ネコの住所録 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2018年6月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167910921

作品紹介・あらすじ

累計49万部を突破した伝説の動物エッセイが新装版で復刊します!



群さん、さすがの観察眼です!

身近な生きものたちの面白すぎる実態が、愛情たっぷりに綴られた抱腹絶倒のエッセイ。



猫、犬、ハツカネズミ、モルモット、セキレイインコ、熱帯魚……幼い頃から生きものと一緒に暮らしてきた著者。うわさ話をする度に眠りから覚めて耳をそばだてる婆さん猫、道路上の轢死体と化す事に執念を燃やす猫など、鋭い観察眼で彼らのしたたかさを見抜くが、そこには深い愛情があった――。

みんなの感想まとめ

身近な動物たちとの生活を通じて、著者の独自の観察眼が光るエッセイです。猫や犬、ハツカネズミなど、さまざまな生き物の日常が愛情たっぷりに描かれ、読者は思わず微笑んでしまいます。時には鋭い切り口で人間の本...

感想・レビュー・書評

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  • 犬や猫はもとよりイノシシや奈良公園のシカ、カナブンや鰻、カエルや蟻まで、作者のおもしろエピソード満載だった。グルメな鳥や犬の生き方もそれぞれ。生き物の声が伝わる文章だ。

    一番気に入った本文は
    「死んでも離さない」より
    「動物が嫌いな人よりも、動物が好きな人のほうが、より動物に対して残酷じゃないかと思うことがある。
    自分は動物好きだという自信や傲慢さが、知らず知らずのうちに動物を傷つけているのではないかと不安になることもある。
    動物好きな人は優しいというのは嘘である。
    動物が好きだが、性格の悪い奴に私はたくさん会った。寂しいから動物を飼うと言う動機にも、首をかしげる。結婚と同じで自分の気持ちを、きちんとコントロールできない人は、他の生き物と暮らしたって、あまりうまくいかないのではないだろうか。相手の気持ちも考えずに、自分の気持ちばかりをまぎらわせてもらおうとすると、ろくなことにならない。そう思い始めるとだんだん自信がなくなってくる。そして私は一生、動物に対して申し訳ない飼い方しかできないような、気になってしまうのである。」

    もうすぐ動物愛護週間。ともに生きること、よく考えないと…と思った。

  • たまにはエッセイもいいかな。
    と、家にあったので手にとってみました。

    動物絡みの短編集みたいな。
    平和なお話を読みたい人にはいいかも。
    わたしは途中でちょっと飽きてしまった(笑)
    でも短編ばかりなので読みやすいです。

    ほんわか平和な話ばかりかと思いきや
    ずばっと切り込むような場面もあり(少ないけど)
    人間の本質に触れるような描写もあり
    奥が深いなぁ。と思いました。

  • 〈再登録〉ペットを飼えない環境にある時でも、近所の猫と仲良くなったり、旅先で犬に懐かれたりと動物好きの群さんには話題が絶えなかったようです。「トラちゃん」にも出てきた猫の親子や小鳥達などの昔飼っていた動物達の思い出話も載っています。勤め先に現れたハチの話が面白かった。

  • 我が家にも動物がたくさんいるので、共感できる話がてんこ盛りでした。やっぱり動物は可愛いな。

  • よく漫画とかアニメで飼い猫や犬が飼い主と喋っているのがあるけど、それは漫画の世界だけで現実にはそんなことあるものか、と思っていたのだけれど、群ようこさんのこの動物エッセイを読んだら実はほんとに犬とか猫とか生き物達は人間のことばや気持ちをこちらが考えている以上に理解しているのではないか!?もちろん人間の言葉は喋らないけど(インコは別)会話きちんとしてるし…!という驚きと感動と、爆笑の連続でした。ハチのハッちゃんを会社の人たちみんなでかわいがったエピソードは驚きました。昆虫にも通じるものってあるんですね!?あと、ブタ夫と群さんが名付けた上品な奥様の飼い猫のエピソードが後日談付きで面白かったです。帯に「伝説の動物エッセイ」と書いてあったけど、なるほど伝説になるわなぁと感じ入りました。人間の都合や勝手で動物や生き物を扱ってはいけないよなぁ…という思いが読む前よりも強くなりました。それと群ようこさんの本を読むのは初めてではないけどもっと読みたくなりました。

  • 猫が家に来る前に猫関連の本を読みたくて、たまたま手元にあったこの本を読んだ。1954年生まれの群ようこさんの子ども時代の話だから、今から50年ほど前のことが書かれている。古さを感じる描写はあるものの、内容は今読んでもしっかりおもしろい。生き物を愛しているわりに表現はなかなか厳しいものもあって、「動物愛護が〜」と厳しい今ならSNSで炎上するかも?という話もある。猫だけじゃなく、カメ、ハツカネズミ、アリ、ハエまで、さまざまな生き物に関するエピソードが登場するので、ひとつひとつの話は短いのに、止まることなく読み進めてしまった。

  • ネコだけでなく、動物とのふれあいを綴ったエッセイ。動物が好きなひととはこういうものなのかと驚きつつ、爆笑しつつ読みました。面白い!

  • 群さんの観察眼はいつも鋭く暖かい。動物っていいなぁとしみじみ思った。

  • エッセイといえばの群ようこの、ネコを中心とした動物関係のエッセイ集。

    父親がフラっと拾ってきたシェパード、勝手にいついた猫、アメリカで買っていて、現地の猫と仲良くなった猫、近所のブタ猫から、家に中に入り込むハチやハエまで、数々の動物との思い出。

    エッセイというものは、自分のことだけを書くというのは限界が有るもんで、周りの人、知り合いを敵に回す気でネタにしていうしか無いものであるが、自分の家の動物、それも既にこの世にいないものであればネタにできるもの。ということで、いつもに増して遠慮なく書いている感じがある。

    いくつかは脚色もあるのだろうが、それなりにドラマチックな話が多いので、普通にお話として楽しめるだろう。というか、そこまでできているのなら、小説化したほうがいいように思うのだが。

    ただし、「オス猫なのにコマネチ」であったり「ゴルビーのかぶっている帽子」であったりという時代感覚や、別の意味で、次々と飼い猫が変わるあたりも時代の違いだろうか。今なら猫は20年くらいは生きるわけで、寿命が5~10年程度だったように書かれているのには若干の時代錯誤というか、違和感を感じてしまう部分はある。

    エッセイらしく私はこう考えた、みたいな部分は少なく、普通にエピソードとして楽しめるものなので、エッセイ初心者にも読みやすいだろう。

    ただ時代性だけはね…。

  • 群さんの動物にまつわるエッセイ集。
    群さんらしい目線で面白かったです。

  • 猫以外にも犬や亀、インコや鹿など様々な動物が出てくる短編集です。私はもともと動物全般が大好きなので、ニヤニヤしながら読みました。
    動物がもっと好きになる本です。


  • 猫、犬、ネズミ、小鳥、その他
    動物好きの筆者が、さまざまなイキモノとの関わりを
    綴ったエッセー集

    クスリと笑いながらさらさら気軽に読めちゃいます

  • 【三十四万部突破! 伝説の動物エッセイ待望の復刊!!】部屋に侵入した蜂とも友達になってしまうという著者。態度の大きな猫や痴漢と間違われた鹿など動物について綴った抱腹絶倒エッセイ。

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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