玉依姫 八咫烏シリーズ5 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 362
レビュー : 46
  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167910617

感想・レビュー・書評

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  • 前作までとは趣が違う。正直言うと,こちら側との関係を持ち出してほしくなかった。せっかく作り上げた世界観が薄れてしまう。
    あらすじ(背表紙より)
    高校生の志帆は、かつて祖母が母を連れて飛び出したという山内村を訪れる。そこで志帆を待ち受けていたのは、恐ろしい儀式だった。人が立ち入ることを禁じられた山の領域で絶体絶命の少女の前に現れた青年は、味方か敵か、人か烏か?ついに八咫烏の支配する異世界「山内」の謎が明らかになる。荻原規子氏との対談収録。

  •  山内とこの世界の関係が明らかになった。こっちの世界と繫がってる設定だったらあんまり好きな設定じゃないなぁ、と思っていた。雪哉も出てこないしなー。
     でも、結局ノンストップですごい勢いで読み終わってしまった。民俗学的な要素とか、日本神話の話とか出てきて大好物だった。そして最後。てっきり二人は別々の道へ向かうのかと思ったら。終わり方もモヤモヤした不完全燃焼ではなく、とても良かった。
     山内の政治的な話は今回まったく出ておらず、本編というより番外的な感じ。次巻は雪哉の出番があるといい。
     

  • すごい!とにかく良かった。

    いきなり人間界の話で、最初はどうなるのかな、と思ったけどあっという間に引き込まれる。
    古事記とか神話は少し大学時代かじっただけでしたが、上賀茂神社の賀茂別雷が出てきたりしてそれだけでわくわくする。

    エピソード0にふさわしい、素晴らしい小説。

  • これまでの話と比べると初期の作品のためか、理屈っぽくなっててちょっと緊張感に欠けている様に感じた
    しかしここから今までの烏の話が出来上がったのかと思うとこれからの展開も楽しみになる

  • 八咫烏シリーズの5冊目。
    外伝みたいなお話かと思ったが、作者が語るところによれば、この話が一番最初に書かれ、ここから八咫烏シリーズに展開したみたい。
    元よりマンガみたいなシリーズであるが、今回はまた輪をかけたお話で、村人に生贄を要求する山神とそれに仕える烏と猿、そして生贄として差し出された女子高生という図だが、この差し出された志帆という子が何ともけったい。
    天狗が出てきたり、途中からは日本古代の神々の話になり、これは「RDG」に似てきたなと思っていたら、巻末には阿部智里×萩原規子の対談が載っており、さもありなん。
    荒魂やら和魂、生贄譚と巫女、八百万の神々への信仰など、色々語られる割に分かったようで分からない話で話を締められ、何だか消化不良だわな。

  • ハリーポッターと空色勾玉で育った女子高生が書いた話。
    もう絶対絶対すき!物語を書いてくれてありがとうという感じ!!

    これをゼロとして、雪哉たちの山内を広げていったとのこと。
    確かにこれだけなら、荻原規子とひとくくりにしてしまっていたかもしれない。
    でも八咫烏たちの山内は完全に独自の、阿部智里ワールドだよね。
    あせびたちから始まって、雪哉にすっかりはまったところで奈月彦の無敵じゃない姿に繋がって、素晴らしい5巻だった。
    さあ、我慢できないから6から単行本買おうかな、、

  • 八咫烏の世界、山内と、人間の世界との関係が、この巻で明らかになる。

    「山内村」から、過去、祖母が母を連れて出奔する。
    両親が事故で亡くなって、その祖母に育てられた女子高生の志帆が、祖母の制止を振り切って、山内村に里帰りする。
    かつて祖母に置いて行かれた息子である伯父夫婦に歓待される志帆。
    伯父たちには志帆に明かせないある目的があったー。

    山神に仕えてきた八咫烏。
    荒ぶる山神に背いた八咫烏の間に入り、その不仲を利用した猿。
    猿たちを追い出す大犬。そして天狗。
    神の眷属とされる動物やら、いろいろな人ならざるものが、それぞれの利害得失を巡って牽制しあう。
    そして、玉依姫。
    神に仕える巫女のような存在なのだが、ある代の玉依姫の思いが強力な意思を発揮して、志帆たちを翻弄する。

    という感じなのだが、現代の神と人間の関係に対する批評的な視線があるのかな、と思った。

  • 突然の現代で読み始めはしんどかった
    最後はちょっと意味が分からなかったけど、全体として面白かった

  • 2018/05/23

  • 首を長くしてまっていました。
    なるほど、この話がもともとあったのですね。
    そこから作者は”山内”を深堀したらしい。なるほど。
    神様と自然と人が渾然一体になっている話って好きだ。
    20180531

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