池波正太郎と七人の作家 蘇える鬼平犯科帳 (文春文庫)

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 文藝春秋 (2018年10月6日発売)
3.74
  • (7)
  • (2)
  • (8)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 81
感想 : 11
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784167911607

作品紹介・あらすじ

■池波正太郎が長谷川平蔵を主人にした短篇小説「浅草・御厨河岸」を書いたのは、昭和42(1967)年のこと。オール讀物12月号に掲載されたその短篇は大きな反響を呼び、「鬼平犯科帳」としての連載が始まった。
■2017年、「鬼平」誕生から50年。この記念すべき年に、7人の人気作家が長谷川平蔵を登場人物にして、「鬼平」へ新たな命を吹き込んだ競作短篇集。
■逢坂剛は「逢坂・平蔵シリーズ」の特別版、上田秀人は武家という官僚社会で生きる平蔵の立場を、諸田玲子は妖盗・葵小僧と鬼平の再対決、風野真知雄は人気シリーズ「耳袋秘帖」鬼平版、そして、土橋章宏は父譲りの料理人と鬼平との味対決、門井慶喜は、流行りものの鰻が嫌いで女が好きな木村忠吾がかかった罠、梶よう子は、平蔵亡き後、火盗改を仰せつかった森山源五郎の回想、と7人7様。これらの短篇に加え、池波正太郎が自らベスト5に選んだ鬼平作品の中から「瓶割り小僧」を特別収録。
■各作品に池波正太郎のカット画を使用。

みんなの感想まとめ

魅力的なヒーロー、長谷川平蔵が現代の人気作家たちによって新たに描かれる作品集です。池波正太郎が生み出した「鬼平犯科帳」は、50年の時を経て、多彩な視点から再解釈され、読者に新鮮な体験を提供します。各作...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 池波正太郎が生んだ誰もが知るヒーロー鬼平犯科帳。鬼平こと長谷川平蔵を現代の人気作家が描く作品集。
    本編を全巻貪り読んだのは、たしかまだ20代。
    池波正太郎の語りの上手さに感動し、平蔵の人心掌握術に憧れを抱いた記憶がある。
    そしてこの本にて、鮮やかにヒーローが復活した。
    正面から鬼平に取り組んだもの、若き平蔵を描いたもの、ライバルの旗本の視線から描かれたものなど多彩な平蔵に出会えた喜び。正にアンソロジーの醍醐味。堪能しました。

  • 逢坂剛:せせりの辨介、諸田玲子:最後の女、土橋章宏:隠し味、上田秀人:前夜、門井慶喜:浅草・今戸橋、風野真知雄:狐桜-耳袋秘帖余話、梶よう子:石灯籠、池波正太郎:瓶割り小僧の8編の長谷川平蔵のアンソロジー。2018年10月文春文庫刊。多彩な長谷川平蔵が楽しめました。あたりまえだけど、池波さんの鬼平が、しっくりきます。

  • それぞれの作家の個性が出て面白いぞ‼️

  • 永遠のヒーロー「鬼平」再来!「鬼平」誕生から50年を記念し、七人の人気作家が「鬼平」に新たな命を吹き込んだ作品集。

  • 単一の見方では無いところが良い。

  • 土橋章宏の「隠し味」は泣けた。
    諸田玲子の「最後の女」は、平蔵が女と情を交わすのが納得いかなかった。
    逢坂剛はまるで漫画の鬼平しか読んでないようなキャラ作りで好きではなかった。
    あとは概ね良しかな。

  • アンソロジー作品『池波正太郎と七人の作家 蘇える鬼平犯科帳』を読みました。
    鬼平こと長谷川平蔵を登場人物にしたアンソロジーです。

    -----story-------------
    「鬼平」誕生五十年を記念し、七人の人気作家が「鬼平」に新たな命を吹き込んだ作品集。本家・池波も「瓶割り小僧」で特別参加。

    池波正太郎が長谷川平蔵を主人にした短篇小説「浅草・御厨河岸」を書いたのは、昭和42(1967)年のこと。
    オール讀物12月号に掲載されたその短篇は大きな反響を呼び、「鬼平犯科帳」としての連載が始まった。

    2017年、「鬼平」誕生から50年。
    この記念すべき年に、7人の人気作家が長谷川平蔵を登場人物にして、「鬼平」へ新たな命を吹き込んだ競作短篇集。

    逢坂剛は「逢坂・平蔵シリーズ」の特別版、上田秀人は武家という官僚社会で生きる平蔵の立場を、諸田玲子は妖盗・葵小僧と鬼平の再対決、風野真知雄は人気シリーズ「耳袋秘帖」鬼平版、そして、土橋章宏は父譲りの料理人と鬼平との味対決、門井慶喜は、流行りものの鰻が嫌いで女が好きな木村忠吾がかかった罠、梶よう子は、平蔵亡き後、火盗改を仰せつかった森山源五郎の回想、と7人7様。
    これらの短篇に加え、池波正太郎が自らベスト5に選んだ鬼平作品の中から「瓶割り小僧」を特別収録。
    各作品に池波正太郎のカット画を使用。
    ----------------------

    2017年(平成29年)に刊行された作品で、以下の8篇が収録されています。

     ■せせりの辨介 逢坂剛
     ■最後の女 諸田玲子
     ■隠し味 土橋章宏
     ■前夜 上田秀人
     ■浅草・今戸橋 門井慶喜
     ■狐桜 耳袋秘帖外伝 風野真知雄
     ■石灯籠 梶よう子
     ■瓶割り小僧 池波正太郎

    池波正太郎の鬼平犯科帳シリーズには、読んでいるだけで江戸の空気がふっと立ちのぼるような、不思議な心地良さがあるので、今回のアンソロジーも、その世界観をもう一度味わえるのでは……と期待して読みました、、、

    7人の作家がそれぞれに工夫を凝らし、鬼平犯科帳シリーズをリスペクトして、鬼平の姿を丁寧に描いていることは伝わってくるのですが、読み進めるほどに「何かが少し違う」という感覚が残りましたね……表現が難しいのですが、雰囲気の“呼吸”のようなものが、池波正太郎作品とは微妙にずれている そんな印象が残る作品でした。

    原典の魅力をあらためて思い出させてくれる一冊かな……読後に、やっぱり池波正太郎の鬼平犯科帳シリーズが恋しいな と思わせてくれるのも、この本の役割なのかもしれませんね、、、

    収録作でイチバン面白かったのは池波正太郎の『瓶割り小僧』でしたからね……「やっぱり池波正太郎の鬼平犯科帳シリーズが読みたい」と素直に感じた一冊でした。

  • 池波正太郎の鬼平を人気作家が書く特別版の鬼平シリーズ。諸田玲子の最後の女がいい。

  • 七人の、それぞれ異なる平蔵に会える…。

    刊行されていたのは知っていたが、
    池波さんの鬼平が好きすぎで、
    違う鬼平には、会いたくなかったため、手には取らなかった。

    長谷川平蔵は、実在の人物だが、
    「鬼平犯科帳」は、何といっても池波正太郎さんが生み出したもので、
    その人物像、キャラクターは、池波さんの鬼平が強すぎで、
    他のキャラが入り込む隙間がなかった。

    だが、だんだんと、気持ちは変わり、
    新しくても、違ってもいいから、鬼平に会ってみたくなった。

    この作品には、七人の作家さんが描く、七人の鬼平が登場する。

    平蔵の出世や、秘め事、木村忠吾の活躍を支える平蔵、
    そして、「耳袋秘帖」の根岸肥前守の目を通した姿などが描かれる。

    もちろん、まったく違う雰囲気だが、
    それぞれ、新しい平蔵に出会えた気がする。

    でも、結局は、池波さんの「鬼平犯科帳」を読み返したくなる、
    そのきっかけになっただけかなぁ。

  • 【人気作家七人七様の「鬼平」ワールドへようこそ】「鬼平」誕生五十年を記念し、七人の人気作家が「鬼平」に新たな命を吹き込んだ作品集。本家・池波も「瓶割り小僧」で特別参加。

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池波正太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×