ゲバラ覚醒 ポーラースター 1 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2019年2月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784167912215

作品紹介・あらすじ

喘息持ちだった少年エルネストは舞台女優のジャスミンとの恋など青春を謳歌しつつ、やがて医学生となる。そして1952年、ペロン政権下の母国アルゼンチンから出発して、親友ピョートルと共に南米大陸縦断の旅へ。そこで社会の弱者らと出会いながら、成長していく――。

ゲバラ、カストロというキューバ革命の英雄たちが躍動する著者渾身のシリーズ。

第一巻では、ゲバラ、エビータらを活写。キューバ革命に至る壮大な物語の青春編が開幕!



巻末に著者と女優・鶴田真由さんの対談を収録。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

実在の革命家を主人公にしながらも、青年の成長物語として描かれるこの作品は、南米の歴史や文化を背景にしたドラマチックな青春譚です。登場人物の魅力や情景描写は、まるで映画を観ているかのような臨場感を与え、...

感想・レビュー・書評

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  • あ、これは、本としてはいい本なんだけど

    本気でゲバラを知るにはこの本はちとおすすめできないかも

    と思いました

  • 図書館本。ゲバラは何かの比喩表現かと思って借りたら、ままチェ・ゲバラの本だった。
    実在の人物を主人公にしている本はあまり好みではないが、名前を知っている程度だったからか一青年の物語として楽しめた。登場人物が魅力的で、ほぼ知らない南米が舞台なのに、ドラマを見ているかのように情景が浮かぶのがすごい。
    この青年がどうなっていくのか続きが知りたい

  • 名前と革命家であることぐらいしか知らなかったチェ・ゲバラの生涯を追う作品。伝記的でありながら、かなりのフィクションが混ざっているようで、一つずつ調べるエネルギーはないからどう受け止めて良いのか難しい。
    人名な地名、出来事など、あまりに馴染みがない固有名詞が多くて読み進めるのにとても時間がかかる。
    第二次大戦前後の南米で、欧米からの独立や社会主義と民主主義の覇権争いなど、ものすごい熱気で世の中が変わっていく様子が垣間見えて、まだまだ知らないことがたくさんあることを改めて実感した。

  • チェ・ゲバラの青年期が、南米の国々の歴史や文化の描写とともに描かれる。

    ゲバラを英雄視しすぎて、フィクションらしい場面はあった。

    しかし、著者は約200冊にもわたる参考文献をあげている。
    著者のゲバラや描かれる南米の国々への知識は、膨大で、現実に基づくものであるだろう。
    日本では、ゲバラや南米の歴史はあまり知られていない。
    それらを知ってもらうとっかかりとして、著者はフィクションを交え、より面白く、より人に手に取ってもらえそうなこの小説を描いたのではないか。

    そのため、この本はゲバラや南米の現実を知りたいマニアには向かない。しかし、初心者や南米の文化を感じたいという方には大変参考になり、また興味深い作品である。



  • 桜宮サーガシリーズは、一旦終了

    デビューから
    一貫して、医療小説を描き続けてきた
    海堂氏の新シリーズは
    なんと、チェ・ゲバラ


    元々、医師だったゲバラが
    革命家になっていく姿を描くという

    海堂氏、ご本人とも
    重なる部分があるのでしょうか…


    本名/エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナ
    1928年6月14日
    アルゼンチンにて誕生

    重度の喘息により
    幼少期は、アルゼンチン郊外で過ごす

    豪農の出でありながら
    新しいモノ好きの母が開く
    自宅のサロンには

    いつも、各方面の著名人、知識人が集まり
    議論を重ねていた

    幼少期から、サロンに出入りしていたゲバラは
    そこで、様々な影響を受けていく


    ブエノスアイレス大学で
    医学を学び、卒業間近になって
    友人と南米バイク旅行をする


    チリでは、臨時特派員のバイトを見つけ
    新聞記事を書き

    エクアドルでは
    バナナ農園で、収穫したバナナの箱詰め作業

    ペルーでは
    癩病専門療養所で
    見習い医師としてボランティア活動をする



    帰路間近に立ち寄った
    ボリビアで
    地雷を踏んでしまい
    友人を失うという悲劇に見舞われる

    失意の底で、帰宅し
    医師免許を取得するも

    ペロン大統領による
    全ての医師を、軍に内包するという
    国策に反発し、故郷を後にする

    親子愛とも、友情とも言えぬ
    大統領夫人であるエバとの永遠の別れ

    ざわつく近隣諸国に
    革命の匂いを感じながら
    南米大陸統一という

    無謀な夢を夢想しながら
    新たな旅へ向かった







    南米の地理や、歴史に関する
    知識がゼロだったので

    少し読み進めては、ググるという
    作業を繰り返していたので

    なかなか進まないし
    名前もややこしいし…



    史実ベースにしてるとは言え
    フィクションなので

    重要な登場人物が
    実際は、天寿を全うしたにも関わらず
    序盤で、死んでしまうとか

    ゲバラの評伝だと思っていると
    大きく間違えるので
    注意が必要だ

    大河ドラマ感覚でいないとね



    とは言え、本書の最後に
    収められた、参考文献の多さに絶句

    南米の歴史から、政治、カルチャー
    人物評伝、文学、写真集、紀行などなど

    実際に、何度か南米にも足を運び
    目にした景色や、空気感を
    しっかり、作品に反映させている

    作者の、この作品にかける
    意気込みは、ハンパない


    気ままな徹底主義者の
    海堂氏らしい
    作品への向き合い方に

    改めて、敬意を評したい



    #ポーラスター
    #ゲバラ覚醒
    #海堂尊
    #チェゲバラ
    #エルネストラファエルゲバララデラセルナ
    #エバペロン
    #エビータ
    #アルゼンチン
    #キューバ革命
    #ブレノスアイレス大学
    #医学生
    #読書好き
    #ブクログ

  • 昨年キューバへ旅をし、キューバが大好きな国の一つに。そんな旅の途中、至る所で見て、聞いた、チェ・ゲバラ。恥ずかしながらキューバのために戦った人ぐらいの認識しかなく、これは日本に帰ったらゲバラのことをもっと知ろうと思っていたところ出会ったのがこの本。
    学生時代のゲバラが友人とともに南米を旅するお話し。魅力的な南米の国や今後伏線となるようなゲバラに影響力を与える人が次々に出てきて、飽きずに読めた。特に、大統領夫人が魅力的で、本当にこんな方いたの??と思いネットで調べ、美人だなーと思いながら読んだ。


    時代に名を残す人は、やっぱり幼い頃からすごいし、今すぐにでもまたキューバに行きたい!!

  • ☆☆☆2020年5月☆☆☆


    これは力作だ。
    ゲバラの若き日々を、創作を交えながら一人称で描くという手法は新しい。1950年代の南米をともに旅しているような感覚に陥った。ペロンやエビータ、サンマルティンといった、今までよく知らなかった歴史上の人物についても学ぶことができた。


    もっとも驚いたのは、旅の友のピョートルの死。
    地雷を踏んでという悲劇。
    悲しい気持ちになった。

  • 数年前に読んだのだけど、しばらく目を離してるうちに続きが出てたので、改めて再読。

    僕が書くまでもないけど、これは史実ではない。
    あくまで史実を元にしたフィクション。
    ゲバラが南米をバイクで相棒と二人で旅したのは史実だけど、かなりフィクションが入ってる。

    エビータやネルーダといった僕でも名前くらいは知ってる南米近現代史の大物たちと、若き日のゲバラが次々と邂逅する。たぶん、そんな記録は残ってない筈。でも、会ってない記録も残ってないかも知れない。もしかしたら?というのを持ち込めるのがフィクションの強さ。

    実際、この作品は小説であることで、ドラマ性が増していて、再読してみて改めて面白さを感じられた。

    続きも読まないとね。

  • 革命家チェ・ゲバラという人間性がどのように形成されたのか,そしてなぜチェ・ゲバラをテーマとするのか,を学生時代の旅に答えを求め,丁寧な筆致で心の機微を追っていく.重厚な人間性が形成されるだけあって,一長一短では描ききれず,長い.が,その中で醸成される人との交流,文化との交錯,医学が生き生きと描かれ,エルネスト・ゲバラという新たな為人が浮かび上がってくる.

  • 海堂尊の本なのにゲバラが医学生だったことを然程使ってなかったのが残念。エビータの描写が映画版と丸かぶりなのもちょっと新鮮味がなかった。
    とはいえ南米旅行の描写は読んでいてワクワクしたし、カストロ編は気になる。

  • こんな生き方もあるんだなと思いました。
    結果論ではあるけれど傑物には傑物になるだけの
    背景があるわけで、取り巻く、時代や環境との
    タイミングがすごい。
    幸いの事ながら、ゲバラという人物を全く知らない
    ぼくは、この先の小説を偏見?なく楽しめます。
    とにかく続きが楽しみ。
    どのように少年が変わっていくのか、とても楽しみです。

  • ゲバラにはもともと興味はあって、関連本をいずれ読んでみたいと思っていたのだが、ピンとくるものに出会うことなく時が過ぎ、誰かゲバラの生涯を読みやすい小説にしてくれないかなぁとずぅっと思ってきた。

    来たこれ!
    ゲバラを小説にしてくれた人がいた!
    しかも海堂さんじゃないか。
    「チーム・バチスタ」シリーズ好きだったし、これは間違いない、と書店で即決、レジに走った。

    読んでいる間、ずっとゲバラといっしょに笑い、怒り、悲しみ、恋をした。
    よく知らぬまま「なんかすごい革命家」というイメージしか持っていなかったけど、この本のおかげで、ゲバラも私と同じ1人の人間であることを感じ、一気に身近に。

    これを読んでいると、南米の国々の歴史をざっと追えるのがうれしい。
    これまで南米の国の名前を聞いても、地球の裏側のどっか遠いところ、サッカーが強いのか、くらいの認識しかなかったのだが、この本でゲバラが訪れ、人と出会い、様々なことが起こることで印象づけられ、新聞などでその国の名前を見聞きすると「あ、ゲバラが〇〇と出会って△△したところだ」と具体的に思いを馳せられるようになった。

    おそらく細かいエピソードなどは創作なのだろうと思うが(こんなに行く先々で有名人と偶然知り合えるなんてありえない!)、それがあるおかげで、南米の国々との心の距離がグッと近くなった。

    かつて、マドンナが主演した『エビータ』という映画を映画館に見に行ったこともあるので、とても感慨深く読めたし、もう一度あの映画を見たくなった。

    うーん、楽しい。
    読書最高。
    さぁ、2巻に取りかかろう。

  • 人生迷い中の自分に、中々染みる作品。自分もふらりと旅に出てみたくなった。これからゲバラの人生が、アルゼンチンという枠にとらわれずにどう展開していくのか、続きが楽しみで仕方ない。
    実はゲバラの作品は別で接したことがあって、それが映画の「モーターサイクルダイアリーズ」。映画好きな高校の友達に勧められて観たけど、当時の自分にはさっぱり。まだ教養も、好奇心も足りなかった。
    今は歴史的側面と地理的側面、両方に興味を持って読めている。今の自分には、南米は余りに未知。マチュピチュまで出てくるとは思わなかった。
    そして当然、海堂尊の作品ということも読み始めるインセンティブになったわけだが、ゲバラも医師という共通点があるとは…なるほどなと。
    連作全て読み終わったら、改めて「モーターサイクルダイアリーズ」を観たい。

  • アルゼンチンの医学生・エルネストは親友と南米縦断のバイク旅へ。様々な体験をしながら成長し、将来の革命家の原点を描いた青春篇。

  • 南米大陸放浪で成長していくチェ・ゲバラを描く。ラテンアメリカ史に詳しくないので最初は取っつきにくいが、それでも引き込まれる。続編刊行と同時に読了。

  • 2019年3月読了。
    ペロンやエビータとの交流というフィクションを混ぜつつ、「モーターサイクルダイアリーズ」が完結するまでのゲバラを描いている。
    巻末に参考文献あり。今後の読書に大いに役立つ予感。
    それにしてもゲバラという人は、人を魅了するんだなと改めて感じた。

  • まだ人生の途中だけど、今まで思っていたゲバラ氏の人物像とは、かなり違う印象にかえてくれた本
    次が楽しみ

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著者プロフィール

1961年千葉県生まれ。医師、作家。外科医・病理医としての経験を活かした医療現場のリアリティあふれる描写で現実社会に起こっている問題を衝くアクチュアルなフィクション作品を発表し続けている。作家としてのデビュー作『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)をはじめ同シリーズは累計1千万部を超え、映像化作品多数。Ai(オートプシー・イメージング=死亡時画像診断)の概念提唱者で関連著作に『死因不明社会2018』(講談社)がある。近刊著に『北里柴三郎 よみがえる天才7』(ちくまプリマー新書) 、『コロナ黙示録』『コロナ狂騒録』(宝島社)、『奏鳴曲 北里と鷗外』(文藝春秋) 。

「2022年 『よみがえる天才8 森鷗外』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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