わたしのグランパ (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2018年10月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784167911591

作品紹介・あらすじ

「私が出会ったグランパは温かくて怖くて強くて優しい人でした」

――石原さとみ(女優。映画「わたしのグランパ」でデビュー)

中学生の珠子の前に、とつぜん現れた祖父・謙三はなんと刑務所帰りだった。

侠気あふれるグランパは、町の人たちから慕われ、珠子の周囲の問題を次々に解決していく。

不朽の名作『時をかける少女』から半世紀。巨匠が放つ傑作ジュブナイル! 第51回読売文学賞受賞。

装画は、『涼宮ハルヒ』シリーズでおなじみ、大人気イラストレーター、いとうのいぢ。

解説=久世光彦

感想・レビュー・書評

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  •  グランパかっこいい!…って素直に思ってあげるけど、こういう爺さんになりたいという男のロマン的な感じなのだろうかなとも思う。グランマさんが、愛しているからこそそばにいられないという、そんな愛され方も含めて。
     「こんな爺さんになりたい」と、「こんな爺さんがすてき」は、きっと微妙に違う。たとえば、バイオレントな要素は、私なら要らない。「こんな婆さんになりたい」を描いた『ぼくの(おれの?)グランマ』があったら読んでみたい。グランマの場合、「ぼくの」と孫息子に慕われる必要があるかどうか、そこから検討が必要だ。『わたしのグランマ』でいい気もする。男なら、女なら、と性別で考えている時点でもはや私も時代遅れなのだろうか。
     終わり方は潔くて好き。

  • 薄いからすぐ読み終わった。
    面白かった。
    色んなところにある康隆節が感じられてよかった。

    ゴダケン結局何して刑務所行ったのかわからなかった。

  • 筒井康隆さんの小説、久々に読んだ。しかもSFじゃない。

    物語は、中学生の珠子の前に、ある日、突然現れたグランパ(祖父)はなんと刑務所帰りだった。だが、侠気あふれるグランパは、町の人からは慕われ、珠子や家族をめぐる問題を次々と解決していく。
    そしてグランパの秘密を知った珠子に大事件が襲いかかる。「時をかける少女」以来のジュブナイル。
    読売文学賞受賞作。

    短い簡潔な読みやすい文章、だれでも楽しめる内容だった。とにかく、グランパがかっこいい感じ。

    2003年に映画化されており、石原さとみのデビュー作で、グランパは菅原文太が演じていたとのこと。また観てみたい。

  • 「わたしのグランパ」筒井康隆。1999年初出。文春文庫。

    薄い文庫本で、文字が大きくて読みやすい。素晴らしい。なんにつけ文庫本はかくあるべしという文字の大きさです。

    筒井康隆さんは1934年生まれ。個人的にも30年以上読んでいる、好きな小説家さん。
    この2~3年小説書いておられるのかはちょっと分かりませんが。
    筒井さんの65歳くらいのときの小説が「わたしのグランパ」。

    東京の中流?サラリーマン家庭の中学生・珠子の家に、長く「旅行(刑務所)」に行っていた祖父が帰って来る、という話。

    一件疫病神に見える祖父だが、(実際にかなりアウトローな人なんだけれども)人としてマットウで、珠子のいじめをはじめ、地域や家庭の問題をあれよあれよと改善していってしまう…という。
    小説書くの、上手いなあ、という一冊でした。これは、うまい。

    ちょっと(かなり)違いますが、クリント・イーストウッドの「グラン・トリノ」とか似てます。
    あと、逆に振れるとウディ・アレンの飄々とした強引な物語の映画のような(大好き)。
    ご都合と言えばご都合だし、ファンタジーと言えばファンタジー。
    でも、老いた年代の意識、珠子のように「老人の中で理想化された少女」への思いがちゃんと幹にあって、ぼちぼちそういう年代が近づく読み手には大変に面白かった。
    「赤毛のアン」にも似てますね。アンが成長し巣立つ物語に見せておいて、実はマリラとマシューが老いてアンを手放していく物語。常に書き手は10代では無いですから。

    未見ですが映画化されていて、菅原文太さんが祖父を演じていたことは知っています。
    脳内で「文太化」しつづけて読みました。

  • 初めて読んだ筒井さんの作品ですが、勝手になんとなくクセのある作者と思っていたので、想像していたよりとてもわかりやすく読みやすく、好感の持てるストーリーでした。

    ほかの作品も読んでみたいです。

  • ありがちな話だし、内容もイマイチ

  • グランパカッコいい!
    最後もグランパらしい。

  • 単純に面白いが、話としてはよくある娯楽小説である。石原さとみのデビュー映画でグランパは菅原文太が演じていた。映画はあまり楽しめなかったのだが筒井康隆だけに小説は楽しむツボを押さえている。中学生の珠子のおじいちゃんはヤクザでその侠気の良さでみんなに慕われ、珠子の家族の問題を解決していく。しかし珠子に大事件が襲いかかり…。グランパが主役なので格好良く描かれるが珠子も一途でかわいい。

  • 作中に存在する人間同士のまっとうな倫理規範のようなものは、現在では失われてしまっているので、いまはなかなかこう簡単に片付くことはないんだろうな…と思いつつも、それが存在した時代の話として非常に懐かしく読んだ。面白かった。簡単に片づけてくれるおじいちゃんの格好良さと、格好良いだけではない部分どちらもよかった。

  • 浮世離れしすぎてた

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/711897

    おじいちゃんは刑務所帰り!
    強くて優しい祖父・謙三に孫の珠子や周りの人々も感化されていく。
    でも謙三にはまだ謎が残っていて…。
    心温まるジュブナイル小説。

  • 痛快、グランパに任せてればなんとかなる、という安心感を持って読んでいける。
    どこか現実離れした話ではあるけれど、こういう歳のとり方はかっこいい、と思う

  • SF御三家の1人筒井康隆のSFではない作品の一つ。
    主人公・珠子と祖父の謙三との不思議な関りと感動の
    ジュブナイル小説(大人が読んでも楽しめる)。

    物語の冒頭に書かれた「囹圄」が物語の始まりとして、
    重要だったりしますが、これの意味を小学生の時に知り、
    このことで、祖父の存在を両親や祖母から聴かされていたのと
    違うことを知ります。
    そして、時を経て中学生となり、物語のメインへと突入。
    祖父・謙三が帰ってきて、珠子と関わりを深めていきます。
    珠子の人生の変化と祖父とのかかわり方そしてその行く末が、
    不思議で心温まるって感じ。

    ちょっと気になるのは、終盤の展開は急だったかなと
    個人的に思うところで、最終的な終わり方は良かったのですが、
    もう少し物語が続いても良かったのでは?とも思う。
    でも、こういう展開の作品って少なからずあるから、
    良くも悪くもって感じですね。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/711897

    『時をかける少女』以来のジュブナイル小説。
    刑務所から出てきた強くて優しい祖父と、中学生の孫。
    爽快で切ない心温まるお話。
    ページ数も少なくさらっと読めるので、読書初心者さんにもおすすめ。

  • 筒井康隆にしては毒のない素直な本。何をおいてもグランパが魅力的。心温まる作品で、純粋に楽しめた。

  •  

  • 4

  • 2020/09/07-09/08

  • 久しぶりに筒井さんの本を読みました。

    サクッと読みやすかったです。

  • 【石原さとみのデビュー映画の原作、待望の新装版!】中学生・珠子の前に突然現れたグランパは、刑務所帰り。だが侠気あふれる謙三は、町の事件を次々解決していく。傑作ジュブナイル。

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著者プロフィール

筒井康隆……作家、俳優。1934(昭和9)年、大阪市生まれ。同志社大学卒。1960年、弟3人とSF同人誌〈NULL〉を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が〈宝石〉に転載される。1965年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。1981年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989(平成元)年、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年、『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1997年、パゾリーニ賞受賞。他に『家族八景』『邪眼鳥』『敵』『銀齢の果て』『ダンシング・ヴァニティ』など著書多数。1996年12月、3年3カ月に及んだ断筆を解除。2000年、『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。

「2024年 『三丁目が戦争です』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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