イエス・キリストは実在したのか? (文春文庫)

制作 : Reza Aslan  白須 英子 
  • 文藝春秋
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (459ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167910778

作品紹介・あらすじ

イエスは平和と愛を説いた救世主ではなく、武力行使も辞さない革命家だった――。全時代を通じたベストセラー「聖書」からいかなる史実が落とされ、何が創作されたのか?イスラーム教徒による実証研究で全米を騒然とさせた衝撃の書。『イエス伝』を著した評論家・若松英輔氏による解説も収録。〈本書の著者、レザー・アスランはキリスト教徒を通過したキリストからではなく、イエスの口から神の教えを聞こうとしたのではなかったか。そのためには厚く塗られた教会的信仰という覆いを取らねばならない。彼がイエスの口から何を聞いたのか、読者は、この本の随所でそれをかいま見ることになる。〉(「解説」より)

感想・レビュー・書評

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  • 「キリスト」としてのイエスではなく、歴史上の人物としての「ナザレのイエス」の人物像に迫っています。
    律法学者や哲学者ではなく、占領するローマ帝国や祭司階級に対抗する熱血革命家だったようで、意外な印象を受けました。
    イエスを取り巻く、弟ヤコブやパウロ等の歴史的事実にも言及されていて、「キリスト教」の成り立ちについても理解できました。
    敬虔なキリスト者からは反発がありそうですが、摩訶不思議なキリスト教の教義がなぜこうなっているのか、少し分かった気がしました。

  • エルサレムの過激な宗教革命家としてのキリストを歴史学的見地からのノンフィクション。
    キリスト教徒から、キレられんじゃないのか?とこちらが、心配してしまうぐらいに過激な題名で、思わず即買い。

    キリスト教が世界三大宗教として確立するまでの聖書・歴史書の分析や、論理的な説明が、本当にいい。
    イスラム教徒である歴史学者が、著述しているからなのか。

    イエスだけでなく、ヤコブ、パウロなど、教徒でない日本人の私にとって、最高の入門書であった。

    ところで、キリスト教国としてのアメリカが、テロリストとしてのオサマ・ビンラディンを、殉教者にならないよう、暗殺し、遺体を残さなかったのは、正しかったのであろう。

  • 【米国で一大センセーションを呼んだ衝撃の書】イエスは平和と愛を唱えた救世主ではなく、剣をとることも辞さない革命家だった――。イスラーム教徒が描いた「イエス」の実像とは。

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