キングレオの冒険 (文春文庫 ま 41-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 109
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167910501

作品紹介・あらすじ

京都を舞台にスター探偵が駆ける!京都の街で相次いで起きた殺人事件。なぜかすべて、シャーロック・ホームズ譚を模していた。解決に乗り出したのは、日本探偵公社の若きスター・天親獅子丸と、助手の大河。大河は獅子丸をモデルにした『キングレオ』シリーズのスクリプトライターでもあった。無関係に思われた事件を追っていくと、謎の天才犯罪者の存在が浮かびあがってくる。エスカレートする犯人の挑発。獅子丸はついに、師である老獪な名探偵と対決することに!有栖川有栖さんも「なるほど、これは名探偵だ。その推理は、速い、鋭い、面白い」と推薦!!ロジッックとキャラクターの魅力を兼ね備えた新たな名探偵小説の誕生です。解説・円堂都司昭

感想・レビュー・書評

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  • 京都が舞台の探偵小説。
    設定は好みなのに全く入り込めず挫折。

  • あんまりこういう本は読まないのだけどたまに息抜きがてら出来心で読んでしまう。たまに「アタリ」もあるけど今回は微妙…。明治時代から警察と協力して「推理」だけを請け負ってきた機関「日本探偵公社」という設定は面白いと思う。京都が舞台になっているけれど、登場人物の9割は標準語を喋っているし、京都ならではの事件というのもないので、あまり意味はなかった気がする。京都出身の人間が読むメリットは、よみがななしでも地名がスラスラ読めること、程度。

    人気探偵・天親獅子丸(あまちかししまる)通称キングレオは容姿端麗、頭脳明晰、運動神経抜群という全方位隙なし文武両道無敵の俺様キャラ。その従兄弟で助手を務める天親大河(あまちかたいが)は小説家志望だが、探偵公社の広報活動の一環として探偵キングレオの活躍を小説として書くスクリプトライターの仕事も請け負っている。

    ミステリー連作であると同時に、ホームズとワトソンを模したこの二人のバディものでもあるのだけれど、正直このキャラクターのどこにも新味がない。俺様キャラに献身的な助手、あまりにもベタな組み合わせで既視感だらけ。そして二人の関係を女性部下に誤解させるなど、あからさまな腐女子ホイホイな展開も、あからさますぎてむしろ萎える。大河の妹・陽虎(ようこ)は美少女だがボクっ娘、美少年にして犯罪の天才・城坂論語など、ラノベ的キャラが大渋滞。

    赤影連盟/踊る人魚/なんたらの紐/白面の貴公子/悩虚堂の偏屈家、とサブタイトルと事件内容もホームズのパロディにもなっていて、ミステリー好きなら唸るものがあるのだろうか、私はそれほど得意ジャンルではないので、なんとも言えない。ヒマつぶしにはなるけれど、つぶしたいほど暇があるわけでもないので、読んだ時間がちょっと勿体なかった・・・ごめんなさい。

  •  こういうけれん味のあるミステリは面白い。
     そしてルヴォワールシリーズ読んでいるとにやにやしてしまう。
     逆に言えば、シャーロックノートやルヴォワールシリーズを読んでいる人向けかもしれない。

  • 2018年80冊目。所謂ホームズ&ワトソンもの。作者の他シリーズの世界も絡んできて、贅沢な内容。探偵に振り回されつつも、要所で二人の信頼関係が窺えるのが読んでいて楽しい。事件そのものは本家のオマージュで、好きなものを好きなように書いていて、それがいい意味で伝わってくる。

  • 名探偵が京都の街を守るお話。
    意外と面白かった。
    悪者もの登場したし、続きかありそう。

  • 残念ならが教養の無い私はホームズシリーズなど読んだことはなく、ホームズパロディを楽しむことはできなかった。     
    チート設定の名探偵とその助手が織り成すミステリー。    
    相変わらずミステリーの質は高い、と思う。     
    これ続刊ありそうだけど、シャーロック・ノートの方も気が向いたらよろしくお願いします……。

  • 京都を舞台にしてホームズをモチーフにした連作短編集ですが、意外にホームズ感はない。敵役も出てきているので、次の巻以降はもっと面白いかも。

  • 「赤影連盟」
    「踊る人魚」
    「なんたらの紐」
    「白面の貴公子」
    「悩虚堂の偏屈家」

    若き超人探偵・天親獅子丸を主人公にした物語。
    円居挽の語り口×シャーロック・ホームズ感を楽しめる物語。
    それぞれの短編も凝ってはいるが、個性的な人名が入ってきにくい。

  • 円居挽の最新作。
    ホームズのパスティーシュ×京都というなかなか見かけない取り合わせ。コミカルでもあり、シリアスでもあり、面白かった。続編もありそうだし楽しみ。

  • 【若き超人探偵VS天才犯罪者、勝つのは!?】京都の街で相次ぐ殺人事件。それは何故かホームズ譚を模していた。「日本探偵公社」の若きスター・天親獅子丸が解明に乗り出す!

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著者プロフィール

1983年、奈良県生まれ。京都大学卒業。京都大学推理小説研究会に所属し、2009年に『丸太町ルヴォワール』で講談社BOXよりデビュー。同作から始まる『ルヴォワール』シリーズ(講談社)のほか、『キングレオの冒険』(文藝春秋)、『シャーロック・ノート』(新潮文庫nex)などの著作がある。

「2019年 『FGOミステリー 翻る虚月館の告解 虚月館殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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