魔女の封印 上 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2018年12月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167911867

作品紹介・あらすじ

日本のミステリ・ハードボイルド史上、こんなにカッコいい女性主人公はいない!



男の人間性を一目で見抜く特殊能力を活かし、裏のコンサルタントとして生きる女・水原。国家安全保障局(NSS)の湯浅より依頼され、堂上保という男について調査したところ、その正体は、一瞬で人の生命を奪う、1億人に1人しかいない存在であることが判明する。

その存在を利用して、中国ではすでに要人暗殺事件が起きていた。

水原は堂上と接触するが、その直後、堂上は失踪。水原は中国から潜入した〝彼ら〟の行方を追うが――。



『魔女の笑窪』『魔女の盟約』に続く、『魔女』シリーズ第3弾!

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに読むシリーズ。

    導入部がきっと過去作にも登場しているお店のシーンからはじまったため、「あれ?もしかして再読?」とちょっと惑わされる。

    上巻の後半から、話が急展開。先が全く読めないのでとにかく先が気になる。
    ちょっと現実離れした設定かな?とも思ったけれど、強ち否定できないことなのかもと。絶対的少数派として生まれた場合いくら自分に力があろうとも絶対的多数派に存在を誇示したり同化しようとするのは中々難しいことは想像に難くないし。そう考えると、ただ自分が無知でなにも知らないだけなのでは・・・と疑心暗鬼になってくるな。

  • こりゃSF?ファンタジー?

  • 【2025年122冊目】
    男を見るだけでその人となりを知ることができる水原は、既知の間柄である湯浅からとある骨董屋の店主を見るように頼まれる。理由は見てから告げると言われ、対象者である堂上に接触をはかった水原だったが、なぜか「見る」ことができず困惑する。実は堂上は秘密を抱えていて――魔女シリーズ第三弾。

    第一弾が連作短編集、第二弾が国を股にかけての大騒動で、第三弾となる本作では、ちょっとファンタジーちっくな要素が絡んできます。いつも通り、水原の周りにはキャラの濃い面々が揃ってますが、一番肝が座ってるのはやはり彼女です。

    とはいえ、今ところシリーズ一作目がやっぱ一番面白かったなぁと思うなどしています。名前がいっぱい出て来すぎてて混乱するってのもありますが。

    と言いながらも引き続き下巻を読みます。

  • 下巻で

  • 今回は人間の頂点に立つ、頂点捕食者のお話。
    人間の気を吸って、相手を腑抜け、または殺してしまう人間が存在するという設定。
    人間の気を吸うバンパイアか……。
    頂捕は突然変異で生まれ、1億人に一人の割合で存在し、日本には一人、中国には10人以上がいるという設定。
    大沢氏のこれまでの、ハードボイルド路線とは、今回はちょっと違う。

    元公安の湯浅に頼まれ、調査に乗り出す水原。
    骨董品屋の堂上という男が、頂捕である可能性を探る為、水原は堂上と会う。
    堂上と面会したが、水原の相手の正体を読み取る能力が、堂上には通用しない。

    暴力団がこの力に目をつけ、絡んでくる。
    暴力団が中国から日本へ呼び寄せた頂捕らしき人物が、堂上を探す。
    暴力団「星稜会」、暴力団経営の探偵事務所、NSS 国家安全保障局、公安が絡んで来る。
    そんな中、堂上の行方が分からなくなった。

    魔女こと、水原がカッコいい。
    相手の正体を一瞬にして読み、その能力を活かして、相手と対峙する。その様は今回もカッコ良い。
    水原は堂上の行方の手がかりを探して、星稜会の柴田を当たりに大阪へと行く。
    下巻へとつづく。

  • 前作が重い重い、息の継げない作品だったので倦厭してなかなか読まなかったが、それとは打って変わって、柔らかい(※ 当社比)印象の作品。

  • 魔女シリーズの第3弾。
    水原さんの見ただけで人を見抜く力だけならまだしも、頂捕とは流石にファンタジー感が強過ぎる。。。
    にも関わらず、シリーズに共通して面白さは健在です。
    実は頂捕はトリックでした、とはならないだろうから、最後はどう落とすのだろうか。

  • 上巻だから話の途中だけど面白いよ!
    またすごい仮説(設定)が出てきていいスパイスになってる。中心人物の堂上はまだ不思議な部分が沢山あって下巻も楽しみ。水原が相手の性癖まで言い当ててしまうのはスカッとするな。

  • 大沢君。最近ちっとも本書いてないやん。
    本屋に行き新しい本出てるやんと手に取って見れば、小さく新装版て書いたるやつばかり。20年近く前のタイトルなんて忘れてるし、騙された事何回もあるねんで。プンプンやわ。
    で、これは新作やったわ。でも、ヒトを食うってなんやねん?本当に人を食った話やわ。

  • 水原カッケーなーって再確認できた。
    どんな場面でも冷静に会話できることに尊敬。
    現実、いつか人間も喰われる側になる日が来るのか…⁈

  • 人間の上位に存在する者とは?
    ミュータントとかバンパイアとか色々設定はあるけれど、バンパイアが一番近いかな。やくざや警察や国家、それぞれの立場で考え方は違う。さてどうなるか……

  • 伝奇SFチックで面白い導入
    前作読んでないとダメだけど

  • 設定がそそる

  • 【クールな女主人公・水原、三たび登場!】裏のコンサルタント水原が接触した男は、人間のエネルギーを摂取し命を奪う新種の?頂点捕食者?だった。読み応え二〇〇%の会心作!

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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