- 文藝春秋 (2018年11月9日発売)
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感想 : 20件
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784167911737
作品紹介・あらすじ
【2024年6月公開映画『風の奏の君へ』原案】
緑豊かな、岡山県美作(みまさか)を舞台に描かれる、青春小説。
野球部を引退し受験勉強に邁進するはずだった高校3年の渓哉(けいや)。だが自分の将来を思い描けず、焦燥感に苛まれている。実家は古町で茶葉屋を営んでいるが、父の急逝後、一回り上の兄が故郷の戻り、跡を継いでいる。
ある日、渓哉は道に迷っていた美しい女性・里香(さとか)に出会い、地元の温泉旅館に案内することになるが――。
INFORMATION
映画『風の奏の君へ』
公開:6月7日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
出演:松下奈緒 杉野遥亮 山村隆太(flumpool)
監督・脚本:大谷健太郎
配給:イオンエンターテイメント
感想・レビュー・書評
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在りし日の青い葛藤かな。遠くの美しい風景だから、さらっと読めて爽やかな読後感。境遇はもちろん違うけど、高3のとき読んでいたら苦しかったかもしれない。
現代的な観点でいうと、地方の活性化の魅力を地元出身の作家が書くのはいいなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
谷川俊太郎の春という詩のように、大地から湧き上がってくるような、青春時代のなんとも言えない感情を描かせたら、あさのあつこさん、最高ですね。偶然出会って、ときめいた年上の人が美作というひなびた土地に来たのは、偶然なのか、何かの導きなのか。すっきり甘酸っぱい読後感が味わえます。
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6月映画
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac.lib.setsunan.ac.jp/iwjs0021op2/BB50125420 -
表紙から『バッテリー』的な話を想像したけれど、別物でした。
流れる空気?土地勘?は近しいけれど。
田舎に産まれて、田舎で育って、大学進学は一大転機。
何がやりたいのか、どうなりたいのか。大人だって分からないのに、1つの選択で人生が変わる。 -
爽やかな小説。死人や流血や暴力や詐欺師や変なクリーチャーや地球を攻めてくる宇宙人が全く出て来ないお話を、久しぶりに読んで心が洗われた。
山間の自然の美しい温泉街と若い人達の心の揺らぎ、良いですね。 -
綺麗な小説
地方出身で上京し二つの拠点で揺れ動いている自分としては、小説の登場人物に思いを馳せる場面もあった
映画化については、杉野遥亮くんが演じる渓哉はどんな渓哉になるだろうととても楽しみにした
実際観に行ったら、開始5秒で目を見開き心が揺れる渓哉の表情に惹き込まれた
本当は2回映画を見にいきたかった
上映期間と回数が短かったことが残念
でも観れて良かったし、映画化してくれてありがとうございました -
背ラベル:913.6-ア
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2024/05/12
野球部を引退し受験勉強に邁進するはずだった高校3年生の渓哉。だが自分の将来を思い描けず、焦燥感に苛まれている。ある日、道に迷っていた美しい女性・里香を案内することになる。また、同じ部活の実紀と共に幼馴染の栄美の温泉旅館にいつものように温泉につかりに行くのだが、里香も一緒についてくることになる。
そこで初めて聞いた里香の弾くオルガン。そして渓哉の苗字を聞いて明らかに動揺している里香だけど何で岡山に来たかということは頑なに触れようとしてくれない。
岡山県美作市が舞台となっていて、読み進めていくたびに美作に行ってみたいなという気持ちが高くなっていくと同時に、読みやすさと合わせた爽やかな感じが物語全体から伝わってくるような気がしました。
とても読みやすくてひと息つきたい時とかにおすすめな内容なんじゃないかなと思います。 -
全体的に疾走感のある爽やかな一冊だった。
自分の希望を一番大切にするからこそ、
好きだけではやっていけない関係もある。
そんな現実にもがきながら成長する主人公の姿に
若いなぁーと思いながら読んだ。 -
岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00633234
故郷・美作を舞台に書かれた、心が澄み渡る青春小説
高三の渓哉は野球部を引退、将来も見えずに空っぽの日々を送っていた。ある日道に迷っていた里香という女性を案内することになるが。(出版社HPより) -
オリンピック熱がまだ続いております。
スポーツ青春モノが読みたくなり、あさのあつこさんを。
と思っていたのだが、主人公の少年が元野球部のエースでもう引退していたというだけで、スポーツ感はなかった。
でも、普通に青春小説として楽しく読めた一冊。
舞台は岡山県の美作市。主人公は高校3年の渓哉。野球部のピッチャーであり、引退後は、喪失感と将来の不安に襲われる。
親友である実紀も、同級生の栄美も進路は決まっているよう。そしてひと回り年上で、急逝した父を継いで稼業を盛り上げる立派な兄も、渓哉には眩しい存在。
短い物語で、大きな盛り上がりもないものの、登場人物に魅力があって、また彼らの話の続きを読みたいな、と思った。
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俺は好きだなあこの本
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悩める高3男子
越えられない兄
わかってくれるバッテリー
・・・と構成はばっちり
なのに、どーも物足りないと思うのは
どーしてなんだろう -
ちょっと異世界に感じてしまう清らかさ。若くて青いレモンの風味というかんじ。。。小学生低学年にもオススメ図書にできるのではないかしら。主人公たる渓哉の抱えるモラトリアムも、こんな時期あるかもしれないけれど、健康と選択の自由を持った立場で、逆にいうとごく一部のひとにしか素直に理解されないだろう言動や思考回路。わかるわかる、という気持ちより、細目でこらえて言葉を飲み込みつつ見守る世界。青春まっただ中の渦中の彼から見て“オトナ”に見えている、兄、淳也ですら、私からしたら若さの輝きを放っている世代なので、、、
10歳~30歳まで、田舎住み経験あり、ひねくれていないひと、ピュアストーリーを読みたいひと、、に、オススメかな。行間の奥まで透き通っているような透明度は、昨今貴重かもしれない。 -
主人公の高校3年生の渓哉は野球部を引退し空虚な気持ちでいました。実家は老舗のお茶屋さんです。お父さんが亡くなって、お兄さんの淳也が都会から戻ってきて後を継いでいます。同級生の実紀は渓哉の幼なじみで、長年野球のバッテリーを組んでいて、渓哉の良き理解者です。そして老舗旅館の娘で陸上部の栄美は実紀の再従兄弟です。ある日渓哉は道に迷っていた美人の旅行者の女性とぶつかります。その女性の真の行き先は・・・
短編の「もう一つの風」は、栄美が主人公です。
岡山県の山の中、美作を舞台に、心が暖かくなる一冊です。 -
請求記号 913.6/A 87
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一部の方の、青春ですね。
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【故郷・美作を舞台に書かれた、心が澄み渡る青春小説】高三の渓哉は野球部を引退、将来も見えずに空っぽの日々を送っていた。ある日道に迷っていた里香という女性を案内することになるが。
著者プロフィール
あさのあつこの作品
