億男 (文春文庫)

著者 : 川村元気
  • 文藝春秋 (2018年3月9日発売)
3.24
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  • レビュー :24
  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167910266

億男 (文春文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 先に言うけど『世界から猫が消えたなら』の概念の方が好きかな。

    途中から、展開は分かってしまう。
    ただ、結末をどうするか難しいだろうなあと思いながら読んでいた。

    「億男」はお金にどんな答えを見出すのか、そして妻と娘にどんな答えを見出すのか。

    何かを得れば、何かを失う。
    それは、当たり前のことなんだろうか。
    生きていく上で、全ては得失だとは言える。
    でも、「何か」を得ることに関わって「何か」を失ってしまう、そういうものなんだろうか。

    それがなくても、生きていける。
    それがなくては、生きていけない。
    今の自分にとっての、知足の範囲みたいなものは考えさせられる。

    それなら、お金があって変わってしまった自分は「失って」しまったものに入るのだろうか。

  • 2018026

    突然、3億円が手に入った男のお話。

    お金は手段であって、目的ではないと言うけど、お金があれば、悩みの半分は解決するのかなと思ってしまう。対人関係が苦手だけど、お金があれば働かなくても生きていけるという選択肢もあると思う。生きていく上で大部分のプロセスはお金を稼ぐことにあるような気がします。

    最近流行りのビットコイン、株式投資。ひとの欲望を増幅させる役目を果たすのが現金。

    それでも所詮、ひとが作ったシステムでしかない。たかが現金。されど現金。

    チャップリンの人生に必要なもの。それは勇気と創造力と、ほんの少しのお金さ。
    ほんの少しのお金に振り回されるひとと、振り回されないひとの差ってなんでしょう。

    個人的には、健康と時間が人生の資産だと思う。

  • お金の見方が変わる。お金になにを期待して使って来たのかなと、改めて思う。
    お金で幸せが買えるとどこかで強く思ってた。一旦頭を空にして、お金と共にどんな風に過ごしたいか頭に描いて行きたい。ワクワクします。

  • ずっと身近にありながらもその正体はよく分からず、多すぎても少なすぎても困ってしまう「お金」。一男(かずお)と九十九(つくも)という二人を主人公にしながらもこの本の真の主役はお金かも。チャップリンやサウンドオブミュージック、落語に実在の人物たちの名言などが散りばめられていてストーリーそのものよりそういった雑学みたいなことが面白かったです。ストーリー(というか主題というか)の「お金」と幸せの関係については結局というかやっぱりというか、各自お考えください的な終わり方で不完全燃焼。映画化されるそうで文庫版の解説は主演俳優さんが書かれていました。

  • 2年ほど前に衝動買いして、読んでガッカリした記憶。
    内容は驚くほど覚えていない。
    おもんなかった、ガッカリしたという記憶しかないという事は、それほどつまらなかったのだろう。

    まぁ、映画化したら案外おもしろそうかも。



    以下、読書メーターの感想。



    宝くじで3億円を得たある男の物語。『お金と幸せの答え』とは何か?がテーマの本だけど、その答えについて明確には書かれていないと思った。

    この手の作品はいつもそうだ。
    結局はその答えは曖昧で、てゆうか人それぞれ違うものだから自分で見つけようとしなくちゃいけない。
    決して書くことは出来ないんだろうなぁ。
    とは言え、風呂敷を広げた割には尻切れトンボでガッカリ。。。

  • 映画化になるとのことで読んでみた。結構、面白かったと思う。お金で買えるものをどんどん買っていく事で、今度は買うものがなくなってくる。そのとき幸せはどこで感じるんだろうか?地味にポイント貯めたり、割引セールの時に買い物することも幸せの一部かも。

  • 宝くじを買いたくなってしまった。

  • 「億男」
    公開日:2018年10月19日
    兄が多額の借金を残して蒸発し、一男はパン工場で働きながら借金を返済していた。妻は一男に愛想を尽かし、離婚届を置いて娘と家を出ていった。ところが一男は突如宝くじで3億円を当てる。一男は、大学時代の親友、九十九にアドバイスを求めたが、再会ののちに泥酔した一男が覚醒したとき、3億円と九十九は消えていた。
    キャスト:佐藤健、高橋一生、藤原竜也、北村一輝、沢尻エリカ、池田エライザ
    監督:大友啓史
    http://okuotoko-movie.jp/
    Twitter https://twitter.com/okuotoko_movie

  • お金って何だろう?と思ったときに目に留まった一冊!!お金とは人間が作り出したものであり、互いの信用の上に成立しているものだと改めて認識させてくれた一冊。

  • 人生に必要なもの。勇気と想像力と、ほんのちょっとのお金。

    良く、売上は信頼、お金は信頼、といった言葉を耳にする。しかし、お金を選んだことで信頼を喪う例は、枚挙に暇がないだろう。お金の本質が信頼なのだとすれば、何かを信じること、人を信じることこそが、何より大事なのかもしれない。

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