まったなし (文春文庫) まんまことシリーズ 5

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  • 文藝春秋
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レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167910440

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  • まんまことシリーズ第5弾。
    町名主の跡取り・麻之助が町中の問題を解決して行く話で、江戸時代の日常ミステリ。
    短編連作。
    今作は麻之助の親友の清十郎が絡む事件が起きる。
    色んな人の縁談が絡み、さらに義母お由有の過去も絡んでくる。
    さらに色々なことが起こりそうな予感を感じさせる巻です。

  • 清十郎、とうとう…!良かったね。お由有さんはどうなるんだろう…

  • 江戸の町で発生する町民通しのちょっとしたいざこざを、町名主の跡取りが華麗に解決。

  • 八木清十郎の嫁に誰がなる??町名主の八木家の今後を睨んでひと騒ぎ。色男はつらいねぇ。
    見守る麻之助が少し哀しい。麻之助こそ、お寿ずさんをその身のうちに住まわせたままでも愛しんでくれる人に出会えるといいね

  •  『まんまこと』シリーズ第5作。町名主・高橋家の跡取りである麻之助は、まだ悲しみが癒えない。一方、盟友・清十郎は、周囲からの嫁取りの圧力が、いよいよ強まり…。固定フォーマットながら、気になる展開もある。

     「まったなし」。まだ若い他家の町名主に泣きつかれた結果、三家分の相談事を一手に抱えた麻之助。同時に揉め事が降ってくるのはお約束だが、そもそもの発端とは…。個人的に、彼を責める気にはなれない。一人前になってほしい。

     「子犬と嫁と小火」。タイトル通りです。町名主としても、処遇に苦慮するであろうケース。現代社会にあてはめても、難儀するだろう。決着はさせたものの、苦い読後感が残る。これでよかったのか。いつまでも悩み続けるに違いない。

     「運命の出会い」。このシリーズとしては珍しい、大変説明しにくい内容。そういうことなのだろうと、読みながら想像はつく。あちらのシリーズだと考えると、納得できなくはない。やや尻切れとんぼな結末に、不安が残るが…。

     「親には向かぬ」。病に冒され、店を畳むことにした店主。すると、やっかいな問題が…。現代社会でも聞く話だろう。実力行使に出た相手に、どう対抗するか。本気で怒らせてはいけない男を、敵に回してしまったようだ…。

     「縁、三つ」。麻之助が知らぬうちに、勝手に裁定をした輩がいた。尻拭いをする麻之助。本格っぽい解決編がある上に、裁定は思わぬ方向に転がる。顛末がとても気になるところだが、最後の最後に急展開。めでたしめでたしか?

     急展開を受けて「昔から来た文」。ところが、とんとん拍子には進まない。その原因を調べると…。詳しくは書けないが、なぜこんな仕打ちを、と苦い気分にさせられた。これは一応決着なのだろうか。何だか波乱含みの結末で、すっきりしないなあ。

  • 2018年4月19日購入。

  • 色男の町名主清十郎の縁談話
    そしてずっと引きずってきた、お由有の麻之助に係わる過去が明らかになる。

    清十郎がつきあってきた娘達は皆過去を振り返ることなく前に進んでいた。皆たくましいねぇ。
    それに比べて、麻之助は。。。

    お気楽なふりをする麻之助の周りから、一枚、一枚とベールがはがされてゆく。
    麻之助が成長し、お気楽なふりで、身を守る必要がなくなり前に進む日は、いつだろうか?

  • じつはいままで麻之助に思わせぶりな態度を取る「お由有さん」が、あまり好きではありませんでした。
    真実を知ったいま、いつかどこかで、二人の時間が重なる日がくればいいねと、ほんの少し思う自分がいます。

    私は「お寿ずさん」が好きなので、できれば麻之助には、このまま一人でいて欲しいんですけどね(笑)

    今回は清十郎の結婚相手を探す話なのですが、私のお気に入りは「親には向かぬ」。
    丸三とお虎、カッコいいです!
    特にお虎は粋な、いい女でした♪

  • 地に足がついてないようなふわふわした遊び人気質な主人公が、持ち込まれた様々ななぞを解き明かしていく。それにしてもまさかこんな展開になるとは……。どうなってしまうのか先が気になります。

  • うーん、ネタ切れか。
    しゃばけシリーズに続き、このシリーズもマンネリ化してきたなぁ。
    話が全部似たりよったりで、残念。
    麻之助もほぼ若旦那だし。

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プロフィール

畠中 恵(はたけなか めぐみ)
1959年高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学(現・名古屋造形大学)ビジュアルデザインコース・イラスト科卒業後、漫画家アシスタントと書店員を経て、漫画家デビュー。そして故・都筑道夫の創作講座を受講。『しゃばけ』が第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、本作でデビュー、作家となる。
『しゃばけ』シリーズが代表作で、『しゃばけ』『ぬしさまは』はNHKラジオドラマ化された。2011年、『ちょちょら』で第24回山本周五郎賞候補。2016年『しゃばけ』シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。

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