ナナフシ (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2018年8月3日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784167911218

作品紹介・あらすじ

ファンドマネージャーとして活躍していた深尾真司は、2008年に起きた世界的な金融危機ですべてを失い、コンビニの雇われ店長として働いていた。ある日、そのコンビニで行き倒れていた彩弓という女性を助け、彼女に亡くなった自分の娘の姿を投影した深尾は、面倒を見ることに。彩弓は将来を嘱望されたバイオリニストだったが、病を抱えて右手の神経を失おうとしていた。彼女を救うべく深尾は、かつて憎しみさえ抱いた金融市場に再び飛び込んでいくことに――。



リーマンショックから今年で10年。経済小説の旗手が挑んだ「生への物語」。

みんなの感想まとめ

試練を乗り越え、再生を果たす姿が描かれた物語は、現代の私たちに共鳴するテーマが満載です。主人公は、金融危機で全てを失った後、コンビニの店長として新たな人生を歩み始めます。そこで出会った女性に亡き娘の面...

感想・レビュー・書評

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  • 勤めていた投資銀行の破綻で、職も家族も失う男の再生物語。

    お金がなくなる状況、病に侵される状況、愛する人が死んでしまう状況。

    このどれか一つは少なくとも経験する私たち。
    その試練の山を越えられるのは、越えたところにだれかが待っているという気持ちがあればこそ。
    心温まる話だった。

  • 挫折に立ち向かう。
    1人で出来なくても
    2人で出来る。
    そんな関係性は素敵です。

  • ザルツブルグ音楽祭に興味を持った

    金との付き合い方は参考になった

  • 2019.09.01~09.06
    どんな出会いが、人生の道を決めるのか。
    失くしてからわかる大切なもの。先のことがわからないから大変だし、面白いのか。

  • ナナフシ。自分の体を切り落として、再生する。
    コンビニのトイレで、倒れていた娘。彩弓。
    深尾は、コンビニ店長代理で、その娘を助ける。
    言葉を発することもできない。
    そして、右手が動かなかった。
    そして、警察を怖がった。
    深尾は、外資証券会社のファンドマネージャーで、
    2008年に起こった金融危機で倒産して、娘をなくし、
    妻と離婚し、コンビニでバイトし、生きているだけの状態であった。
    彩弓と狭いアパートで、生活することで、
    変化して、再び、投資会社に就職し、彩弓を治療する。
    原因不明の病気が判明する。
    レックリングハウゼン病によるカフェオレ班だった。
    神経線維に悪性腫瘍が見つかった。そして、肺にも転移する。
    そして、様々な治療を加えるが、
    結果として、右手を切り落とすしかなかった。
    彩弓は、バイオリニストを目指し、ザルツブルグにいきたかったのだ。
    バイオリンを諦め、生きることを選ぶしかなかった。
    二人の再生は、困難を抱えながら、復活する。
    彩弓は、ナナフシのような生き方を選んだのだ。

    幸田真音は、金融の世界から、スポイルしたんだね。
    おじさんの再生か。

  • 経済小説かと思ってたらヒューマンドラマ色の方が強くて、ちょっと想定外。後半に金融関係のお話が出てきますが、メインは主人公・深尾の蘇生と彩弓のクオリティ・オブ・ライフのお話という印象。

    深尾が少しお節介焼きすぎな感はありますが、人間ドラマ的なところは概ね満足。ただ、購入時に期待していた経済小説要素がもっと欲しかったというのが正直なところ。

  • 全てを失った男と夢に挫折した少女の物語。誰かを救うには強くなければならないと思っていたが,強くなろうとする決意が誰かを救う力なのかもしれない。
    あらすじ(背表紙より)
    2008年の世界的な金融危機でファンドマネージャーだった深尾真司は全てを失った。7年後のある日、コンビニの雇われ店長になった彼は行き倒れの少女を助ける。昆虫のナナフシのような細い肢体を持つ彼女、彩弓は将来有望なバイオリニストだったが病を抱えていた。彼女を救うべく、深尾は再び金融市場へと―。

  • 投資は自己責任で。

  • 【リーマンショックから十年。経済小説の旗手が挑んだ人間ドラマ】世界的金融危機で全てを失った男と、将来有望な若きバイオリニストの女性が出会う。病を抱えた彼女を救うべく、男は再び金融市場へ。

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著者プロフィール

1951年生まれ。米国系投資銀行等で債券ディーラー、外国債券セールスを経て、1995年『小説ヘッジファンド』で作家に。2000年に発表した『日本国債』は日本の財政問題に警鐘を鳴らす作品としてベストセラーになり、多くの海外メディアからも注目される。2014年『天佑なり 高橋是清・百年前の日本国債』で第33回新田次郎文学賞を受賞。主な著書は『日銀券』『あきんど 絹屋半兵衛』『バイアウト 企業買収』『ランウェイ』『スケープゴート』『この日のために 池田勇人・東京五輪への軌跡』『大暴落 ガラ』『ナナフシ』『天稟(てんぴん)』のほか、『マネー・ハッキング』『Hello, CEO.』『あなたの余命教えます ビッグデータの罠』など、時代に先駆けてITの世界をテーマにした作品も多い。

「2022年 『人工知能』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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