マチネの終わりに (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2019年6月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784167912901

作品紹介・あらすじ

平野啓一郎のロングセラー恋愛小説、ついに文庫化!

たった三度出会った人が、誰よりも深く愛した人だった――

天才ギタリスト・蒔野聡史、国際ジャーナリスト・小峰洋子。

四十代という〝人生の暗い森〟を前に出会った二人の切なすぎる恋の行方を軸に

芸術と生活、父と娘、グローバリズム、生と死など、現代的テーマが重層的に描かれる。

最終ページを閉じるのが惜しい、至高の読書体験。

第2回渡辺淳一文学賞受賞作。

みんなの感想まとめ

複雑な社会情勢を背景にした大人の恋愛が描かれたこの物語は、心の葛藤や過去と未来の関係について深い洞察を与えます。主人公たちの間にある愛情は、些細な誤解やボタンのかけ違いによって揺らぎつつも、運命の力を...

感想・レビュー・書評

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  • 平野啓一郎さん「マチネの終わりに」
    自分にとって「ある男」以来の著者の作品になる。
    平野作品全体に形容される「分人主義」という作風、じっくりと味わってみたいと思いこの有名な作品を読んでみる事に。

    物語は完全なるラブストーリー、40歳前後の所謂「大人の恋愛」が描かれている。
    お互いの生き方、お互いの仕事感、お互いの距離感がスマートでセンスが良く凄くお洒落に感じられた。
    物語のストーリー自体が物凄く秀逸でグイグイと引き込まれて読まされていく。
    自分の余計な感情が邪魔だと感じるくらい「超弩ストレート」な恋愛小説だった。

    序章で触れられていて気になっていたが読後に検索したところこの物語には本当にモデルがあり、ギタリストの福田進一さんという方と国際ジャーナリストの山本美香さんという方の物語という事が分かった。自分は両者とも存じ上げなかったが、調べれば調べるほど両者の持つ人間的な豊かさとその高さを知る事になった。

    凄く衝撃的だったのが作品には描かれていなかったが2012年にシリア内戦取材中に山本さんは銃撃され亡くなってしまったという事実。
    その事実と物語が混同してしまう。
    蒔野と再開した東日本大震災の蒔野の復興コンサートのすぐ後ではないか…
    洋子の気持ち、蒔野の気持ち、作者が書かずにはいられなかったという気持ち、全てが混同しだして自分も胸の中が空しさでいっぱいになってしまった。
    こんな悲劇あっていいのだろうか?

    実際には「分人主義」という作風に触れてみようと思い読み出した作品だったのだが、完全に物語の持つ魅力に支配されたまま読み終えてしまった。
    この作品に関しては読後の余韻も物凄く強いため「分人主義」云々はもうどうでもよくなっている。

    著者の新作「本心」も購入してあるのでそちらを読みながら「分人主義」に関しては触れられたらなと思う。

    • yyさん
      NSFMさん、こんにちは。
      以前 単行本で読んで衝撃を受けた作品です。
      平野啓一郎氏の描写、繊細で美しいですね。
      迷わず、一番の恋愛小...
      NSFMさん、こんにちは。
      以前 単行本で読んで衝撃を受けた作品です。
      平野啓一郎氏の描写、繊細で美しいですね。
      迷わず、一番の恋愛小説として「マチネの終わりに」を選びます。

      そして今回、NSFMさんのレビューを読んで新たな衝撃を受けました。
      モデルが実在していたのですね。
      ジャーナリストの山本美香さんは銃撃に打たれたとのこと。
      「マチネの終わりに」に対しての思いがさらに深くなりました。

      2024/11/11
    • NSFMさん
      yyさんコメントありがとうございます。

      本作品読了後から蒔野のモデルとなっている福田さんのギター音楽動画を検索しYouTubeで聞いてます...
      yyさんコメントありがとうございます。

      本作品読了後から蒔野のモデルとなっている福田さんのギター音楽動画を検索しYouTubeで聞いてます。素晴らしさが映像からも伝わってきますし、この音をも洋子は愛したんだなとも考えると胸がしめつけられる感じがします。
      「マチネの終わりに」を読んでからだと彼のギターは本当に愛する洋子の為に弾いているんではないか?と現実と小説とを混同してしまう感じがします。
      是非観てみてください。
      2024/11/11
    • yyさん
      NSFMさん、YouTubeで何曲か聴きました。 
      素敵です。
      クラシックギターの音色には癒されますね。
      そして、切ない。
      好きな品...
      NSFMさん、YouTubeで何曲か聴きました。 
      素敵です。
      クラシックギターの音色には癒されますね。
      そして、切ない。
      好きな品が、NSFMさんのレビューで、音や映像として甦ってきたこと、とても嬉しいです。
      ありがとうございます☆彡
      2024/11/11
  • よかった。
    あまりに良過ぎて、頭の中を様々な感情や言葉が行き交ってレビューをまとめることが困難なくらい(笑)


    天才クラシックギタリスト蒔野聡史と国際ジャーナリスト小峰洋子の、運命に翻弄され苦悩しながらも愛し合う姿を描いた美しく切ない物語。
    40代前後の二人の、人生経験を積み重ねたからこその深い寄り添いあいに、とても共感して、心を揺さぶられながら読み進めた。

    ラストがとても美しくて、泣いた。


    ー 人は変えられるのは未来だけだと思い込んでいる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えてるんです。変えられるともいえるし、変わってしまうともいえる。過去は、それくらい繊細で、感じやすいもの…

    主人公・蒔野聡史のこのセリフにとても感銘を受けた。

    同じ出来事でも、その捉え方や解釈によって良くも悪くもなる。人の記憶は曖昧なものであり、誤解や偏りもある。これから起こる出来事で解釈が変われば、過去の記憶もそれに合わせて書き換えられてしまうものなのだ。

    過去は繊細なものだが、だからこそ、未来は不幸な過去に大きな救いを齎すかもしれない。
    僕はそういうポジティブな言葉として捉えた。


    さて、この小説、これから読むのなら、ゆ〜っくり時間をかけて読むのがオススメです。
    たまに難しい言葉で出てくるので面倒くさがらず辞書やウィキペディアで調べながら。
    「芸術の秋」だし、クラシックギターのCDでも聴きながら。

    人生に豊かな彩りを与えてくれる、そんな小説です。
    でも、20代の人が読んでももしかしたら全く響かないのかも…。

    11月公開の映画もぜひ観たい、と思った。

    • やまさん
      たけさん
      こんばんは。
      やま
      たけさん
      こんばんは。
      やま
      2019/11/09
    • 大野弘紀さん
      運命に翻弄されながら
      偶然に裏切られながらも味方にして
      意思の力でその風を未来に繋げる様子は

      まるで希望。
      運命に翻弄されながら
      偶然に裏切られながらも味方にして
      意思の力でその風を未来に繋げる様子は

      まるで希望。
      2020/06/21
    • たけさん
      大野さん、
      そうですね。「希望」の小説ですよね。
      素敵な言葉をありがとうございます!
      大野さん、
      そうですね。「希望」の小説ですよね。
      素敵な言葉をありがとうございます!
      2020/06/21
  • 主人公たちがあと10年若かったら、きっと色んなことが違っていたんだと思う。
    我を押し通す程若くもなく、かと言って全てを受け入れる程でもなく...
    最初は緩やかに愛を育むのかと思ったらある事件が起きて、そこからは「こうしたら良かったのに」等のもどかしさが続いてた。
    色んな世界情勢の中、スランプもあり、結局選んだのは自分だけど、「こうしたら良かったのに」をそれぞれが大なり小なり抱えて生きてるんだなと思った。

  • 毎日新聞とnoteで連載されていた、平野啓一郎の長編小説です。

    物語は、クラシックギタリストの蒔野と、海外の通信社に勤務する洋子の出会いから始まります。初めて出会った時から、強く惹かれ合っていた二人。しかし、洋子には婚約者がいました。やがて、蒔野と洋子の間にすれ違いが生じ、ついに二人の関係は途絶えてしまいます。互いへの愛を断ち切れぬまま、別々の道を歩む二人の運命が再び交わる日はくるのかー

    中心的なテーマは恋愛ではあるものの、様々なテーマが複雑に絡み合い、蒔野と洋子を取り巻く出来事と、答えのでない問いに、連載時の読者は翻弄されっぱなし。ずっと"「ページをめくりたいけどめくりたくない、ずっとその世界に浸りきっていたい」小説"を考えてきた平野啓一郎が贈る、「40代をどう生きるか?」を読者に問いかける作品です。
    https://k-hirano.com/lp/matinee-no-owari-ni/
    『マチネの終わりに』特設サイト より

    実は本を読む前に映画を見た.原作を読んでから映画を見ることの方が多いのだけれど、この作品に関しては逆になった.そしてそれは、この作品についてはこの順番でよかったのかもしれないと読み終えた後になって思った.

    読み終わって余韻に浸りながら、『マチネの終わりに』特設サイトというのがあるのを見て、作者のメッセージを読んだ.「ページをめくりたいけどめくりたくない、ずっとその世界に浸りきっていたい」小説をというのを考えてきた、と書かれていて、嗚呼、まさしくそんな感じと嘆息.

    何度かページをめくる手を止めて、ことばを反芻しながらこのときの主人公たちの感情の動きを追いかけながら、もし自分が同じ立場に置かれたら、と思考する.聖書の一部を引用しながら関係性を紐解くときに、嗚呼、私はマルタの位置にいて文句ばっかり言ってなかったか、自分は確かにある物事に対して人に対して主人公であろうとしたかと自問した.

    風景の描写に映画の一場面を思い出し、美しい音楽が心の中で響く.原作と映画にはギャップがあるけれども、印象的な場面を思い起こすのに大きな支障はない.

    大事なことを改めて考えさせてくれる内容だった.普段気にも留めないようなことを、運命とか、必然とか、名付けてみようかとふりかえってみる.未来が過去を変える、現象で、ことばで.なんて素敵で怖いことなんだろう.でも、それが生きるということなんだろうし、それがあるから前に進める.

  • テロ、難民、民族対立、震災、心の病気などが恋愛を軸に語られていました。
    私には難しいテーマに加えて少しカッコ良すぎる表現が多く感じ、前半は読み進めるのに時間がかかりました。慣れてきたこともあると思いますが、後半はこの先どのようになっていくのか読み進めました。
    未来は過去を変える、常に何故なのかを問いながら、忘れられない相手を想いながら、ある程度年齢のいったものだから大胆な行動は取れない歯がゆさのようなものを感じました。
    終わり方が好きでした。


  • ここ数年全く恋愛小説を読まなくなっていた
    が、近頃仕事のトラブル続きで心が乾いている気もする…そしてあまりにも世間で目に入ってくるこの小説は気になる…という変な言い訳めいた理由から読んでみた

    恋愛という部分へのフォーカス、感情移入は残念ながらやはりあまりできない(>_<)
    どうしても構成的に面白い…という目線になってしまう
    捻くれ者である
    まぁ仕方ない

    しかしながら
    イラク戦争による、一般人犠牲者の不安定な生活環境
    テロを受けたショックで起きたPTSD
    一瞬のかけ違い・スレ違いで起きた運命の分かれ道
    ユーゴスラヴィア人の言論の不自由
    父親とのとの確執
    離婚
    我が子といつも一緒に居られない苦悩
    芸術家のスランプ
    自分の幸せが人を陥れた不幸なうえに成り立っている逃れられない罪と事実

    そういった人々の何らかの悲しみ、苦しみ、なんとも言えない感情や心の震え、満たされない想い、皆が抱えながらも隠し持って頑張って生きている姿に心を寄せてみることができ、久しぶりに心を動かせたという自分なりの満足感はある
    この小説の登場人物は一様に好感が持てた
    平野氏の世界観の根底は「優しさ」なのではなかろうか
    人は弱くて無力で…だけど愛が満ちているのかも
    そんな救われるようなメッセージを感じた

    また全ての運命を受け入れ、受け止め、不器用ながら一生懸命生きている洋子という女性がとても好感がもて、応援したくなった
    聡明で謙虚で思いやりにあふれ真面目で不器用で…
    自分よりも周りの幸せをつい考えてしまう
    そんな素敵な女性である
    私が恋をしそうである(笑)
    要は自分にないものが揃っているからだ(笑)

    自分の思うがままに生きることがすべてではないのかもしれない
    自分の本能と欲にしたがってがむしゃらに生きることだけが幸せではないのかも…
    物事を受け入れたり、間違えたり、傷ついたり、時にはじっとして時が流れることを待つ
    (時の流れに身を任せ…ですね)ことの大切さを感じた

    昔は話の展開と結果ばかりが気になって一気読みをしていたのだが、紡がれた言葉や内容をゆっくり咀嚼しながら読めるようになった
    やっと大人になったのだ(笑)

    知的好奇心を満たす読書が大好きだが、心を動かす読書も必要だ
    想像力や人の痛みを理解する思考回路が整う
    気付くと頭ばかり使って心が使えていないことがある
    やはり豊かな心を持ち続けるために小説を読む量を増やしてみようと思う

    またまた本の出逢いに感謝





    • やまさん
      ハイジさん
      こんにちは。
      いいね!有難う御座います。
      『左近 浪華の事件帖』シリーズは、3冊で終わりです。
      来年の1月に4冊目が出る...
      ハイジさん
      こんにちは。
      いいね!有難う御座います。
      『左近 浪華の事件帖』シリーズは、3冊で終わりです。
      来年の1月に4冊目が出る予定です。
      楽しみにしていてください。
      やま
      2019/12/04
  • 素晴らしい作品でした。騙されたと思ってとの前置きあり知人に勧められ読みましたが、良い本を紹介してもらえたと感謝しています。普段ミステリーばかりで恋愛小説をあまり読みませんが、こういう作品に出会うと、恋愛小説もいいものだなと純粋に思います。本作は40代の大人の恋愛ではありますが、今年、凪良ゆうさんの「汝、星のごとく」を読み大変感銘と衝撃を受けたましたが、主人公の世代は違えどその時に感じた、何とも言いようのない読後感というか、ある種の刹那さというか、あまり日常には感じ得ることの無い感情や思考が刺激されたような、そんな作品でした。まーこの状況自体は言ってしまえば非現実的な設定ではありますし、一目惚れからスタートして、ここまで物語が展開していくのですから、人が恋をした際のレベルを最大値で表現するとこういう領域になるのかもしれませんね。あとは、恋愛ストーリーにとってとても大きな要素となるのは、主たる人物の職種がどんな職種であるかがとても大事なんだなと改めて感じた次第です。クラシックギタリストと戦地ジャーナリストは神設定ですね。一般企業勤め人同士だとこの展開にはなかなかならないですね!いずれにしても、とても素晴らしい作品に出会えたと思います。映画も観てみようと思います。

  • 天才クラシックギタリストの蒔野と国際ジャーナリストの洋子。
    40歳を目前に運命的に出逢った2人のすれ違いの恋の物語。

    とても文章が丁寧で美しかった。
    自分とはまるで住んでる世界が違う高尚な2人の恋愛だったけど、嫌味なく蒔野にも洋子にも好感が持てた。

    運命の出逢いだったはずなのに、図らずもすれ違ってばかりの2人。
    もしもあの時こうしていれば、、とか、タラレバを言っても仕方ないけど、そう思わずにはいられない。
    お互いを思いやる気持ちと、だけどつきまとう不安とが、バランスを崩して事をおかしてしまうんだろうな〜。

    途中からの急展開には驚いた。
    思わず三谷最低〜!って声に出てしまった。
    そして何でそうなるの〜な展開に心ざわざわしっぱなしだった。
    結局は人間はみんな弱い生き物だっていう事なんだろう。
    そしてこのラスト!美しいんだけど、あ〜モヤモヤする〜〜(´-д-)-3








  • 大人の恋愛小説。いい本読んだ!

    音楽の好きな人ならぜひ読んでもらいたい小説。
    全体に流れる文体も音楽的。最後の最後まで沁みます。

    この本を読むBGMには小説でも紹介される曲を是非。
    一層楽しめます。

    バリオス 大聖堂
    幸福の金貨
    ヴィラロボス ガヴォット・ショーロ
    ブローウェル 黒いデカメロン
    ロドリーゴ  アランフェス協奏曲


  • この小説随分前に映画化されていて、福山雅治と石田ゆり子が主役でした。まだ観てませんが、あまり期待できないかも。
    このとても大人の恋物語の描写を映画で表現出来ているのかなという疑問があるから。
    役者のビジュアル的にはハマっているとおもいますけど。難しいと思いますね。心の揺れ動きをどこまで表現出来ているのでしょうか。
    小説の構成は、素晴らしいなと思いましたね。
    選択される言葉1つ1つもよく考えられていて、美しいなと思いました。

    しかし、とにかく私は三谷というマネージャーを認める訳には行きません!断固反対!⚐( `△´)⚐ ハンタイ!ネタバレになるので書けませんが。
    こういうことは、許せません。
    自分のことしか考えていないじゃないですか!
    エゴです(๑•̀ㅁ•́ฅ
    もうイライラが止まりませんでした!

    誰か読了した人いませんかー!(・ω・ = ・ω・)

    • ぴこさん
      まきさん 平野さん好きなんですね。私は初でした。今度他の作品も読んでみたくなりました。
      文章がキレイなんですよね。気に入りました。

      やつの...
      まきさん 平野さん好きなんですね。私は初でした。今度他の作品も読んでみたくなりました。
      文章がキレイなんですよね。気に入りました。

      やつのこと、思い出しましたか?
      まだ私は腹立ってますよー( ・̆༥・̆ )

      この後アマプラで映画見ようかと。
      そしてまたプリプリすると思います。笑

      読んだ本のこと、忘れますよね。
      私も同じよ。ꉂ(ˊᗜˋ*)
      2025/10/30
    • ぴこさん
      8さん
      おいおいおい。ほら、やっぱり8さんただものじゃないじゃん!
      普通の人は、福山雅治さんに食事を奢って貰うとかないから!
      一体全体どんな...
      8さん
      おいおいおい。ほら、やっぱり8さんただものじゃないじゃん!
      普通の人は、福山雅治さんに食事を奢って貰うとかないから!
      一体全体どんなお仕事してるんだろうか?
      芸能界のお仕事だよね多分。
      わーもう雲の上の人だわー

      演技
      私もねそう思う。この人の出るドラマや映画は見てないのだけど、今から初めてアマプラでこの映画見ますわ。
      2025/10/30
    • ぴこさん
      エリコさん
      読了されてるのですねー
      やっぱり三谷マネージャーのやり口、許せませんよね。あんなことして手に入れた幸せなんて、いつかきっと崩れて...
      エリコさん
      読了されてるのですねー
      やっぱり三谷マネージャーのやり口、許せませんよね。あんなことして手に入れた幸せなんて、いつかきっと崩れていくと私は思いますけどねー
      おっと、あまり書くとネタバレネタバレ。(*´ 艸`)
      映画怖いもの見たさでこの後見ちゃいます……
      2025/10/30
  • 二人のこれからが、どうなったのかを知りたい余韻に浸りながら、序文を読み返してみた。
    彼らの生の軌跡には、美しさがある。華やかさと寂寥。歓喜と悲哀。
    確かにそういうお話しでした。

    「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えてるんです。変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。」
    今まで生きてきてこんな風に考えたことはなかった。でもこんな風に生きてきたのかな。うん、悪くない生き方だな。

  • 大人の恋愛小説。互いに想いあっているのに、たったひとつのボタンのかけ違いで…。「未来は常に過去を変えている」という逆転の発想が、運命を肯定し受容させる視点を与えてくれる。恋愛が主軸に描かれるが、真のテーマはもっと根底的な深いところにあると思った。

    • ひろさん
      まつ、どんちゃん、こんばんは~♪

      明日の運動会にドキドキしてるのか、娘がこんな時間まで娘がずっとモゾモゾしていました(:3 _ )=

      正...
      まつ、どんちゃん、こんばんは~♪

      明日の運動会にドキドキしてるのか、娘がこんな時間まで娘がずっとモゾモゾしていました(:3 _ )=

      正直なところ、大人過ぎてまだまだ未熟者の私には難しかったみたい(*´꒳`*)ヘヘヘ
      理解しきれなかったけど、きっと“大人の恋愛”なんて一言ではまとめられないくらい、もっと深いお話だったんだろうなって思ったよ。
      音楽や戦争など哲学的で知的な会話から、命の尊さや仕事に対する向き合い方なんかも考えさせる場面もあってね。

      パサパサ…!確かに淡々として乾いた感じ、しますね!恋愛ってちょっとおバカになれる方が幸せなのかもしれないですね(´˘`*)
      2022/09/30
    • 松子さん
      おぉ!あす運動会なのねっ♡
      可愛いだろうなぁ
      ダンスにかけっことかあるのかなぁ(´∀`*)
      娘ちゃん、どきどきワクワクだねっ

      哲学的で知的...
      おぉ!あす運動会なのねっ♡
      可愛いだろうなぁ
      ダンスにかけっことかあるのかなぁ(´∀`*)
      娘ちゃん、どきどきワクワクだねっ

      哲学的で知的な会話、命の尊さや仕事に対する向き合い方…、おっおとなだね!(・_・;
      大好きーってまわりが見えなくなっちゃうような恋愛じゃなく、視野が広がって沢山の気付きがある恋愛なのかなぁ…。素敵だねぇ(´∀`)

      我が家の娘もそろそろ彼氏が出来てもいいお年頃なんだけど、この間、『好きな人できた?』って何気無く聞いたら、『恋を知らない◯◯才です!』って言われた(^^;
      きゃいきゃい言って、ちょっとおバカになってるところ見てみたいよ♪

      明日早いよね、お弁当かな?
      楽しんできてね♪
      お休みなさーい
      2022/09/30
    • ひろさん
      まつ、いつもありがとう(*´˘`*)♡
      視野が広がって沢山の気づきがある恋愛…なんて素敵な表現っ☆*。お互いに高めあえる存在っていいよね♪
      ...
      まつ、いつもありがとう(*´˘`*)♡
      視野が広がって沢山の気づきがある恋愛…なんて素敵な表現っ☆*。お互いに高めあえる存在っていいよね♪

      ふふっまつの娘ちゃんたら返しが可愛いなぁ(*´﹀`*)そのうち娘ちゃんの恋話が聞けるといいねっ♪

      運動会は短時間で参加人数制限もあるけど、やってくれるだけ嬉しい♪
      ありがと!まつもよい週末を過ごしてね(*´˘`*)ノシ
      おやすみなさい( ᵕᴗᵕ )✩⡱
      2022/09/30
  • この作品は464ページあるのですが、その真ん中あたりで三谷さんという方が、つい魔が差してある行動をしてしまうシーンがあり、そこから一気に物語に引き込まれます。
    序盤は音楽用語などのオンパレードで、もしかしたら音楽に詳しくない方は読むのを諦めてしまうかもしれませんが、そこはグッと堪えて、ぜひ真ん中あたりまで読み進めてみてほしいです。

    そして洋子さんは最初、婚約者がいるのにどんどん蒔野さんに惹かれていくのは読んでいて複雑だったのですが、終盤のとあるシーンがとてもカッコよくて印象に残っています。
    わたしもあの場面で、ああやって言えるような人間になりたいです。
    ただ、洋子さんはチケット代まで受け取らずにお店をあとにしましたが、わたしは自分で言うのもなんですがケチな人間なので、お金はちゃっかり受け取ってから立ち去るだろうなと思いました(^^;

    たとえ婚約者がいようが結婚していようが、新しい出会いなどに影響されて、人の心は移ろいやすいものなのだなと感じました。
    物語はすごく面白かったのですが、恋愛ものは少女漫画ぐらいしか読んでこなかったわたしにとっては、大人同士の恋愛はレベルが高すぎて、少し人間不信になりそうでした(´-ω-`ll)

    ですが蒔野さんがおっしゃっていたように過去は変えられるので、これを機に他の恋愛小説も読んでみたら、この本に対する印象が変わるかもしれません。
    また恋愛ものを手に取ってみようと思える一冊でした。

  • 最高でした。読み進めていくたびに充足感に浸れる本でした。世界観、人物、ストーリーどれもが素敵で、他の小説には得難い雰囲気を感じました。5年おきに再読したいと思える物語で、いろんな人に勧めたいです。

  • 2024/12/7読了
    《ブクログ》でフォローしている方を含め評価が高く、恋愛小説というジャンルも平野啓一郎という作家も、ほぼ初めてながら手に取ってみた。主人公の一人がギタリストなので、敢えて(自分が全くコンサートとか行かないくせに)音楽に擬えてみれば、わちゃわちゃした会場でPOPSなりJAZZなり聴いてきたのが、急に静かなコンサートホールでクラシックギターの演奏を聴かされたような一種の緊張感を要する読書だった。尤も、平野啓一郎はその昔に『日蝕』をチラ読みして、余りにも日常でお目にかからない漢字や言い回しに退いてしまった記憶もあって、変に身構えていたのかも知れないけれど。

    蒔野聡史と小峰洋子の、落ち着いた大人の恋愛は、若者(コドモ)の情熱まかせに燃え上がるようなものではなかったから、お互いのことを慮ってしまうようなものだったからこそ、豪雨の夜の東京でのすれ違いが決定的なものになってしまったように思う(色々と要因はあったけれど、でもあの“人為的”要因だけは、どうもスッキリしない)。それでも、大人になれば、その後も色々紆余曲折はある訳で、すれ違った二人は回り道をして再び出会うことになる。既に家庭を持ったりで、そのまま一緒にはならない・なれないだろうけど、適度に距離を保って伴走する関係であって欲しい、と思えるラストだった。

  • 本を読んでこんなにも主人公2人に思いを馳せた事はない。
    私のここ1ヶ月は日常生活までマチネばかりだった。笑
    一気に読むのが惜しくて、少しずつ時間をかけて読了したが、途中読むのを辞めようかと思うほど、切なくなったりもした。自分でもなぜこんなにもこの作品に囚われたのかは分からない。でも、平野さんが序で書いたのと同じように2人への強い憧れがあったからだと思う。

    音楽についても、世界情勢についても、書かれている内容が難しく、斜め読みした部分もあったが、丁寧に2人の心情を表現されていて、読む度に心がぎゅっとなった。
    こんなにも人を純粋に愛せるものなのか。私の少しの幼稚な恋愛経験では到底わからない。
    けれどようやく私が理想とする女性像を見れた気がする。洋子のような物事を俯瞰的に見ることのできる女性に、
    いつかなれたらいいな。

    この作品で石田ゆり子さんも大好きな女優さんになった。
    映画で観るのも楽しみ。
    素晴らしい作品に出会えたと思う。

  • 恋愛小説ということで一旦躊躇したものの、その後も書店や広告で度々目にしたので勢いで購入したら、あたりでした。以下、ネタバレ含みます。

    私は恋愛小説は結ばれればハッピーエンド、そうでなければバッドエンドだと解釈していました。ハッピーにしろバッドにしろ、その終着点のために構成された話にあまり興味を持てず、恋愛小説をあまり読もうとしませんでした。稚拙ですよね笑。
    だからこのお話でも、結ばれようとしていた二人の仲を恋敵が細工をしてうまい具合に引き裂くという展開を読んだところで、小説を盛り上げるためだけにこの恋敵がいるのではないかという思いがして一瞬萎えました。それでも、イラク戦争やバッハの音楽についての記述が興味深かったので先が気になって読み進めたら、恋敵(早苗)のその後の苦悩も書かれていたし、読んでいくうちに私自身は共感できなくても早苗のような生き方もあるんだろうなと。卓越した才能を持つ音楽家である夫を献身的に支える人生。マリアではなくマルタの人生。マリアを排除してまでマルタとしての生き方を守りキリストと共に生きる人生。身近にいたらドン引きですが、小説の中なので冷静に読めました。でも、さすがにあんな偶然が重なったら、ちょっと仕方ないかなと早苗に同情もします。筆者はちょっと意地悪です笑。

    自分とは一回り上の40代男女の恋愛。情熱的な想いを奥ゆかしく表現してゆく、というか高いレベルの教養を身に付けている二人だから交わされる会話も高度で美しくて、憧れてしまいました。教養のある人たちは、日常的にこんな小難しい話を繰り広げているのでしょうか。

    二人の会話のなかでも、やはり過去は未来によって変わるという話は大変興味深いものでした。私は過去は変えられないものと認識していたので、このお話は今後を生きる糧となりそうです。

    追記ですが、前日下書き途中のものをレビューとして更新していました。中途半端な文章だったのにイイネ押して下さった皆さまの優しさに感謝致します。

  • 早苗の偽メールの件は決して許されることではないが(激しく惹かれあう二人がこれですれ違うか、そんなにもろいのかという気もする)。
    気持ちもわからないでもない。洋子を意識するたびに劣等感に苦しんだ。わたしも(人に)劣等感を抱くほうだから(相手が身近であればあるほど)。少し早苗に共感を覚えたのはこれだったのかと気づいた。
    婚約者のリチャードには「好きな人ができたから婚約を解消してください」って、まあそうかもしれないけど、若気の至りという年でもないのにあんまりでないの。

    必死感のある早苗に対して、微塵も取り乱すことのない洋子。マリアがマルタを見るような目で「あなたは今、幸せなの?」って。きっといつも洋子は上から見てるのだね。早苗はいいことをしたわけじゃないのに人間臭さを感じた。

    有名な音楽家というのはパートナーに求めるもの(条件)が違うのか。あんな美人の洋子といたら羨ましがられるだろう、とか、自慢できるとか言ってて(うわべだけでなく内面のこともだが)。人は心の奥底にそういう気持ちがあるかもしれないが、それが表面に出るって、苦手だ。洋子に対する愛情、ギターにかける苦悩、情熱は伝わってくるが。
    ギターの音楽に関するところと世界情勢のところが、(私には)長く、付いてゆこうにも挫折しそうで、福山さん石田さんを浮かべつつ読んだ。出てくる語句も時々難しく、読み辛かった。もっとくまなく全部読みこなせれば、伝わりどころが重厚だっただろう。福山さんのギターがすごいとか、早苗役の桜井さんの演技も興味ある、映画も見てみようか。
    二人は別々の道を歩むのではないか、続きがあるとしたら。

  • あまりにも切なくてあまりにも美しい、

    物語が大きく変わった第六章での三谷の行動。
    一読者としても軽蔑したし大きな憤りを感じたけど、痛いほどに三谷の気持ちもわかる。
    あれだけ日々蒔野に寄り添い尽くしてきて、そして恋愛感情まで抱いていたら、その愛情の中には強い執着も混ざっていたのではないか。
    三谷があの行動を起こさず蒔野と洋子が出会っていたら、三谷は自分の存在意義まで見失って理性を保っていられなかったようにも感じる。
    洋子に対する三谷の嫉妬や怒りの感情も分かるからこそ辛かった。

    子育てにしろ終盤で語られる洋子の母親の決断にしろ結婚というものの前には愛情よりも先に利害の一致という冷たくて大きなものが横たわっているように感じた。
    三谷の行動は傍から見れば醜かったし、リチャードは少々打算的だった。
    けれど生活は醜い、そしてお金は打算的でなくちゃ得られにくい。
    結婚をして子供を産み育てるには蒔野と洋子はあまりにも美しすぎて熱情的だった。

    どれだけ遠く離れていても求め合い愛し合った二人、魂が共鳴し合っていたというか(蒔野と洋子だからこの言葉が似合う)だからこそ一瞬のすれ違いで崩れてしまった恋だったのかな。

    愛すること、苦しむことは地続きになっているように感じたし、想いが大きければ大きいほどその両方に胸を締め付けられるのだと思った。

    この本を読んでから一読者としてもやり場のない感情が心の中でせめぎ合っている。
    感想はうまくまとめられないけれど、とにかく読めてよかった。
    今私が読んで感想に最初に書いたのは物語が大きく動く第六章のことだったけど、年齢を重ねてからまた読んで、仕事や死生観について多く描かれている章をもっと深く読めるようになったらいいなと思う。

  • 恋愛ものは、気が向かないと読まないのですが、この本は気になっていたので、恐る恐る手に取ってみて、結論としては、読んで良かった!年齢とか関係ない。人に惹かれることで、その人との関わりによって自分の世界が広がっていく。それは本当に素晴らしいことだな、と思う。でも、若い頃のように恋愛自体に簡単に飛び込めない気持ちもわかる。
    衝動的に自分の気持ちに正直に生きることと、冷静になって自分だけじゃないいろんなことを考えて行動することと、どちらが正しいとか正解はないと思う。
    どんな結末になっても、2人を温かく見守ろうとドキドキしながら読みました。

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著者プロフィール

1975年愛知県蒲郡市生。北九州市出身。京都大学法学部卒業。1999年、在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』で、第120回「芥川賞」を受賞する。
主な著書に、『葬送』『透明な迷宮』『マチネの終わりに』『ある男』等がある。

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