コンビニ人間 (文春文庫 む 16-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167911300

作品紹介・あらすじ

「普通」とは何か?現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる――。「いらっしゃいませー!!」お客様がたてる音に負けじと、今日も声を張り上げる。ある日、婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしい、と突きつけられるが……。累計92万部突破&20カ国語に翻訳決定。世界各国でベストセラーの話題の書。解説・中村文則

感想・レビュー・書評

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  • R3.11.13 読了。

     コンビニの店員一筋の古倉恵子さんのコンビニ愛(?)のあふれた物語。彼女の毎日は充実していた。
     突然現れた白羽という怠け者の理屈屋の男性や古倉さんの友人たちに、会社に就職することや一般の成人女性の幸せは、結婚や育児にあるなどと言われ、古倉さんの生活に支障が出始める。この辺からすごく読んでいて辛くなってくる。
     たとえ周りからは変わり者としか映らなくとも、社会に迷惑をかけずに細々と生活している人のことをとやかく言うのはおかしいと思う。
     ラストは古倉さんが自分の居場所を再確認できてホッとした。彼女の社会への新たな一歩にエールを送りたい。すっかり感情移入してしまうほど、のめりこんでしまいました。面白かった。

  • 今まで読んだ村田沙耶香の中でいちばん軽快で読み易かった。主人公はまあ現実的な言葉で表現してしまえばおそらく一種の発達障害で、幼少時からちょっと他の子とは感情の動きや咄嗟の対応方法などにズレがでるわけですが、幸か不幸か本人はそれを深刻に受け止める感性がなく、わりとひょうひょうとしているので、生き難そうではあるけれど卑屈ではなく、妙にポジティブですらある。

    ただ面倒くさいことはイヤだとは感じるし、家族に迷惑をかけたくないという良識はあるので、周囲を観察、模倣し、浮かない努力をすることはできる。そしてそんな彼女にピッタリ当てはまる型を彼女はひとつだけみつける。それが「コンビニ店員」だった。

    他者とのコミュニケーションが苦手でも、マニュアル通りに真面目に行動していれば有能な店員であることはできる、その与えられた「役割」にすっぽりはまっていることが何より安心という心理は私にもわかる。家族や友人にとっては異質で浮いた存在である彼女が「コンビニ店員」という器にだけはしっくり馴染めて居心地が良かった。ある意味天職。

    前半はそんな彼女がなんとか上手く生きている様子に、お、前向きお仕事小説みたいじゃん、と思いつつ楽しく読んでいたら、中盤で白羽というクソろくでもないクソ男が登場、一気に村田沙耶香の毒が全開に。こいつだけは最後まで好きになれなかった。でもこういう人間「いるいる」って感じなんだよなあ。恐ろしいことに。

    白羽の何がこんなに不快なのか考えてみたけれど、一見似たような社会の「異物」であっても、主人公はそれを他人のせいにしないし他者を否定しないので一種の潔さがあるのに対し、白羽はすべてを他人のせいにし、他者を否定・攻撃することで自分を正当化しようとするのがひたすら気持ち悪い。ある意味言ってることは正論かもしれないけれど、どうしても「お前が云うな」とツッコミをいれたくなってしまう。

    白羽や主人公のような極端な人間ならずとも世界はけして生き易くはない。一見なんの努力もせずにすいすい生きているようにみえる人も実は内心いろんな鬱屈を抱えていることもあるだろう。その想像力を失くして自分だけが被害者だと思わないように気を付けていないと、誰もが白羽のようになってしまう可能性はなきにしもあらず。

    ラストは私はハッピーエンドだと思った。当人がハッピーな気持ちを維持できるならそれがベスト。

  • ●私はこの種の本はあまり読んでいません。芥川賞受賞作というので、手に取りました。
    ●今ではコンビニは何処でもあり、生活の一部になっています。主人公が “私はコンビニ店員という動物”と表現している様に、ここにも平凡な生活とは異質の人生があると思いました。
    ●書中にも、“伝染し合いながら私たちは人間であることを保ち続いている” ”コンビニで働いていると、そこで働いているということを見下されることが、よくある”・・等、普通に生きてきたと思っている私には、考えさせられます。
    ●人の生き方には多様性があり、一定の理解が必要というのが読後感です。人間は社会の中で生活しています、日々感謝の気持ちが伝染するといいですね。

  • “普通“という言葉の意味や自身の持つ主観を揺るがされた作品。

    私はたぶん、きっと普通側の人間である。
    なので主人公のことを、おかしいと感じたし、異常だなとも感じた。

    しかし、本当におかしくて異常なのは、普通じゃない側というレッテルを貼り、異物と見做し、排除しようとする普通側の人間なのではないか。

    『誰にも迷惑をかけていないのに、ただ、少数派だというだけで、皆が僕の人生を簡単に強姦する』

    登場人物が放ったこのセリフが印象的だった。

    • ダイちゃんさん
      返信頂き、ありがとうございました。先程は、肝心なことを書き忘れました。私は、“コンビニ人間”のような本はあまり読んでいません。今回読んでみて...
      返信頂き、ありがとうございました。先程は、肝心なことを書き忘れました。私は、“コンビニ人間”のような本はあまり読んでいません。今回読んでみての感想は、レビューに書きました。多様性を認める事が必要ですね。
      2021/08/17
    • ふくろうさん
      アコダムさん、はじめまして。ふくろうと申します。いつも、いいねありがとうございます!とても嬉しいです。 
      アコダムさんの本棚や感想を失礼なが...
      アコダムさん、はじめまして。ふくろうと申します。いつも、いいねありがとうございます!とても嬉しいです。 
      アコダムさんの本棚や感想を失礼ながら拝見しています。本当に本や作家さんや読書が好きな方なのだなと思いました。読書って贅沢で豊かな時間だなと私は思っています。
      村田沙耶香さんの作品は、常識と呼ばれる事が簡単にひっくり返される話が満載ですよね。普通って一つだけではなく、見方によってはたくさんの普通があるのに、大多数の普通が大手を振って歩いているこの時代の違和感を著しているのかな、と思いました。
      長々と申し訳ありません。また本棚にお伺いします。宜しくお願い致します!
      2021/10/16
    • akodamさん
      ふくろうさん、こんにちは、はじめまして!
      こちらこそ、いつも『いいね』とコメントまでいただき、ありがとうございます。

      また、私の纏まりの無...
      ふくろうさん、こんにちは、はじめまして!
      こちらこそ、いつも『いいね』とコメントまでいただき、ありがとうございます。

      また、私の纏まりの無い本棚までご覧いただき
      嬉しい限りです。小説読書デビューをして約1年3ヶ月経ちますが、今が最も充実した時間を過ごせていると思っています。

      著者・村田沙耶香の描く世界観は独特ですね。
      そして本作品が世に多く拝読されている理由も、私としては頷ける気がしています。

      私のブク友であるダイちゃんさんも私へコメントで綴られていますが、いよいよ多様性を認める時代がきたのだと思います。

      『普通さ、分かるよね?』

      で会話が成り立った団塊の世代は過ぎ去り、個人の主観を認め合う時代が来たのだと、現世に警鐘を鳴らす作品として私は受け取りました。

      私こそ長々と申し訳ありません。
      こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします^ ^
      2021/10/16
  • コンビニで働く1人の女性の姿を通じて、社会的な役割や世間の目といったことを浮き彫りにさせているような作品でした。

    主人公はコンビニのアルバイトを18年間続ける独身の女性。主人公である女性の感性はいわゆる世間一般の感覚とズレているところがあり、自分の役割を見いだせずにいた。しかし、コンビニのアルバイトを通して、自分が社会の一部として存在できていることを自覚した時から、ずっとコンビニ店員として生きていくことを決める。そんな時、婚活のためにアルバイトを始めた1人の男性と出会う。

    感覚としてはわからなくはないけど、主要人物の感性は少し尖っているのかなと。倫理観に欠如した合理的な考え方や、偏見に満ち溢れた持論など、現実社会でその人と会ってたら、思わず距離を置いてしまうのかなと思いました。でも、こういう考え方の相違とか、普通であることを強要される感覚ってすごく生きづらいものなのかなぁとも思います。そんな絶望的な状況下で、唯一社会との繋がりを感じられることがあると、それに固執してしまうのも分からなくもないなぁと。

    大袈裟な展開ではあるけど、社会のどこかで似たようなことが起こっているのではないかと思わせるような、ある種のリアリティがとても面白かった作品でした。

  • ピリッとスパイスが効いた村田さんの文章に引き込まれて一気読み。私もコンビニが好きでよく行くのでコンビニ人間である古蔵さんに興味津々。
    「時給の中には、健康な状態で店に向かうという自己管理に対するお金も含まれているって、店長に習いました。」なるほどなぁ。


  • 小説はあまり普段読まないが、ベストセラーは一応世間を知るためにたまに読むことにしており、これはその1冊

    なるほどね
    しかしこういう「普通」じゃないことに特化した内容が支持されるということは、世間の多くは皆が何らかの「普通」という名の仮面を被って生きているのだろう
    その中には、包み隠しながら現実と自分のギャップに苦しむ人間もいれば、白羽のようにそれを世間のせいにしてガキのような戯言ばかり言う人間もいる
    また主人公恵子のように、どうも人とは違わない行動さえしておけば、世間は穏やかなのだなと悟って仮面を上手に被れる人間や、はたまたそこ間を時と場合によって彷徨いながら、このままでいいのだ!
    と思った次の日には、やっぱり世間に馴染めない…なんてクヨクヨしたりするような人間
    恐らくさまざまな「コンビニ人間もどき」が沢山いるのだろう
    こういう小説が支持される世の中に、なんだか安心してしまった…

    自分も若い頃は世間とズレていることが悲しかったり、皆と同じように出来ないことが辛かったが、歳を取るとなんでそんな事に悩んでいたのか?今となっては、まったくもって不思議である
    コンビニの部品になるという感覚は、職場にいる自分も同じだなぁと共感
    仕事にプラスにならないことが、無駄な時間と考えてしまう自分の協調性のなさも会社の部品として働いているということなのだろう

    とにかく世間でいうところの「普通」という概念なんか、下らないのさ!と最後は爽快に終わるストーリーなのだ

    しかーし
    本人はそれで良い
    自分の家族や親しい友人がもし主人公恵子のように36歳になっても結婚もせず、彼氏もおらず、コンビニでアルバイトをしていたら…
    いいよいいよ好きでやってるんだから、とか、本人が幸せならそれでいいんだよ!
    と心から言えるだろうか…
    ここでの妹の痛切な叫びが印象的だった
    「お願いだから、普通になってよ」
    考えさせられる…
    過去、結果的に世間とズレた人生になった時に、母親に「何が楽しくて生きているのか」と言われたことを思い出した
    この時、え?私は幸せですけどなにか?
    という思いと、ああ、母親に申し訳ないことなのか…と気づいた
    家族の立場になると、普通ではない人間が身近にいることで辛い思いをさせるのだ
    それは理解はしておかなくては…

    コンビニの活気溢れる描写と、自分がまるでその店の店員になったかのような視覚描写が見事で、働いたことのないコンビニでまるで働いたような錯覚になった
    手を動かしながら、全身が耳となり、視界はバスケットボール選手のように広くなるのだ
    しかしコンビニの店員さんて大変ですね…
    やる事が多岐に渡るわ、最新のテクノロジーを駆使しなくてはいけないわ、覚えること多過ぎだわ、かつスピードが求められ、
    常に全神経を使って働いておられる!
    しかしながら、そんなことに無頓着で無神経かつ理不尽な客の相手もしなきゃいけない
    ちょっとでもレジを待たせると怒鳴るオジサンもいるしさ…
    ホントいつも尊敬し、感謝しております
    (白羽がコンビニ店員を底辺の人間と言ったが、底辺の人間はお前だろーが!と罵っておきました)

    誰にでも天職はあるし、居場所はある
    自分の力でしかそれは探せないし、見つからないのだ

    • ダイちゃんさん
      今晩は。ダイちゃんと言います。いいね!ありがとうございます。私も、「コンビニ人間」読みました。人間の生き方には多様性があるということでしょう...
      今晩は。ダイちゃんと言います。いいね!ありがとうございます。私も、「コンビニ人間」読みました。人間の生き方には多様性があるということでしょうか。色々な本を読もうと思っています。ハイジさんの本棚も参考にさせて頂きます。
      2021/08/25
  • 芥川賞か~と眉唾物として手に取るが、最高級でした。Congratulations!メルクマールに値する。コンビニバイトとして18年務める36歳の恵子。おそらくアスペルガー症候群なのだろうと思う。コンビニ=普通に存在し、店舗内も同じ、時間の流れも同じ。この普通に拘る恵子。普通が心地よいと考えるのは誰しもある。この普通の世界を極限まで追求したのがこの本だと思う。主人公が醸し出す奇妙で、危険、強い我を持つ女性にとって自分の世界で生きることこそ「普通」であり、誰も介入してはならないのだ。⑤↑↑

    作者は、「コンビニ」という、どこにでも存在して、誰もが知っている場所で生きる人々を厳密に描写することに挑戦し、勝利した。」 BY 村上龍   https://prizesworld.com/akutagawa/senpyo/senpyo155.htm

  • 衝撃的な内容でビックリしています。

    古倉恵子36才が、大学1年生のとき新規開業のコンビニエンスストア「スマイルマート日色町駅前店」のオープン初日から18年間アルバイトをしてきたコンビニ店員としての物語です。

    古倉恵子は、小さい時から人の行動、言葉を写しとって、それを自分のものとして生きてきた。自分の意思で考えるのでなく。そんな恵子が、スマイルマート日色町駅前店のオープニングスタッフ募集のポスターを見て、吸い寄せられるようにコンビニに入って18年間アルバイトをしている。その間、周りからは36才で処女で、独身で、定職もなく18年もアルバイトを続けている社会不適合者と見られ距離を開けられた存在であった。

    それに気付いた恵子は、周りの人間が喜ぶようにと、どうしょうもない社会不適合者の白羽という男を狭いアパートで飼いだした。そのことを知った妹や周りの者たちから涙して喜ばれ、次は結婚か、出産かと。やつと「普通の人」になったかと思われて。しかし恵子は、働きもせず、金もない、何もしないで食べているだけの白羽をただ餌を与えて飼っているだけであり、セックスをするわけでもなくただ飼っているだけである。

    ある日、恵子は、18年間働いていたコンビニの音が聞こえなくなり、次は結婚か、出産かと祝福されて18年働いたコンビニをやめると。生活のリズムがなくなる。今までは、コンビニで働くためのリズムがあったが、いまは眠りたい時に寝て、食べたい時に食べる。そん時にたまたま見かけたコンビニに入ったらコンビニの音が聞こえて体が自然と動きだし、そのコンビニの商品配列を最善の状態にしていく自分に気が付く。恵子は、もう白羽はいらなかった。私はコンビニ定員だと。

    【読後】
    コンビニの店内で客が店員が歩く音、客が商品を取る音などの雑多なコンビニの音が、恵子の心の中に心地よく響いて来ます。この音が、この物語のポイントかも知れません。テンポがいいのですが、戸惑いながら、驚きながら読み進めました。
    村田沙耶香は、これが最初の作品かと思ったら2003年に『授乳』で第46回群像新人文学賞優秀賞を受賞してから数々の賞を受賞しているのにビックリします。驚くのは、Wikipediaに朝井リョウ、加藤千恵、西加奈子ら作家仲間からは「クレイジー沙耶香」と呼ばれていると書かれている事です。まさに今までの考えの範疇では考えられない発想というか考え方なのか。しかし村田沙耶香は、こういった思考ができる人なのか。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    「村田沙耶香」は、大学時代に小説と向き合うためにコンビニエンスストアでアルバイトを開始し、2016年に『コンビニ人間』で芥川龍之介賞を受賞した後もしばらくアルバイトを続けていた。大学時代、周囲の人間から、金持ちの結婚相手を見つけ出産について考えなければいけない、と言われ、何のために大卒資格を取るのかとショックを受けたという。10代から20代にかけて、世間が期待する可愛い女性を演じようと努めるも、それは「恐ろしい経験」であったという。←Wikipedia
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    【本の登録】
    村田沙耶香さんの大活字本「コンビニ人間」を借りてきました。この大活字本の底本は、2018年9月に文春文庫から発行された「コンビニ人間」です。本の登録は、文春文庫で行います。埼玉福祉会発行の大活字本は1冊です。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    コンビニ人間
    2021.05埼玉福祉会発行。字の大きさは…大活字。
    2022.09.21~22読了。★★★★☆
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  • 主人公は36歳独身のコンビニアルバイト。
    世間から見たらいい歳して独身で定職にも就いていないのは少数でしょうが、
    自分でお金を稼いで誰にも迷惑をかけず、自立した生活を送っている主人公はマトモな人間だと思います。

    白羽が登場したあたりからラストは主人公が人間らしくなるハッピー(?)エンドかと思いましたが、全く逆でした。

    コンビニという空間が主人公の元々持つドライで無機質めいた性格に拍車をかけている様は少し怖くもありましたが、
    私も世間から見たら少数派の人間なので、ここまで世間の「普通」から振り切った主人公は見ていて清々しかったです。

    そんな訳で主人公には好感を持ちましたが、白羽には本当にイライラしました。
    お金も、一人で生きる生活力さえない癖に他人に害を与えるなんて、それこそマトモではありません。

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著者プロフィール

村田沙耶香(むらた・さやか)
1979年千葉県生れ。玉川大学文学部卒業。2003年『授乳』で群像新人文学賞(小説部門・優秀作)を受賞しデビュー。09年『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、13年『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島由紀夫賞、16年「コンビニ人間」で芥川賞を受賞。その他の作品に『殺人出産』、『消滅世界』、『地球星人』、『丸の内魔法少女ミラクリーナ』などがある。

「2021年 『変半身(かわりみ)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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