京洛の森のアリス II 自分探しの羅針盤 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2018年9月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784167911393

みんなの感想まとめ

心の探求と成長をテーマにした物語が展開され、主人公のありすと蓮の関係が深く描かれています。蓮が自分の本当にやりたいことを見つける過程は、読者にとっても共感を呼び起こし、心に響くメッセージを届けます。物...

感想・レビュー・書評

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  • 京洛の森で暮らし始めたありす。今度は蓮が老人に?!なんで?好きなことをやっているようにふるまっているのに。蓮が本当に自分のやりたいことを見つけ、それはありすが必要としていたことで、なんとも世界は丸く収まるものだ。
    でも心に正直にならないと生きていけない、、恐ろしい世界に感じる。

  • この不思議なまちに自分がたどり着いたら一体何をするんだろうと考えたけど、自分を偽らずに、そして誰かに必要とされることというのはハードルが高いと思った。
    自分と向かい合うことは、人と向かい合うことと同じなのかもしれない。
    優しさと押し付けがましさの関係も難しいと思った。良かれと思ってありすが教えたことで答えがわかり逆に苦しませることもある。

  • 素直に面白かったし、つづきが気になる。
    望月さん、こーゆーファンタジーの方が合ってるのではないのかなぁ。
    ホームズシリーズや拝み屋シリーズよりも、世界観がぶれてないし、言葉がストンと心に入ってくる。

  • 私がこの世界にいたら、きっと一瞬で老け込んでるだろうな。自分を偽らずに生きるって私たちの世界では、とっても難しい。自分がこの世界に生きてたらと考え、今の自分を少し見つめ直してしまう。

  • シリーズ2冊目。子供のある種の無責任さって親の庇護下にあるからこそだよなぁという事を思い知らされる蓮の話。老人になってしまうのは外の世界の人だけではないようで…。本心に嘘は付けないけど、好きな事を身勝手にするのにも大きな責任を伴うという塩梅が程よく怖いです。雰囲気は理想郷なのにね。得意な事≒天職という価値観も中々考えさせられます。何となく作者の仕事の哲学が込められた一冊のような気がしました。児童書として出ても良いと思ってるんだけど、どうだろう?(8/31-9/11)【2019-33】

  • 「新たな生活が始まって」
    蓄積される疲労は。
    徐々に変化していたのかもしれないが、一晩でこれほどの姿になったということは相当無理をしていたのでは。

    「蓮の旅立ち、ありすの目覚め?」
    病院に行った後に。
    別世界から来た同士であるのならば、これまで出会った人も周りくどい言い方をするのには理由があるのでは。

    「森に住む者たちの分岐点」
    二人を連れ帰って。
    嫌々やっていたことであったとしても、そのせいで老けることはなかったというのは大きなヒントなのかもな。

    「自分の中の迷宮」
    悩み続けた結果は。
    今までのことを思い出しながら自分と向き合う時間を作ることが出来たのは、いいことだったのかもしれない。

    「紙一重の現実」
    ゆっくりと現れた。
    少しの手助けぐらいならいいが、全て自分なりに説明して答えだと教えてしまったら言葉に責任が伴うもんな。

    「一日の終わりには」
    訪れた客から聞く。
    慌ただしく出て行ったまま音沙汰がなければ、誰だって心配になるだろうし事情も知らぬから余計不安だろう。

    「洛南のマダム」
    会いたかった相手。
    これだけ熱心に想いを伝えたいと思ったうえ、それをどうしたいまで考えることができるなんて天職なのでは。

  • シリーズ2作目。1作目で登場人物や世界の紹介が済んでるので、中身が濃くなった。ただ、どうもこの世界と登場人物にさほど魅了を感じないだよなあ・・・ でも、もう1冊出てるので読んではみる

  • 住めば都の京洛の森
    その世界の王太子のクセにこの世界が持つ、心のありようが自らに降りかかる罠に陥る
    どんどんフケていくのだ・・・(´・ω・`)アホやん
    ありすと別れ、自分のやりたい事を見つける連は復活なるのか?

  • 京都に似た異世界「京洛」でのお話の第二弾。
    前作では、京洛に呼ばれたありすと、ありすを呼んだことで蛙の姿になった蓮を元の姿に戻せたのですが、今回は、その続きのお話。

    京洛でありすは本屋を営み、蓮はその手伝いをしていたけれど、ある日、蓮が老人の姿になってしまいます。
    京洛では、自分が本当にやりたいことをやっていないと、老いてしますのです。
    蓮は、自分がやりたいことを探すべく、ありすの元を離れます。
    また、ありすの前には、人間の世界から迷い込んできた二人の、本当は若い老女に遭遇し、彼女たちの手助けをします。


    前作でちょっと謎だった部分が明らかになったり、ありすも蓮もそれぞれに成長したり、意外な部分で繋がっていたり、飽きずにわくわくと読み進められました。

  • 悪くはない。ホームズよりうっとうしくないし。蓮のやりたいことが編集ってちょっと安易かなぁとは思うし、紙はあるのか?ありなしの区分けはどこなんだよ。とか、活版印刷があるなら増刷すればいいじゃんとか色々言いたいことはあるけど。

  • ここはお金のない世界なんだけど夏美が労働の対価としてお金を受け取り、そのことが自分を偽らないことであり、これをきっかけに元の世界に戻ることができる。なんだかんだでやっぱりお金をもらいたいのが本心というのは、人間の”業”ともいうべき一面を見たような気がしますが、そうであってもそれが”自分らしさ”であるというところにこの物語の深さがあるように感じました。
    キレイにまとめようと思えば、お金のいらない世界で、みな他人に感謝されることを喜びとして働いている、としておくところなのでしょうけれども、あえてこのような展開も盛り込まれている。やっぱり自分に正直、自分を偽らずに、自分の本心と向き合うのは難しいと感じさせられました。しかもこの夏美はこの段階までなかなか自分のやりたいことを見つけられずにいたんですよね、それだけにこんな展開で元の世界に戻っていくシーンはなんだかとっても印象深く自分の中に残りました。

  • 1作目よりもグッと面白くなりました。
    婚約を交わした美少年と異世界で出会って云々…というシンデレラストーリーから一転、二人の修練の日々が始まりました。別々に行動し、それぞれが成長していきます。
    その過程には数々の教訓と苦悩、清々しい達成感に溢れていました。
    アリスの優しさが人々を救う結果になって良かった。
    そして「本当に好きなこと」を見つけることの難しさに、人生の重みと面白さを感じます。
    京洛は夢があるけど怖い世界。誰もやりたくない仕事(トイレの汲み取りやゴミ収集)のことを想像すると、とても怖いです。

  • 相変わらずふわふわしてはいるのですが、一巻に比べると二人とも成長したかなと思います。ファンタジーらしい優しい話。

  • 京洛の森にも段々と慣れてきたありす(*^^*)本屋さんも軌道にのり楽しそう♪と思っていたら蓮が!?Σ(´□`;)京洛の森って不思議で素敵だけれど恐い(>.<)ありすと同じように京洛の森へきた二人の女性も蓮もそれぞれ自分の道を見つけようと頑張る姿が印象に残った!そして終章はワクワクして、嬉しくて涙が出た(´_`。)゙

  • 2018年9月文春文庫刊。シリーズ2作目。ファンタジー世界がより強固になった。もう誰にも文句は言わせない。これが京楽の森の世界なのだ。

  • 序章から楽しい♪蓮に対してのありすの反応がこのうえない可愛いさです♡2巻は蓮が自分と向き合って頑張ってます!時々でてくる料理がおいしそうでお腹がすきました。ナツメのつくるごはんも食べたいな♫

  • シリーズ2作品目。

    続きそうな予感。

    ファンタジー系なので、YAでもいいかも。

  • 題名からの連想ーー享楽 、京楽会館(パチンコ店)
    なんて貧相な頭だ!
    天職を見つけたありす。この世界のとんでもない人やとんでもないことになってしまった人に出会う。その先は?
    その世界の元々の住人でも迷うことがあるのかと少し安心。
    蓮と棗とありすをもっと見ていたいけど、エピローグで終わっているということは、、、?

  • 前作よりこの世界にどっぷり浸かることが出来た。
    現実世界よりシビアな京洛の森。でも、だからこそ優しさが満ちている。とてもかわいくてわくわくしながら楽しめた。また続きが楽しみ。

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著者プロフィール

北海道出身、京都在住。2013年にエブリスタ電子書籍大賞を受賞しデビュー。2016年『京都寺町三条のホームズ』(双葉文庫)が京都本大賞を受賞。同シリーズをはじめ「満月珈琲店の星詠み」(文春文庫)、「京都 梅咲菖蒲の嫁ぎ先」(PHP文芸文庫)、「京都船岡山アストロロジー」(講談社文庫)、「わが家は祇園の拝み屋さん」「京都下鴨 かみさまのいそうろう」(ともに角川文庫)シリーズなど多数。

「2025年 『アンソロジー 極彩色の後宮』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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