりたいと願えば遠い現実ではなくまもなく叶う希望のように感じる。

  • 京都をモデルにした異世界ファンタジー1冊目。装画が庭春樹さんなのでつい手に取ったのだけど、とても綺麗なお話でした。アリスというよりはカエルの王子様かな? 自分を偽らず、人に必要とされるようなすべを見つけないと生きていけないもう1つの古都。金銭のやり取りもなく、目的は自分の徳を積む為って凄い慈善的で自分勝手な世界だなぁ。でも働く事にストレスが無さそう。自分を押し殺してきたありすに心から好きな事があって良かったと思いました。自分だったらここで何をするだろう?(8/27-31)【2019-32】

  • 京都を舞台にしたお話をたくさん書かれている作家さん。ウサギとカエルのぬいぐるみが喋るって時点であるゲームが思い出されてもう最初からわくわくが止まらない…!二匹と共に、京都に似て非なる京洛の森の謎に近づいていくのですが… 。
    主人公のお供?役キャラってなんでこんなに魅力的なんだろう。『アムネシア』のオリオン、『キノの旅』のエルメスとかを思い出しました。精神的な距離が近くて、バディものともまた違った良さがあるんだよなあ。魅力的な世界感、展開もさる事ながら読者が自らを省みれる道徳的な所も良かった。

  • ほんわか、ほっこり、少しドキドキなファンタジー作品。楽しく読めました。

  • 「森の中へ」
    辿り着いた先では。
    引き取ってもらえたのは嬉しいことだろうが、こんな生活をするぐらいなら施設の方が良かったのではないか。

    「殿下の巡行」
    ようやく気づいた。
    始めに言われた言葉の意味を理解しきれないまま過ごしていたからこそ、中途半端な存在になっているのでは。

    「天職と歪み」
    夢に見ていた姿に。
    それしか道はないのであれば仕方ないことかもしれないが、固定概念に縛られては楽しむこともできないだろ。

    「はじめの一歩」
    変わるために知る。
    ここに迷い込んでしまったのは偶然かもしれないが、自分と向き合う為に必要な大切な事なのかもしれないな。

    「大原の地図屋」
    金がない世界でも。
    仕方がなかったとしても、日が暮れそうな時間帯に警戒もせず一人で歩いているのは流石に無用心過ぎただろ。

    「森の秘密」
    運良く次の仕事は。
    何をしたら若返ったのか明確な答えがあるのだから、それを活かすことが出来る職種を探してみるべきだろう。

    「王太子の微笑み」
    遠目から見れたが。
    わざわざ車で迎えにきて連れられてきたのだから、迷い込んだという可能性は0である故に何故なのか謎だな。

    「あの日の真相」
    約束をした相手は。
    どこか人より秀でたものがなかったとしても、傲慢でなく感謝を伝えられていたら周囲の反応は違ったろうな。

    「陰と陽」
    助けにいくはずが。
    何があるのか分からないのだから、一時も警戒心を解くことなく常に周囲に気を配り行動しておうべきだろう。

  • あっという間に読了。両親を事故で亡くし、貧乏な叔母に引き取られ叔父にいじめられて進学することも出来ず、京都で舞妓になるため家を出るありす。かわいそうな境遇から最後はハッピーエンド…ってストーリーはありふれてるんだけど、なかなかファンタジーの中身がおもしろかった☆パラレルワールドの京都に行ったありすは、そこで自分の存在意義を模索していく。ちょっとジブリっぽいなと思ったら作者さん憧れてたらしい。これは中学生だったらどハマりしたろうなぁ☆可愛いお話でした☆

  • 京都によく似た異世界の京洛の森を舞台にしたファンタジーの第1作。ファンタジーとしては中途半端に感じる。京都を離れた方が良かったことない?あと2冊出てるので、次作に期待

  • 両親が亡くなったために叔母に育てられたありすが、故郷の京都に戻ってくる際に不思議な世界に入ってしまい、思い出の男の子に再会するまでのお話。
    リアリティとメルヘンチックが同居していて、それでいて自分の存在意義みたいなものも考える内容。
    ほのぼのしていて読みやすいけど、特に事件らしい事件も起きないので、人によってはつまんなく感じるかも。

  • 不思議の国のアリスは高校生の時に読んでから、なぜか心に残る作品である
    アリスの心を振り向かせたいばかりに不思議な物語を語る人生を送りたいものだ
    (この世界は並行世界、心のありようが自身に降りかかってくる)

  • 京都?を舞台にしたファンタジー
    自分に嘘をつかずに生きるのって難しい。

  • 世界観は面白いが、好きな作風ではなかった。
    マンガ版もあるが、絵が、貧弱。良くも悪くも少女向け。

  • タイトルの通り、京都を舞台にした異世界ファンタジーです。
    主人公のありすは、両親を事故で亡くした後、叔母家族の元に引き取られるけど、叔父に辛くあたられ、中学を出るタイミングで舞妓さんになろうと地元である京都に向かいます。車で迎えが来てたどり着いた京都は、京都だけど不思議な世界で…というお話です。

    主人公ありすが、本を読むのが大好きな女の子で、それが、叔母宅に身を寄せていた時も、京洛の森でも助けになります。
    RPG的に(不思議の国のアリス的に)、どこに進めば良いかは要所要所で示されるので、読んでて迷子にならずに読み進められます。
    本苦手な人でも楽しく読めるお話じゃないかと。
    途中の、叔母さんからの手紙は、うるっと来ちゃいます。

    3巻まで出てるみたいなので、続きも読んでみようと思います。

  • 少女漫画のようで読みやすかった
    安心できる展開

  • かわいい話だった。ミステリかと思ってたらファンタジーだったね。京洛、いいなぁ。行ってみたい。まぁ、無理してるって追い出されそうだけど。浦島太郎はここから追い出されたのかな(笑)。

  • 京都寺町三条のホームズシリーズにハマってしまい同じ著者つながりでこちらの作品も読んでみました。京都~とは一転してファンタジーものですが、物語の中心には深いテーマが設定されているようで侮れない一冊だと思います。
    主人公の迷い込んだ世界、そこはお金のいらない、でも自分を偽らず、人から必要とされる状態であることがそこに存在していられる条件、というもの。それゆえ皆、お金がいらない世界であるにも関わらず働こうという意志をもち暮らしてゆく・・・。
    この自分を偽らず、というところがなかなか難しいですね。主人公自身も舞妓修行をはじめるも自らが望む仕事ではなかったことから老人化してしまいます。自分では望んだ仕事だと思い込んでいただけにショックを受けるという展開なのですが、これ、すなわち自分でも自分の本当の望みに気付かない、わからない、世間の価値観に惑わされてしまって自分の心の声に気付かないということが我々の日常でもたくさんあるはず、そういった状態へのアンチテーゼというか警鐘みたないなものなのかな、と思いながら読んでいました。
    ラストの菖蒲を救出していくところは俄然盛り上がった感があり一気に読み進めることができました。ホームズシリーズとはまた違ったオモシロさでした。

  • 表紙の雰囲気からくる先入観で読み始めたが本格的な和風ファンタジーだと感じた。前半で様々な伏線がすこしずつ判明してきて飽きずに読めた。面白い世界観ですね。自分を偽らす、徳を積むことで存在を許される設定といい、六芒星とパラレルワールドといい。根底のフォーマットはおとぎ話というところも一貫性があります。この設定で色々なストーリーが描けそうです。
    機会があれば続編も読みます。

  • 好きなことを仕事にする。それは幸せなことだとは思うけど、本当に自分がやりたいことを理解するのは難しいのかもしれない。そんなことを思いながら読んでいた。
    辛い状況に置かれたありすが「逃げたい」と思うのは自然なこと。その方法を自分で見つけてきたのだから偉いとも思う。優しい人たちの手助けを得た今、いい方向に真っ直ぐ進んでいって欲しい。

全34件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

北海道出身、京都在住。2013年にエブリスタ電子書籍大賞を受賞しデビュー。2016年『京都寺町三条のホームズ』(双葉文庫)が京都本大賞を受賞。同シリーズをはじめ「満月珈琲店の星詠み」(文春文庫)、「京都 梅咲菖蒲の嫁ぎ先」(PHP文芸文庫)、「京都船岡山アストロロジー」(講談社文庫)、「わが家は祇園の拝み屋さん」「京都下鴨 かみさまのいそうろう」(ともに角川文庫)シリーズなど多数。

「2025年 『アンソロジー 極彩色の後宮』 で使われていた紹介文から引用しています。」

望月麻衣の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×