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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784167910167
作品紹介・あらすじ
苦しむことなく、この世とおさらばしたい――。死を渇望して樹海に溶け込む人間たちと、彼らとともに運命という名の濁流に巻き込まれていく人びとを描いた6つの連作短篇集。
「それぞれの短編に、長編一本分の着想が詰まっています」――鈴木光司
富士の裾野に広がる樹海で自殺を遂げた原田正吾。自殺をしようと入った樹海で原田の死体を見つけた井口輝子。原田も井口も幼児期からの親からの虐待によって性格を歪められて、大人になってから虐待の連鎖に苦しんでいた。ヤクザからの暴行により、瀕死の重傷を負ったまま車のトランクに入れられ樹海へ運ばれていく細田剛。不倫スキャンダルから転落人生に陥り、難病に冒された元女優の篠沢遠子。失業し、家族には見放され、引きこもりの長男の突然死から失踪したホームレスの矢掛弘。
樹海に入る人間も、入らない人間も、生まれ落ちたその瞬間から不幸の連鎖に巻き込まれ、因果応報の報いを受けていく。救いようのない人生を生きなければならなかった人間たちの生と死を描いた6つの連作短篇集。
感想・レビュー・書評
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鈴木光司『樹海』文春文庫。
青木ヶ原の樹海をモチーフにした6編から成る連作短編集。ホラーっぽい感じの『偏在』と『娑場』まではストーリーの繋がりも良く、なかなか面白かったのだが、『報酬』を頂点に、『使者』『奇跡』『禁断』と尻すぼみにつまらなくなる。
鈴木光司はかなり読んでいるのだが、代表作にして最高傑作の『リング』を超える作品とは未だに出逢えていない。 -
最初の2編のリンクが読んでいて面白かった。
そのあとはちょっと無理やり感が…。 -
樹海の仏さんが腐っていくスタートからまさかこのような展開になるとは。
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樹海を中心に生と死の短編が少しずつ重なり
長編のようになっている
読み応えがある話だった
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大家が伸び伸び書きたいものを書いた風があって、その、大変よろしいかと存じます。
樹海がテーマで鈴木光司の短編集と聞くと、私のような浅薄な読み手は仄暗い水の底からとかを想定して臨むのですが、絶対そこを織り込み済みでずらしてきてますよね、これ。 -
作者の名前,タイトルそして帯にすっかり翻弄されてしまった。ホラーではない。分類が難しい。色々と盛り込んで得体の知れないものになった感。掴みどころがなく軽い苦痛を感じた。
あらすじ(背表紙より)
樹海―それは社会の底辺で生きることに疲れた人びとの終焉の場。虐待、借金、失業、薬物中毒…悲惨で救いようのない人間たちは、生きる苦しさから解放されるため、次々と樹海へ足を踏み入れる。弱者を生みだし、死へと導いたものとは何か。親と子の恐ろしい因縁が引き起こす、不幸の連鎖を描いた連作短編集。 -
【歪んだ親子関係が生みだす悲劇】苦しむことなくこの世とおさらばしたい――。死を渇望して樹海に溶け込む人間と、彼らの運命に巻き込まれる人々を描いた連作短篇集。
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