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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167910402
作品紹介・あらすじ
『怖い絵』シリーズ著者の絵画エッセイ
2017年に兵庫と東京で開かれ、記録的な来場者数となった
「怖い絵展」。その特別監修者を務めた中野京子さんの
『怖い絵』シリーズに並ぶ人気作が『名画の謎』シリーズです。
シリーズ3作目となる「陰謀の歴史篇」では、
フェルメール、ラファエロ、ゴヤ、ブリューゲルといった
時代を代表する画家たちが残した名画の数々を読み解きます。
そこには、権力へと強欲な手を伸ばし、運命に翻弄され、
恋に身を焦がす人々の営みがときに鮮やかに、
ときに冷酷に描かれています。
中野節は、今作でも健在。
画家を魅力し、世間を騒がせた人間たちのドラマに迫ります。
文庫版の解説は、宮部みゆきさん。
中野さんの著作の大ファンだという宮部さんが、
熱い思いを綴ってくださいました。
絵の中で語られている物語を知れば、
絵画鑑賞は何倍も楽しくなる。
そして、
絵を見れば、歴史はもっともっと面白くなる!
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
名画に秘められた歴史や運命を探るこの作品は、著者が描く絵画の背後にあるドラマを通じて、読者に新たな視点を提供します。フェルメールやゴヤなど、時代を代表する画家たちの作品を取り上げ、彼らが描いた情景や人...
感想・レビュー・書評
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名画に秘められた、歴史と運命に翻弄されたドラマを探る。
01 消えた少年たち 02 産業革命とパラソル
03 甲冑のダンディズム 04 メディチ家出身のローマ教皇
05 トロイア戦争の悲劇 06 イタリア逃避行のゲーテ
07 私的通信 08 大自然の脅威
09 価値の転換 10 異端審問所の妖怪たち
11 無敵艦隊 12 あふれかえる死
13 笑うコサック 14 ナチス時代の恋わずらい
15 死にゆくピエロ 16 奇蹟の瞬間
17 凶暴な選挙戦
カラー画像、家系図、その年代の主な出来事の年表が適宜有り。
コラム有り。
絵画を描く画家、絵画に描かれた人物。その時代は?
絵画の中に秘められた歴史と欲望、運命に翻弄された人々を探る。
実際の陰謀自体は少なめです。が、描かれた何かに込められた
意図を図れば、意味深長でミステリー。陰謀の香りが漂います。
人物の表情のみならず、衣服や装身具、手に持つもの、しぐさ、
人物の配置等にも、絵に秘められた何かが秘められています。
これらを読み解くことで得られる情報は、当時の情勢を知るにも
有益で、絵画の見方が変容します。
加えて、画家や描かれた人物の運命・・・欲望に絶望、恋愛等の
エピソードが、分かり易く簡潔で語られるのが、良かったです。
ゲーテがイタリアに逃避行した理由。
異端審問の事実を描かずにいられなかったゴヤの心情。
美麗な甲冑にはとんでもない事実が・・・汚物まみれでも脱げない! -
夢中で読んでしまった。文章がリズミカルで読みやすくてワクワクします。ゴヤの素描が見たくなって素描だけ集めた画集を探してみたらものすごい値段でひっくり返った。お手頃価格の画集から読んでみます。
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ホガース作品の賑やかさと人間味あふれる感じ、本当にいいなあ
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分かりやすくて面白い 初心者向けかな
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11月ラストの一冊はこちら。
おなじみ、中野京子さんのアートミステリーブック。
「名画の謎シリーズ」より、第3弾。
中野京子さんの本は、アートガイドのようで、何だか西洋美術史ミステリーのような、ワクワクさせる味わいもあるのが良いよね。
取り上げるアート作品の解説だけでなく、それが描かれた国やヨーロッパの当時の背景など、名画を通して神話や世界史も勉強できるという魅力の詰まった一冊。
スーラの「グランドジャット島の日曜日の午後」、フェルメール「恋文」、エルグレコ「ラオコーン」、ブリューゲルの「死の勝利」など、国、時代を行き来して、17作品を紹介している。
フェルメールの章での、オランダ画家のことに関しての記述が興味深かった。
17世紀のオランダ黄金時代。オランダでは中産階級の人々が狭い部屋に飾るために絵を買い求めた。
そのためにオランダの絵は、フェルメールのように小さい作品が多かったらしい。
まだ、その当時のオランダ画家は兼業が多かったらしく、フェルメールは画商も務めた。
そのためにフェルメールの作品数が非常に少なかったとも言われる。
また、オランダは「耳の人」でなく「眼の人」という表現もなるほど、と思った。
確かにオランダは思いつく作曲家がいない。でも、画家は、ゴッホ、モンドリアン、レンブラント、など沢山思いつく。
逆に、ドイツ人は「耳の人」らしい。
確かにドイツには3大Bのバッハ、ベートーヴェン、ブラームスがいる。
でも、有名画家は少なく、未だデューラーがその座を欲しいままにしているらしい。
巻末の宮部みゆきさんによる解説も面白かった!
確かに教科書では冷遇されている画家も、中野さんの手にかかれば興味が湧いてくるマジックにかかってしまう。
名画の謎シリーズ、読破してみよう。
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はじめての中野京子さんの本
かなり読みやすい!
原田マハさんの小説より、エッセイという感じなので初心者の方におすすめかも
世界史に興味がある方にもおすすめ! -
「怖い絵」の中野京子が解説するシリーズ。今作は歴史上の有名人だけでなく大衆にもスポットを当てている。それぞれの作品が描かれた背景が分かりやすく書かれていて、中世の人々の残酷さや力強さ、したたかさなどがリアルに伝わってくる。
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絵画は知識を持った眼で鑑賞すると
こんなにも面白く
そして心に響くものだと
中野京子さんが教えてくれるので
私の絵画好きは加速していきます。 -
このシリーズは怖いのかなと思って手を出せずにいたのですが、図書館で見つけてついに手に取りました。結果、読んでよかった!この巻に関しては怖くはなかったです。コロナ前は美術館にもよく行きましたが、この本を読んだ今なら、鑑賞時間は倍以上になりそう。怖い場面の絵画ももちろんありますが、軽妙な語り口かつ深い解説で、非常に興味をそそられます。食わず嫌いせず、他の巻も読んでみたくなりました。
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絵画の場面の歴史的背景、隠された意図等々分かりやすく楽しめる文章で説明されています。
初見の絵画もありますが説明を読み拝見すれば馴染んだ絵画のように感じられるから不思議。文章の力ですね。
『時の娘』が面白そうで読んでみたくなりました。 -
はじめに
01 消えた少年たち
02 産業革命とパラソル
03 甲冑のダンディズム
04 メディチ家出身のローマ教皇
05 トロイア戦争の悲劇
06 イタリア逃避行のゲーテ
07 私的通信
08 大自然の脅威
09 価値の転換
10 異端審問所の妖怪たち
11 無敵艦隊
12 あふりかえる死
13 笑うコサック
14 ナチス時代の恋わずらい
15 死にゆくピエロ
16 奇跡の瞬間
17 凶暴な選挙戦 -
たかが絵に感情移入してしまう面白さ。
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01 消えた少年たち
ドラローシュ『ロンドン塔の王子たち』
02 産業革命とパラソル
スーラ『グランド・ジャット島の日曜日の午後』
03 甲冑のダンディズム
ティツィアーノ『カール五世騎馬像』
04 メディチ家出身のローマ教皇
ラファエロ『レオ十世と二人の枢機卿』
05 トロイア戦争の悲劇
グレコ『ラオコーン』
トロイア戦争はほんとうにあったのか
06 イタリア逃避行のゲーテ
ティッシュバイン『カンパーニャのゲーテ』
07 私的通信
フェルメール『恋文』
オランダの画家
08 大自然の脅威
ターナー『吹雪、アルプスを越えるハンニバルとその軍勢』
09 価値の転換
デューラー『メランコリアⅠ』
10 異端審問所の妖怪たち
ゴヤ『異端審問の法廷』
11 無敵艦隊
ガウアー『エリザベス一世』
12 あふれかえる死
ブリューゲル『死の勝利』
13 笑うコサック
レーピン『トルコのスルタンへ手紙を書くザポロージャ・コサック』
14 ナチス時代の恋わずらい
グロス『恋わずらい』/同『自殺』
15 死にゆくピエロ
ジェローム『仮面舞踏会後の決闘』
16 奇蹟の瞬間
ベッリーニ『荒野の聖フランチェスコ』
17 凶暴な選挙戦
ホガース『選挙の饗宴』 -
昨年開催された「怖い絵展」を観に行きたかったが、大混雑してると聞いて泣く泣く断念。その後、とある雑誌にて本シリーズのことを知り、機会があれば読んでみたいと思っていた。
第3弾のテーマは「人間」。さまざまな愛憎や権力争い、それに伴う恐怖が臨場感を持って描かれる。”陰謀“という切り口は間口が広く、ピンとこない作品もあるが、解説がわかりやすいのであまり気にならない。作中の人物像、時代背景から、画家の経歴、作品が評価されるようになった経緯まで、多様な角度から展開する各作品のストーリーは奥深くて読み応え十分。
小説や戯曲にちなんだ目線も多く、『時の娘』の薔薇戦争、『Q』の宗教改革は、本書であらましを知った上で読書すればもう少し理解できたのかなーと思ってみたり。点で何となくわかった気になっていた時代の流れを、線としてざっくり解説してあるのが有難かった。国によって絵画や画家のポジションも違っていたりと、絵画にまつわる雑学も豊富で飽きない一冊だったのでリピートするかも。 -
【美しい絵画に秘められた歴史ドラマ】フェルメール、ゴヤ、グレコなどが描いた絵画から読み解く時代の息吹と人々の思惑。『怖い絵』シリーズも人気の著者の絵画エッセイ。
著者プロフィール
中野京子の作品
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