京洛の森のアリス (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 191
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167910150

感想・レビュー・書評

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  • 世界観は面白いが、好きな作風ではなかった。
    マンガ版もあるが、絵が、貧弱。良くも悪くも少女向け。

  • タイトルの通り、京都を舞台にした異世界ファンタジーです。
    主人公のありすは、両親を事故で亡くした後、叔母家族の元に引き取られるけど、叔父に辛くあたられ、中学を出るタイミングで舞妓さんになろうと地元である京都に向かいます。車で迎えが来てたどり着いた京都は、京都だけど不思議な世界で…というお話です。

    主人公ありすが、本を読むのが大好きな女の子で、それが、叔母宅に身を寄せていた時も、京洛の森でも助けになります。
    RPG的に(不思議の国のアリス的に)、どこに進めば良いかは要所要所で示されるので、読んでて迷子にならずに読み進められます。
    本苦手な人でも楽しく読めるお話じゃないかと。
    途中の、叔母さんからの手紙は、うるっと来ちゃいます。

    3巻まで出てるみたいなので、続きも読んでみようと思います。

  • 少女漫画のようで読みやすかった
    安心できる展開

  • かわいい話だった。ミステリかと思ってたらファンタジーだったね。京洛、いいなぁ。行ってみたい。まぁ、無理してるって追い出されそうだけど。浦島太郎はここから追い出されたのかな(笑)。

  • 京都寺町三条のホームズシリーズにハマってしまい同じ著者つながりでこちらの作品も読んでみました。京都~とは一転してファンタジーものですが、物語の中心には深いテーマが設定されているようで侮れない一冊だと思います。
    主人公の迷い込んだ世界、そこはお金のいらない、でも自分を偽らず、人から必要とされる状態であることがそこに存在していられる条件、というもの。それゆえ皆、お金がいらない世界であるにも関わらず働こうという意志をもち暮らしてゆく・・・。
    この自分を偽らず、というところがなかなか難しいですね。主人公自身も舞妓修行をはじめるも自らが望む仕事ではなかったことから老人化してしまいます。自分では望んだ仕事だと思い込んでいただけにショックを受けるという展開なのですが、これ、すなわち自分でも自分の本当の望みに気付かない、わからない、世間の価値観に惑わされてしまって自分の心の声に気付かないということが我々の日常でもたくさんあるはず、そういった状態へのアンチテーゼというか警鐘みたないなものなのかな、と思いながら読んでいました。
    ラストの菖蒲を救出していくところは俄然盛り上がった感があり一気に読み進めることができました。ホームズシリーズとはまた違ったオモシロさでした。

  • 表紙の雰囲気からくる先入観で読み始めたが本格的な和風ファンタジーだと感じた。前半で様々な伏線がすこしずつ判明してきて飽きずに読めた。面白い世界観ですね。自分を偽らす、徳を積むことで存在を許される設定といい、六芒星とパラレルワールドといい。根底のフォーマットはおとぎ話というところも一貫性があります。この設定で色々なストーリーが描けそうです。
    機会があれば続編も読みます。

  • 好きなことを仕事にする。それは幸せなことだとは思うけど、本当に自分がやりたいことを理解するのは難しいのかもしれない。そんなことを思いながら読んでいた。
    辛い状況に置かれたありすが「逃げたい」と思うのは自然なこと。その方法を自分で見つけてきたのだから偉いとも思う。優しい人たちの手助けを得た今、いい方向に真っ直ぐ進んでいって欲しい。

  • 京都で育ったありすは、事故で両親を失い、東北に住む叔母夫婦に引き取られて十五歳まで育つ。

    叔父はありすを邪険にし、高校にも通わせてもらえない。

    そんな境遇から抜け出し、幼い日に糺の森で出会い、結婚の約束をした少年、蓮との再会を夢見て、京都で芸妓の修業をしようと思い立つ。

    置屋から来た迎えに連れられて行った京都。
    しかし、そこは現実の京都に似ている、異世界「京洛の森」だった、というわけで。
    ありすはこの世界のルールを理解しようと冒険をする。

    ありすを森に導くのは、うさぎのナツメと、カエルのハチス。
    不思議の国のアリスというより、鳥獣人物戯画?

    その異世界は、自分が心からしたいことをして、誰かに必要とされることが、生存のルール。
    そしてそうやって「徳を積む」と、やがて天上界に転生するらしい。

    これはもしかすると、ディストピアなのではないのか?と思うのは私だけか?

  • 2019/2/23~2/26

    幼いころに両親を亡くし、引き取られた叔母の家でも身の置きどころのない少女ありすは、遠く離れた京都で舞妓修行を決意する。彼女のもとにやってきた老紳士に連れられて訪れた京都は不思議な世界だった―。ともに人間の言葉を話す、カエルのハチスとウサギのナツメと、ありすは京洛の森の謎に触れていく。

  • アリスの可愛らしくも芯の通った人柄に好感が持てる。
    京都のような世界観も現実との違いが面白い。

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著者プロフィール

望月 麻衣(もちづき まい)
北海道出身・京都府在住。2013年、E★エブリスタ主催「電子書籍大賞」を受賞し、作家デビュー。
2016年『京都寺町三条のホームズ』で第4回京都本大賞を受賞、『月刊アクション』でコミック化された。同作は2018年7月からテレビ東京系でアニメ化。

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