半分、青い。 上 (文春文庫 き 42-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167910648

作品紹介・あらすじ

いま話題の朝の連続テレビ小説が、文字通りの「小説」となって登場!「ラブストーリーの神様」の新たなる代表作。高度経済成長期の終わり、岐阜県の小さな食堂に生まれたスズメ。小学生の時に病気で左耳を失聴してしまいますが、我が子を愛してやまない両親と、同じ日に同じ病院で生まれた幼馴染のリツに支えられ健やかに成長する。高校を卒業したスズメは少女漫画家を目指し上京し、人気漫画家・秋風羽織のもとで仲間と修業に打ち込むが……。演出の都合上、ドラマでは泣く泣く削られてしまったセリフも収録した完全版。ドラマが更に楽しめる一冊です。●著者紹介脚本家。1992年、「素顔のままで」(フジテレビ系)で連続ドラマの脚本デビュー。その後、「あすなろ白書」(フジテレビ系)、「ロングバケーション」(フジテレビ系)や、「ビューティフルライフ」(TBS系)、「オレンジデイズ」(TBS系)など数々のヒット作を手がけ、「恋愛ドラマの神様」との異名を持つようになる。「ビューティフルライフ」では、向田邦子賞、橋田壽賀子賞を受賞した。映画脚本監督作品に「ハルフウェイ」「新しい靴を買わなくちゃ」「運命に、似た恋」など。

感想・レビュー・書評

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  • 2019年6冊目。
    朝ドラはリアルタイムでは断片的にしか観てないです。それでも話題になったキスシーンは印象深かったし、総集編もぼけーっと観てました。今回は長編の上巻ということで、幼少から思春期の2人のやりとりが中心で、思わずほっこりしたりドギマギしたり、付かず離れずの距離感がとてもかわいい。自分には幼馴染はいませんが、感情移入していっしょに泣きそうになったり笑ったり、子の想いに浸り親の目線で考えたり、くるくると表情を変えるこの文章が好きだなぁと思いました。下巻も早く読みたいです。

  • 舞台は岐阜県。病気で左耳を失聴してしまったスズメと、同じ日同じ病院で生まれたスズメのサポート役を務めるリツの幼馴染二人が様々な出会いや別れを経て、互いの存在の大切さに気づきます。二人が何度もすれ違いをし、もどかしい一面もありますが、やっと思いが通じ合う場面では、感動を味わうことができ、読む中でスズメとリツと一緒に自分も成長しているような感覚に浸ることができます。(上海蟹)

  • ドラマ途中参戦につき、原作はたいへん有り難かった。朝ドラにはまるきっかけの一作。

  • めちゃ面白くて読みやすいです。
    朝ドラ見るのは時間がとれなかったりしても、本にしたら自分のイメージした人物像で読み進められるしよいですね。本ってやっぱよい。

    さすが北川悦吏子先生。下巻もすごい勢いで読んでしまいそう。

  • 面白過ぎる。夢を追うリアルがここにある。

  • 読み進めていくほどページをめくる手が止まらなくなる。すっかり感情移入してしまい、19歳の七夕のエピソードは涙なしでは読めなかった。下巻が楽しみ。

  • 2023.11.23読了

  • 朝ドラはなんか後半の後味がやたら悪かった記憶があって原作をずっと敬遠してたけど、試しに読んでみたら上巻は普通に面白かった!
    空や月の描写の頻度がちょうど良いと思った。

    スズメとリツはくっつくものだろうと思ってたけど、そうはならず。サヤがなかなかめんどくさい。けど、ベッタベタなラブストーリーじゃないからすいすい読めるのかも。
    秋風先生は最高。トヨエツを思い浮かべながらニヤニヤ読めた。
    もし、こんな幼馴染が自分にいたらどうなったんだろうか。
    あと上京直後の地元出さず、早く東京の人になろうとするあのなんとも感じがなんとも恥ずかしく微笑ましく感じた。一人暮らしを始めるのは大変なことだけど、あの感じは東京とは別に田舎がある者の特権だなと思った。

    上巻は24歳で地元の駅で再会するところまで。下巻も読んでみようと思う。

  • 笑えて、泣けて、面白い!おすすめします。スズメ、リツと同じ岐阜出身なので方言に親しみが湧いた。

  • 【※下巻と合わせて】

    恋と愛を行ったり来たりするような話で、テレビ小説に合わせてか少しイベントが盛りだくさんすぎる気も少しだけ。「人生そんなもんだ」って解釈もできますね。

    色んな人がいて、その多くが夢に破れてしまう。でも、だから不幸だと決まるわけではなく、むしろ沢山の大切な出会いに恵まれたりする。

    そんな素敵な人生を私も歩みたいなと思いました。

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著者プロフィール

シナリオライター。早大卒。作品に「愛していると言ってくれ」「ロングバケーション」「ビューティフルライフ」「最後の恋」「たったひとつの恋」「半分、青い。」など。

「2023年 『夕暮れに、手をつなぐ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

北川悦吏子の作品

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