源氏物語の女君たち (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2018年8月3日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784167911256

作品紹介・あらすじ

とっておきのヒロイン、教えます!

世界最古の大恋愛小説のストーリーを追いながら、個性あふれる王朝の女性たちのキャラクターを分析。

1997年4月から6月の3カ月間、NHK教育テレビ「人間大学」で「源氏物語の女性たち」という番組を書籍化した作品です。この番組は寂聴さんが毎回、源氏物語ゆかりの地に出かけていき、語るという内容。作者の紫式部をはじめ、光源氏が最も愛した紫の上、男を虜にした魔性の女・夕顔、誇り高くインテリ女性・六条御息所、情熱的で官能的な朧月夜など、光源氏を取り巻く女たちをわかりやすく解説しています。

「紫式部は仏教に帰依してもなお物語を書きつづけたことで、救われていたのではないでしょうか。『源氏物語』の底には、女人成仏の悲願がかく流れているように私には思われてなりません」

といった具合に、寂聴さん独自の見解が満載です。

源氏物語をイッキ読みした気分になれる、世界一わかりやすい入門書です・

みんなの感想まとめ

多彩な女性たちの生きざまが描かれるこの作品は、古典文学『源氏物語』を新たな視点で楽しむための入門書です。著者の独自の解説を通じて、光源氏を中心に繰り広げられる恋愛模様と、彼を取り巻く女性たちの個性が鮮...

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに、大好きな源氏の世界に耽ることができました。
    寂聴先生、いつもありがとうございます。この本も、とても読みやすいです。
    私が一番興味を惹かれるのは、昔から六条御息所です。

  • 主人公(光源氏)をとおして女たちの生きざまをみる作品だよね。私のなかではノルウェイの森とかもそう。

  • 面白かった。寂聴さんがわかりやすく説明してくれる本。特に今回は夕顔の住まいで聞こえてくる庶民の声や末摘花の家の中の様子の説明がその場面が目に浮かぶようで印象に残った。源氏物語って本当に面白い。

  • 201909-032
    登場する女性たち、私は誰が一番好きかな。
    考えてはみたが、すぐには思いつかない。
    きっと、この時代の女性に感情移入が出来ていないのだろうか…ただ、作者のコメントからはっと気付かされたのは、どの女性たちも、プライドが高い、ということ。

    女三の宮か降嫁するとき、紫の上が夫婦のはかなさ、もろさを受け入れるシーンに、人間の心というはかなさを、ひしひしと感じ、仏教の無常さは人間の真理を言い当てたものだと感じた。

  • 源氏物語、ちゃんと読もうか読むまいか
    いつも迷いつつ、読まずにここまで来ました。
    この本を読んで、少し興味が湧いて来ました。
    源氏=平安期の超プレイボーイで、その恋愛模様が
    描かれているだけといった認識でしたが、そうでは
    ないんですね。源氏その人にも浮き沈みがあったり、
    関わる女性陣の個性的なこと。。なんだか読まなかった日々が勿体無かったかもと思われてしきました。
    入門書として、良い作品と思いました。

  • 男が好きなのは夕顔、苦手なのは六条御息所に深く納得。
    とても面白かった。一通りは知ってるつもりなんですけど、夕顔の娼婦性とか全然考えたこともなかったです。
    寂聴先生ならではの仏教観や作家から見た時紫式部もとても興味深い。

    「女が恋物語を好きなのは、成就した恋のハッピーエンドに拍手するのではなく、恋に心が傷つき血を流す哀しさと美しさに感動するからです」

    ここに深く感動しました。
    光源氏はいわゆる狂言回しで本当に書きたかったのは女たちというのは、本当にそうだと思います。

    久しぶりにざっくり読み返す時の手引きとかにおすすめです。

  • 沢山の登場人物を分かりやすく解説してくれていてとても読みやすい。

  • 寂聴さんが、光源氏の相手となる女性に焦点を当てて、やさしく解説してくれる。今から約千年前の平安時代に、良く練られた長編小説が著されていたことは世界に誇れるだろう。当時の貴人の性生活を描く大人の小説のため、現代の小説や映画にリメイクされると、源氏のプレイボーイ振りが強調される。しかし、実在した女君たちでさえ「○○のむすめ」のように名前が残り伝えられない時代の女性たちが、源氏を相手にした時の強さ、潔さを本書で知ることができた。古文は苦手なので、現代語訳で読みたい。

  • 【とっておきのヒロイン、教えます!】NHKの人気番組を文庫化。世界最古の大恋愛小説のストーリーを追いながら個性あふれる魅惑の女性キャラを分析した源氏物語入門書。

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著者プロフィール

1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒業。63年『夏の終り』で女流文学賞、92年『花に問え』で谷崎純一郎賞、11年『風景』で泉鏡花賞を受賞。2006年、文化勲章を受章。2021年11月、逝去。

「2022年 『瀬戸内寂聴 初期自選エッセイ 美麗ケース入りセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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