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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784167910891
みんなの感想まとめ
青春の葛藤と成長を描いた物語は、意外にも深いテーマを持ちながらも、共感を呼ぶ要素が散りばめられています。美大合格を機に上京した友親と、彼を優しく見守る先輩・若菜の関係は、互いに抱える問題を通じて描かれ...
感想・レビュー・書評
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意外と重めの話しでした。
でも共感できるところはあり、嫌な感じはしなかった… -
【松本清張賞作家の描く美大生の青春】美大合格を機に上京した友親に、やさしく接する先輩・若菜。しかし、二人はそれぞれに問題を抱えており――みずみずしい青春の日々。
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きらきらと舞い上がっていく気泡に、置いていかれる。この世界を満たす青が、滲んだ感情を身体中に流し込む。僕を息苦しくさせて、冷たく深く痛めつける。さよならも、言えなかったんだ。白い夢からもう目覚める時間だな。絵筆に触れた気泡がそっと、弾ける。
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中学生の時から額賀さんが好きで、この作品も読んでいたが、当時は他の作品に比べて分かりにくかった、としか思わなかったので5年越しに再読
中学生で読んだ時は、キスの一つで何を焦ってんねんこいつは、とか思ってたけど、今読むと、家族だと認めようとした人から「家族ではありえない行動」をとられ、その結果自分に生まれた「家族に対してはありえない感情」が気持ち悪くなったと言うことなんだろうな。ちゃんとそういった描写もあるし、ただ過去の私が行間を読めていないだけだった
「家族なんていらない」と思うのも、誰かに「生きていてほしい」と思うのも、結局は当人だけの感情で、それがいとも簡単に他人に伝染して皆で分かりあうなんて楽観的すぎる
けど、たまにその思いが通ずることがあるから人間はやめられないんだよね、みたいなメッセージを私は受け取った。
やっぱり額賀さんの書く青春が好きだ -
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尾崎豊と美大生とクリームソーダ。
エモい要素しかない。
私がこれを映画化させたい。
もう一度ゆっくり読みたい。
意外と複雑なお話。 -
片付けをしていたら出てきたので(多分娘のもの)読んでみることにしたけど、ベタベタの恋愛小説かと思いきや、それほどでもなかった。逆に感動の物語でした。
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割と後半までタイトルの回収はこないので少し辛抱した。自分の思っていた作品の系統とは少し違ったかもしれない、?
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あまり好きな系統ではなかったかも
もやもや -
題名と表紙に惹かれ読み始めたが、想像よりもずっしりと来るものがあった
芸術を専攻する自分とも重なり色んなことを考えさせられた -
美大で、自分を探す若い人たちの物語。
圧倒的な才能をもち、人当たりもいい柚木若葉。
頭もよく、見た目も整っている。
入学し、彼と同じ寮に入った後輩の寺脇友親は、そんな彼にひきつけられながらも、違和感がぬぐえない。
何か後ろ暗いバイトもしているようだ。
友親も、家族の中で自分の位置を捕えかねている。
母は再婚したばかり。
義父、義姉と、何とかいい家族になろうと努めてきたが、義姉の手ひどい拒絶を受けた過去がある。
若葉がなぜ今のような空虚を抱えることになったのか。
若葉を追い回し、友親に接近してくる恭子は何者か。
油絵科の先輩、明石小夜子は、高校まで輝かしい受賞歴を持つ実力者なのに、描けなくなったのか。
こんなことが明かされながら、一年がたっていく。
もっとも変わっていくのは友親かもしれない。
入学後、自分が何をしたいのか分からなくなり、美大に来たのも母を喜ばせたかっただけだったのでは、と悩む。
無力な彼が、若葉たちと関わる中で、価値観が違う相手ともまっすぐぶつかることをし始める。
一年でこの境地にと思うと、ちょっと早いかなあと思ったりするが、読者としては、彼の成長が喜ばしかったりする。
読んでいて、ちょっと『ノルウェイの森』を思い出した。
ただ、イメージは水の中から立ち昇る泡のキラキラした透明感に貫かれている。
美しい青春小説になっていると思った。
あと、川崎昌平さんの解説がすばらしい。 -
主人公たちがもがいていく姿が面白かった。
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気づいたら夢中になって読んでいた。しかし、一気に読みきることはできなかった。それはつまらないからでは無い。読んでいると胸が苦しくなってしまうからだ。
美大を舞台に和気あいあいの雰囲気が漂う学生生活。新入生の寺脇と同じ目線で、本を読み進めて行くと、確かに意味のわからない学校行事があったなと微笑ましくなった。
学生寮の生活は、美大生だけあり絵と共にある。若菜(男)という頼もしい先輩と寺脇が互いに語り合う。すると若菜という男が寺脇にとって掴めない存在となって行く。
大学生活を謳歌する。それは新入生の誰もが見る夢である。しかし実際に学生になり時間が経つと周囲の人間が自分とは違う悩みを抱え、抱えきれなくなることを知る。寄り添うこともできないのだ。一年生と四年生が見る、大学生の姿の違いが大きすぎて苦しくなる。本当に苦しい。 -
家族のありがたみ、家族のしがらみ、家族関係への依存、家族関係の強制。年齢によっても、自立できる自分の環境にもよる。この歳になっても、考えさせられる。
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