侠飯5 嵐のペンション篇 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2018年7月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167911027

作品紹介・あらすじ

任侠×グルメの大人気シリーズ第5弾!



24歳のフリーター、湯原和斗は奥多摩のペンションでバイト中。

大学は出たものの、いまだ“自分探し”中のフリーター生活を送っている。



宿泊客の今宮葉月は、ペンション近くが重要な現場のひとつである

未解決の5億円強奪事件について調べているが、まわりは怪しい奴ばかり。



そこに現れたのは、頬に傷持つあの男。

男がふるまう絶品料理と目前に迫る時効。



はたして事件は解決できるのか?

こんどは何が食えるのか?



今作も、柳刃節とうまい飯が冴えわたる!

読めば、食べたい! 作りたい!

大人気書き下ろしシリーズ最新作!!





【主な目次】

1 焼きかげんひとつでプロの味。塩だけで食す絶品ステーキ

2 目玉焼もトーストもひと手間で激旨。朝食のセオリー

3 猛暑と汗と筋肉痛が調味料。人生でいちばん旨いおにぎり

4 簡単調理で驚きの美味しさ。真夏の鶏づくし

5 舌がとろける極上美味。スクランブルエッグと牛すじカレー

6 スーパーの鰻が専門店の味に。冷酒が旨い、ふっくら蒲焼

7 角煮とエビで生ビールがぐいぐい進む、夏のスタミナレシピ

8 豊饒な味わいが心を癒す。嵐の夜に食す大自然の恵み

みんなの感想まとめ

料理と事件が絡み合うストーリーが展開され、読者を惹きつけます。主人公のフリーター、和斗は奥多摩のペンションでのバイトを通じて、料理の腕前がグッと上がる様子が描かれ、特に柳刃の手によって不味かった料理が...

感想・レビュー・書評

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  • 第5弾

    あまり人気のないペンション兼居酒屋が舞台。
    できるだけ低予算でそろえた材料で作るイマイチだった食事が柳刃さんの手で絶品料理に。
    料理に対する経験と手間を惜しまない姿勢がかっこいい。そして、自分でもちょっとやってみたくなる程度に少しハードルの低い感じがたまらない。目玉焼きの朝食のひと手間。休日にでもやってみようかなぁ〜なんて思わせてくれる。やらないだろうなァ〜私。
    そして、昔、ペンション近くで起きた5億円強奪事件の時効が迫る。怪しい人物が何人か登場するが、柳刃さんや火野さんがかっこよく解決。お決まりのパターンって安心感と爽快感だわ。

    何より、汗だくになって歩いたあとのオニギリと梅干しと冷たい麦茶。これは絶対美味い!

  • 感想
    シリーズを重ねれば読み手は柳刃達の正体が分かっているが、作中の人物はいつもヤクザかとオドオドするところから料理の腕に驚き、信じるようになる流れが水戸黄門っぽくて安心する。

    犯罪のあるところに柳刃アリだな。

    それにしても味覚に厳しい柳刃がタバコ吸っている点だけいつも腑に落ちない。

    今回は豚の生姜焼き、牛すじカレー、じゃがバターが美味しそう。


    あらすじ
    和斗は就職活動に失敗し、奥多摩のペンションサライに住み込みでバイトしている。サライは二代目の息子が切り盛りするも料理もイマイチで流行っていない。宿泊者のライターの葉月は時効寸前の5億円強奪事件を追ってサライに宿泊していた。

    サライに風貌の怪しい柳刃と火野が宿泊する。二人は何をやっているか分からないが、料理にアドバイスをして、今まで不味かった料理が激変する。グルメブロガーの飴矢は、柳刃に店と対等な立場にたっていないと一喝される。そのうち、オーナーの皿井が妻が急病になったからと行って、バイトの和斗に任せてペンションを飛び出す。

    和斗は一人でペンションの切盛りに奮闘する。柳刃達の助けを得てなんとか回すうちに併設する居酒屋が繁盛する。皿井は帰ってくるも顔色が悪い。実は近くの有名店の鮒口のオーナーに借金をしてペンションに抵当権をかけられていたのだった。柳刃は時効の日に鮒口を呼び出し、鮒口が5億円事件の犯人であることを突き止める。

    和斗は柳刃に料理に向いていると言われて、今後のことを考える。

  • ペンションってどんな感じになるんだろうと思って読んでいたら事件が絡んで来るのね。体調によって食べ物の美味しさも変わるって言うのに凄く納得した。大円団読んでて気持ち良いお話。エピローグで前回出たあの人が出て来てエピローグを楽しみに読んでいる節がある。

  • 侠飯5 嵐のペンション篇
    著者:福澤徹三
    ナレーター:水中雅章

    今回はペンションが舞台に。

    過去の未解決5億円強奪事件の犯人は誰なのか。
    ペンションにいる人達は皆んな怪しくみえて、予想をしてたが途中まで普通にハズレでした。

    火野が「兄貴!やっと見つけました!」と言ったのが食べ物には笑った。

    相変わらずご飯も美味しそう。
    今回も面白かった。

    -------------

    サマリー(あらすじ)・コンテンツ:

    任侠×グルメの大人気シリーズ第5弾!
    24歳のフリーター、湯原和斗は奥多摩のペンションでバイト中。
    大学は出たものの、いまだ“自分探し”中のフリーター生活を送っている。
    宿泊客の今宮葉月は、ペンション近くが重要な現場のひとつである未解決の5億円強奪事件について調べているが、まわりは怪しい奴ばかり。
    そこに現れたのは、頬に傷持つあの男。
    男がふるまう絶品料理と目前に迫る時効。
    はたして事件は解決できるのか?
    こんどは何が食えるのか?
    今作も、柳刃節とうまい飯が冴えわたる!
    読めば、食べたい! 作りたい!
    大人気書き下ろしシリーズ最新作!!

    -------------

    読了日:2025/09/20

  • 福澤徹三『侠飯5 嵐のペンション篇』文春文庫。

    ますます快調なシリーズ第5弾。今回の舞台は奥多摩にあるペンション。お馴染みの柳刃竜一と火野丈治の強面コンビが身分を隠し、隠密裏に活躍する。

    奥多摩のペンションでバイトする湯原和斗を中心に、ペンションを訪れる奇妙な客たちが、なかなか面白いグルメとミステリーの世界を創り出す。

    ユーモラスでブラックなストーリー。ラストにはほろっとさせられた。

  • 美味しそうな描写が相変わらず食欲をそそるシリーズ。さまざまな登場人物の背景もあるけれど、楽しみなのはやっぱり食事パートだね。最後の無理矢理に見えるハッピーエンドも、まあいっかってなる。

  • シリーズ第五作。今回は奥多摩のペンションが舞台。相変わらず料理は美味しそう。警察小説とは言い難いが、推理小説の要素もあり、ちょっと恋愛要素もある、欲張りです。満腹です。

  • 今度の舞台は奥多摩のペンション。5億円強奪事件の時効も絡んでくる中、いつもの二人がやってくる。悩みを抱える人にかける柳刃の言葉が印象に残る。

  • 面白かった!最初に戻った感じで、柳刃さんの蘊蓄が違和感ない状態で発揮されてる。
    ペンションご飯ということもあって、特別感あるメニューで美味しそう。牛すじカレーは作ってみたくなった。
    時効切れ間近の五億円強奪事件と、嵐のペンションという設定も良いー。

  • 「侠飯」シリーズ、ほんと好きだー。
    まず料理が美味しそうだし、自分でも作れそうな気がしてくる。ていうか実際に何品か作ったりもした。
    そして話の内容も面白い。今回は舞台は奥多摩のペンション。近くで時効間近の未解決銀行強盗事件があったという曰く付きの場所で、登場人物はクセのありそうなオーナーと宿泊客たち。ちょっとサスペンスの趣もあった。文体が読みやすいこともあり、サクサク読めた。
    基本的にみんな素直な良い人だし、柳刃さんの含蓄ある言葉にはハッとさせられる。
    読んでスッキリ、ハッピーな気持ちになれるシリーズです。

  • 怪しい人がチラホラして最後までワクワク楽しめた!

    2人はもはや水戸黄門笑

    2024.12.15
    204

  • 第4作まですっ飛ばして第5作を初めて読んだという人はまずいないでしょう。だから、読者はみんな、柳刃&火野コンビの正体を知っている。知らぬは本の中のほかの登場人物のみ。

    今回の舞台は、料理イマイチのペンション。10年前に強奪された5億円が隠されているかもしれないというこの地に現れたギバちゃんヒノちゃん。宿泊客なのにオーナーとバイトにアドバイス、料理どんどん旨くなる。

    某カレー対決小説を読んだときに、最強のドーピングアイテムが化学調味料というオチに怒りすらおぼえました。だからって私は化調を全否定したいわけじゃない。柳刃の料理は化調全開ではなく、でも手際よくつくるために少量を絶妙のバランスで上手く使っていると想像します。やっぱりほしいですよねぇ、侠飯レシピ本。

    肝心の(?)ミステリーはもはやオマケ。料理の話があればそれで良いし、柳刃の説教なら聴けてしまいます。

  • 『侠飯5 嵐のペンション篇』

    24歳のフリーター、湯原和斗が奥多摩のペンションでバイトをしていると、宿泊客の今宮葉月が未解決の5億円強奪事件について調査していることが判明します。周囲には怪しい人物ばかりで、読者もハラハラドキドキ。そしてそこに登場するのが、頬に傷を持つあの男。彼がふるまう絶品料理が、今回も物語に彩りを添えます。

    ペンションの朝食や居酒屋の夕食メニューなど、今回もおいしそうな料理が満載です。読んでいるだけでお腹が空いてくるほど。小説の中で紹介される料理の豆知識も健在で、読みながら料理のアイデアがどんどん広がっていきます。公式レシピ本も出ているようなので、購入して実際に作ってみたくなること間違いなしです!

    『侠飯』シリーズは、小説の楽しみと料理の楽しみを同時に味わえる、まさに2度おいしい作品です。今回も期待を裏切らない内容で、事件の行方とともにおいしい料理が読者を魅了します。次回作も今から楽しみです。

  • 24歳のフリーター、湯原和斗は奥多摩のペンションでバイト中。宿泊客の今宮葉月は未解決の5億円強奪事件について調べているが、まわりは怪しい奴ばかり。そこに現れたのは、頬に傷持つあの男。男がふるまう絶品料理と目前に迫る時効。はたして事件は解決できるのか?こんどは何が食えるのか?文庫書き下ろし人気シリーズ第5作!

  • おなかすいた。ステーキ食べたい

  • 相変わらず、実現可能な美味しい料理のオンパレードでした。推理も楽しめました。
    柳刃さん、一日でいいからうちにも来てほしいなぁ。

  • 侠飯いい!
    5億円事件の結末も気になるし、料理食べてみたいし。火野さん、柳刃さんの行動と言葉が重くてしぶい。このまま続きを読みたいパターン。

  • 任侠とは、ひとの役に立つために自分を犠牲にすることなんですって。

    今回は、10年前に起きた五億円強奪事件の犯人の足取りが消えた奥多摩が舞台。
    取り立てた名所もない奥多摩だそうですが、そこのひなびたペンションでバイト中の湯原和斗が今回の主人公。就職活動からあぶれ、自分探しの真っ最中。
    宿泊客の一人から、五億円強奪事件の話を聞き、ふと見れば、宿泊客はなんだか怪しい人ばかり。和斗の代わりにわたしが全員を捜査対象にしてました(笑)

    今回も面白かったです。一気に読み終わっちゃった。

  • シリーズ5作目。嬉しい、読みやすい!
    柳刃さんと火野さんの正体は分かっているので、2巻目以降は謎がひとつ減るが、今回は一番、一作目の雰囲気に近い気がする。

    今回は奥多摩にある、流行らないペンションが舞台。
    大学を出たが正社員の口が無く、アルバイトを転々としてきた湯原和斗(ゆはらかずと)は、三日前から「ペンション・サライ」で住み込みのバイト。
    24歳、自分探しの途中である。

    同じ屋根の下に柳刃さんたちがいるのが嬉しい。(一作置き?)
    料理のアドバイスをしてくれて、ときどき叱ってくれるのもいい(Mか!)
    「食べ物を無駄にするな」と何度か言う柳刃さんには「命を大切にしろ、自分を大切にしろ」と言われている気がする。

    捜査している事件はバレバレだが、犯人を想像しながら読む楽しさもある。
    テンポ良く読めるがすかすか感を感じない。
    エピローグに前作のキャラをチョイ出しは定番になったのか、それとも予告編?

    柳刃さんの生姜焼きレシピを長い間使っていたが、今回新しいレシピが公開されたので、作ってみようと思います。

    また会えますか?

    プロローグ―――――ひまなペンションと迷宮入り事件
    ①焼きかげんひとつでプロの味。塩だけで食す絶品ステーキ
    ②目玉焼きもトーストもひと手間で激旨。朝食のセオリー
    ③猛暑と汗と筋肉痛が調味料。人生でいちばん旨いおにぎり
    ④簡単調理で驚きの美味しさ。真夏の夜の鶏づくし
    ⑤舌がとろける極上美味。スクランブルエッグと牛すじカレー
    ⑥スーパーの鰻が専門店の味に。冷酒が旨い、ふっくら蒲焼き
    ⑦角煮とエビで生ビールがぐいぐい進む、夏のスタミナレシピ
    ⑧豊潤な味わいが心を癒す。嵐の夜に食す大自然の恵み
    エピローグ―――――みんなの笑顔が自分の喜び。料理の道は任侠に通ず

  • さすがに5作目ともなると、飽きてきたのかもしれない。怪しい人物がいっぱいいるものの、なかなか事態が動かないので、ちょっと退屈してしまった。最後の伏線回収は結構良かったけど。

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著者プロフィール

福澤 徹三(ふくざわ・てつぞう):1962年、 福岡県生まれ。ホラー、怪談実話、クライムノベル、警察小説など幅広いジャンルの作品を手がける。2008年、『すじぼり』で第10回大藪春彦賞受賞。著書に『黒い百物語』『忌談』『怖の日常』『怪談熱』『S霊園』『廃屋の幽霊』『しにんあそび』『灰色の犬』『群青の魚』『羊の国の「イリヤ」』『そのひと皿にめぐりあうとき』ほか多数。『東京難民』は映画化、『白日の鴉』はテレビドラマ化、『Iターン』『俠(★正字)飯』はテレビドラマ化・コミック化された。

「2023年 『怪を訊く日々 怪談随筆集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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