さよならクリームソーダ (文春文庫 ぬ 2-2)

著者 :
  • 文藝春秋
3.76
  • (25)
  • (22)
  • (29)
  • (5)
  • (2)
本棚登録 : 759
感想 : 36
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167910891

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「読書感想文は、“本のことではなく、自分のことを書く作文”」作家が伝授するスラスラ書ける“攻略法” | 文春オンライン
    https://bunshun.jp/articles/-/46988?page=1

    文春文庫『さよならクリームソーダ』額賀澪 | 文庫 - 文藝春秋BOOKS
    https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167910891

  • 意外と重めの話しでした。
    でも共感できるところはあり、嫌な感じはしなかった…

  • 爽やかな表紙とは裏腹にどっしり重くのしかかるような美大生のお話。
    同じアパートに住む先輩と交流していく中でお互いの抱える問題に真正面から向き合う物語。
    複雑な家庭環境、恋愛、いじめ、忘れることのできない過去、美術作品を生み出す苦悩。「皆『価値観の多様性』という言葉を使って自己中心に生きているのではないか」という主人公のセリフは心に引っかかっていた何かがスッと落ちるような感覚がしてなぜかとても腑に落ちた。
    誰でも一度は親に反抗をし、家族なんて、親なんていらないと思うことがあるだろう。そして、「家族や親を大事にしなきゃいけない」とも言われるのではないだろうか。しかし、なぜ人は大事にしたいと思えない理由を知ろうともせず、頭ごなしに大事にしろというのだろうか。様々な問題の中でも家族とは何か、とても考えさせられた。

  • 【松本清張賞作家の描く美大生の青春】美大合格を機に上京した友親に、やさしく接する先輩・若菜。しかし、二人はそれぞれに問題を抱えており――みずみずしい青春の日々。

  • 尾崎豊と美大生とクリームソーダ。
    エモい要素しかない。
    私がこれを映画化させたい。
    もう一度ゆっくり読みたい。

    意外と複雑なお話。

  • 片付けをしていたら出てきたので(多分娘のもの)読んでみることにしたけど、ベタベタの恋愛小説かと思いきや、それほどでもなかった。逆に感動の物語でした。

  • 割と後半までタイトルの回収はこないので少し辛抱した。自分の思っていた作品の系統とは少し違ったかもしれない、?

  • あまり好きな系統ではなかったかも
    もやもや

  • 額賀澪さんの本は、「風に恋う」、「拝啓、本が売れません」についで3作目です。
    「拝啓~」でこの「さよならクリームソーダ」のことが触れられていたので、読んでみました。
    以前から、図書館で本作を見かけて、タイトルに惹かれて気にはなっていましたが、文庫本を購入して読みました。
    「拝啓~」では、この「さよならクリームソーダ」は重版がかからなかったと書かれていましたが、その事実が信じられないくらいに、とても良い小説でした。

    序盤は話の方向性が見えなくて、読む人によっては退屈してしまうかもしれませんが、進藤さんが登場して、若菜さんの高校のころの話が出てくるあたりから、俄然面白くなってきます。

    ネタバレになるので多くは語りませんが、本作の読後、村上春樹さんの「ノルウェーの森」を読み直したくなりました。

    登場人物の視点や時間軸が入れ替わるのは「風に恋う」と同じような構成ですが、本作のほうが読みやすく感じました。

  • 題名と表紙に惹かれ読み始めたが、想像よりもずっしりと来るものがあった
    芸術を専攻する自分とも重なり色んなことを考えさせられた

全36件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1990年、茨城県生まれ。日本大学芸術学部卒業。2015年、「ウインドノーツ」(刊行時に『屋上のウインドノーツ』と改題)で第22回松本清張賞、同年、『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞を受賞する。著書に、『ラベンダーとソプラノ』『モノクロの夏に帰る』『弊社は買収されました!』『世界の美しさを思い知れ』『風は山から吹いている』『沖晴くんの涙を殺して』、「タスキメシ」シリーズなど。

「2023年 『転職の魔王様』 で使われていた紹介文から引用しています。」

額賀澪の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
凪良 ゆう
森見 登美彦
本多 孝好
米澤 穂信
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×