- 本 ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167911959
作品紹介・あらすじ
大泉洋主演で映画化!
話題の映画のノベライズ。
鹿野靖明、34歳。
難病の筋ジストロフィー患者で、
一人では寝返りも打てない。
だけど、自由に生きたい!
自ら集めたボランティアに支えられての
自宅暮らしはわがまま放題。
バナナが食べたくなったら、
たとえ真夜中でも我慢しない。
病院で、天井を見つめて
ただ生きているだけなんて、意味がない。
そのわがままは命がけだった。
原作は、
大宅賞、講談社ノンフィクション賞をW受賞した
傑作ノンフィクション。
壮絶ながらも、命の輝きに満ちた日々を描く
笑って泣ける話題の映画のノベライズ版。
感想・レビュー・書評
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2019年5冊目。
原作読んで映画観て、そしてこのノベライズ。正直ノベライズは好きではない。結局は映画ありきになるからだ。このノベライズも読むかどうかは正直迷った。それでも読んで良かったと思う。映画を既に観ていたからか話の流れも理解できていたし、そのおかげで映画では特に泣くことはなかったエピソードでもうるっとしてしまった。原作にはない、限られた登場人物の個性や感情の動きといった良さが詰まっている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大泉洋主演映画のノベライズ。
対等であること。人そのものを受け入れること。そして、自己決定することでみんなが幸せ豊かになること。人に頼る勇気など、いくつか気づき発見がありました。ただ、大泉さんが浮かびっぱなしだったので、実際の鹿野さんの感じを知るためにも原作『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』を読んでみたい気がする。
大泉さん風なので当然ながら面白く描かれてはいますね。硬くならずに読めました。 -
映画を見たら特に本で読まないでもいい
というくらい
そのままでした。 -
ノベライズということで短くてあっという間に読めます。ドラマチックにも仕上がっていて、感動しました。もう少し主人公が活躍するところを見続けたくなるくらいでした。映画ともとの本を見たくなりました。
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本は、頭の中で人物像や風景を創造できるからたのしい。自由なイメージで読み進めることは頭の中の想像もできない無限のなんでもありな冒険で最高。こちらの本は映画化もされているがあえてみなかった。頭の中で出来上がった世界を上書きしたくなかった。そんな思い出の作品です。
『障害があってもなくても悩みはある。その悩みが世の中から見て小さくても大きくてもその当人にとっては大問題だ』
有川浩さんのレインツリーの国にも似たような文章があった。
障害の有無関係なく人は悩む。知っているからこそ構えるんじゃないかな。
一生懸命で真っ直ぐなのもいいけれど、自分を俯瞰して人とも付き合っていきたい。
『これまで障害者を差別したり、区別したりするべきでないと教えられてきたし、当たり前のように自分にもその感覚があると思っていた』
この言葉すごい、この文章に気付かされたし、感覚があるかどうかの認識
これができるのは意識しているからだと思う。 -
九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1464577 -
映画でタイトルは知っていたが中身は知らず。
良い話だった。。
巻末のノンフィクションの実話から、映画化に対しての背景の話もよかった
著者プロフィール
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