マチネの終わりに (文春文庫)

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  • 文藝春秋
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レビュー : 456
  • Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167912901

作品紹介・あらすじ

平野啓一郎のロングセラー恋愛小説、ついに文庫化!たった三度出会った人が、誰よりも深く愛した人だった――天才ギタリスト・蒔野聡史、国際ジャーナリスト・小峰洋子。四十代という〝人生の暗い森〟を前に出会った二人の切なすぎる恋の行方を軸に芸術と生活、父と娘、グローバリズム、生と死など、現代的テーマが重層的に描かれる。最終ページを閉じるのが惜しい、至高の読書体験。第2回渡辺淳一文学賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • よかった。
    あまりに良過ぎて、頭の中を様々な感情や言葉が行き交ってレビューをまとめることが困難なくらい(笑)


    天才クラシックギタリスト蒔野聡史と国際ジャーナリスト小峰洋子の、運命に翻弄され苦悩しながらも愛し合う姿を描いた美しく切ない物語。
    40代前後の二人の、人生経験を積み重ねたからこその深い寄り添いあいに、とても共感して、心を揺さぶられながら読み進めた。

    ラストがとても美しくて、泣いた。


    ー 人は変えられるのは未来だけだと思い込んでいる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えてるんです。変えられるともいえるし、変わってしまうともいえる。過去は、それくらい繊細で、感じやすいもの…

    主人公・蒔野聡史のこのセリフにとても感銘を受けた。

    同じ出来事でも、その捉え方や解釈によって良くも悪くもなる。人の記憶は曖昧なものであり、誤解や偏りもある。これから起こる出来事で解釈が変われば、過去の記憶もそれに合わせて書き換えられてしまうものなのだ。

    過去は繊細なものだが、だからこそ、未来は不幸な過去に大きな救いを齎すかもしれない。
    僕はそういうポジティブな言葉として捉えた。


    さて、この小説、これから読むのなら、ゆ〜っくり時間をかけて読むのがオススメです。
    たまに難しい言葉で出てくるので面倒くさがらず辞書やウィキペディアで調べながら。
    「芸術の秋」だし、クラシックギターのCDでも聴きながら。

    人生に豊かな彩りを与えてくれる、そんな小説です。
    でも、20代の人が読んでももしかしたら全く響かないのかも…。

    11月公開の映画もぜひ観たい、と思った。

    • やまさん
      たけさん
      こんばんは。
      やま
      たけさん
      こんばんは。
      やま
      2019/11/09
    • 大野弘紀さん
      運命に翻弄されながら
      偶然に裏切られながらも味方にして
      意思の力でその風を未来に繋げる様子は

      まるで希望。
      運命に翻弄されながら
      偶然に裏切られながらも味方にして
      意思の力でその風を未来に繋げる様子は

      まるで希望。
      2020/06/21
    • たけさん
      大野さん、
      そうですね。「希望」の小説ですよね。
      素敵な言葉をありがとうございます!
      大野さん、
      そうですね。「希望」の小説ですよね。
      素敵な言葉をありがとうございます!
      2020/06/21
  • 毎日新聞とnoteで連載されていた、平野啓一郎の長編小説です。

    物語は、クラシックギタリストの蒔野と、海外の通信社に勤務する洋子の出会いから始まります。初めて出会った時から、強く惹かれ合っていた二人。しかし、洋子には婚約者がいました。やがて、蒔野と洋子の間にすれ違いが生じ、ついに二人の関係は途絶えてしまいます。互いへの愛を断ち切れぬまま、別々の道を歩む二人の運命が再び交わる日はくるのかー

    中心的なテーマは恋愛ではあるものの、様々なテーマが複雑に絡み合い、蒔野と洋子を取り巻く出来事と、答えのでない問いに、連載時の読者は翻弄されっぱなし。ずっと"「ページをめくりたいけどめくりたくない、ずっとその世界に浸りきっていたい」小説"を考えてきた平野啓一郎が贈る、「40代をどう生きるか?」を読者に問いかける作品です。
    https://k-hirano.com/lp/matinee-no-owari-ni/
    『マチネの終わりに』特設サイト より

    実は本を読む前に映画を見た.原作を読んでから映画を見ることの方が多いのだけれど、この作品に関しては逆になった.そしてそれは、この作品についてはこの順番でよかったのかもしれないと読み終えた後になって思った.

    読み終わって余韻に浸りながら、『マチネの終わりに』特設サイトというのがあるのを見て、作者のメッセージを読んだ.「ページをめくりたいけどめくりたくない、ずっとその世界に浸りきっていたい」小説をというのを考えてきた、と書かれていて、嗚呼、まさしくそんな感じと嘆息.

    何度かページをめくる手を止めて、ことばを反芻しながらこのときの主人公たちの感情の動きを追いかけながら、もし自分が同じ立場に置かれたら、と思考する.聖書の一部を引用しながら関係性を紐解くときに、嗚呼、私はマルタの位置にいて文句ばっかり言ってなかったか、自分は確かにある物事に対して人に対して主人公であろうとしたかと自問した.

    風景の描写に映画の一場面を思い出し、美しい音楽が心の中で響く.原作と映画にはギャップがあるけれども、印象的な場面を思い起こすのに大きな支障はない.

    大事なことを改めて考えさせてくれる内容だった.普段気にも留めないようなことを、運命とか、必然とか、名付けてみようかとふりかえってみる.未来が過去を変える、現象で、ことばで.なんて素敵で怖いことなんだろう.でも、それが生きるということなんだろうし、それがあるから前に進める.


  • ここ数年全く恋愛小説を読まなくなっていた
    が、近頃仕事のトラブル続きで心が乾いている気もする…そしてあまりにも世間で目に入ってくるこの小説は気になる…という変な言い訳めいた理由から読んでみた

    恋愛という部分へのフォーカス、感情移入は残念ながらやはりあまりできない(>_<)
    どうしても構成的に面白い…という目線になってしまう
    捻くれ者である
    まぁ仕方ない

    しかしながら
    イラク戦争による、一般人犠牲者の不安定な生活環境
    テロを受けたショックで起きたPTSD
    一瞬のかけ違い・スレ違いで起きた運命の分かれ道
    ユーゴスラヴィア人の言論の不自由
    父親とのとの確執
    離婚
    我が子といつも一緒に居られない苦悩
    芸術家のスランプ
    自分の幸せが人を陥れた不幸なうえに成り立っている逃れられない罪と事実

    そういった人々の何らかの悲しみ、苦しみ、なんとも言えない感情や心の震え、満たされない想い、皆が抱えながらも隠し持って頑張って生きている姿に心を寄せてみることができ、久しぶりに心を動かせたという自分なりの満足感はある
    この小説の登場人物は一様に好感が持てた
    平野氏の世界観の根底は「優しさ」なのではなかろうか
    人は弱くて無力で…だけど愛が満ちているのかも
    そんな救われるようなメッセージを感じた

    また全ての運命を受け入れ、受け止め、不器用ながら一生懸命生きている洋子という女性がとても好感がもて、応援したくなった
    聡明で謙虚で思いやりにあふれ真面目で不器用で…
    自分よりも周りの幸せをつい考えてしまう
    そんな素敵な女性である
    私が恋をしそうである(笑)
    要は自分にないものが揃っているからだ(笑)

    自分の思うがままに生きることがすべてではないのかもしれない
    自分の本能と欲にしたがってがむしゃらに生きることだけが幸せではないのかも…
    物事を受け入れたり、間違えたり、傷ついたり、時にはじっとして時が流れることを待つ
    (時の流れに身を任せ…ですね)ことの大切さを感じた

    昔は話の展開と結果ばかりが気になって一気読みをしていたのだが、紡がれた言葉や内容をゆっくり咀嚼しながら読めるようになった
    やっと大人になったのだ(笑)

    知的好奇心を満たす読書が大好きだが、心を動かす読書も必要だ
    想像力や人の痛みを理解する思考回路が整う
    気付くと頭ばかり使って心が使えていないことがある
    やはり豊かな心を持ち続けるために小説を読む量を増やしてみようと思う

    またまた本の出逢いに感謝





    • やまさん
      ハイジさん
      こんにちは。
      いいね!有難う御座います。
      『左近 浪華の事件帖』シリーズは、3冊で終わりです。
      来年の1月に4冊目が出る...
      ハイジさん
      こんにちは。
      いいね!有難う御座います。
      『左近 浪華の事件帖』シリーズは、3冊で終わりです。
      来年の1月に4冊目が出る予定です。
      楽しみにしていてください。
      やま
      2019/12/04
  • 恋愛小説ということで一旦躊躇したものの、その後も書店や広告で度々目にしたので勢いで購入したら、あたりでした。以下、ネタバレ含みます。

    私は恋愛小説は結ばれればハッピーエンド、そうでなければバッドエンドだと解釈していました。ハッピーにしろバッドにしろ、その終着点のために構成された話にあまり興味を持てず、恋愛小説をあまり読もうとしませんでした。稚拙ですよね笑。
    だからこのお話でも、結ばれようとしていた二人の仲を恋敵が細工をしてうまい具合に引き裂くという展開を読んだところで、小説を盛り上げるためだけにこの恋敵がいるのではないかという思いがして一瞬萎えました。それでも、イラク戦争やバッハの音楽についての記述が興味深かったので先が気になって読み進めたら、恋敵(早苗)のその後の苦悩も書かれていたし、読んでいくうちに私自身は共感できなくても早苗のような生き方もあるんだろうなと。卓越した才能を持つ音楽家である夫を献身的に支える人生。マリアではなくマルタの人生。マリアを排除してまでマルタとしての生き方を守りキリストと共に生きる人生。身近にいたらドン引きですが、小説の中なので冷静に読めました。でも、さすがにあんな偶然が重なったら、ちょっと仕方ないかなと早苗に同情もします。筆者はちょっと意地悪です笑。

    自分とは一回り上の40代男女の恋愛。情熱的な想いを奥ゆかしく表現してゆく、というか高いレベルの教養を身に付けている二人だから交わされる会話も高度で美しくて、憧れてしまいました。教養のある人たちは、日常的にこんな小難しい話を繰り広げているのでしょうか。

    二人の会話のなかでも、やはり過去は未来によって変わるという話は大変興味深いものでした。私は過去は変えられないものと認識していたので、このお話は今後を生きる糧となりそうです。

    追記ですが、前日下書き途中のものをレビューとして更新していました。中途半端な文章だったのにイイネ押して下さった皆さまの優しさに感謝致します。

  • 本を読んでこんなにも主人公2人に思いを馳せた事はない。
    私のここ1ヶ月は日常生活までマチネばかりだった。笑
    一気に読むのが惜しくて、少しずつ時間をかけて読了したが、途中読むのを辞めようかと思うほど、切なくなったりもした。自分でもなぜこんなにもこの作品に囚われたのかは分からない。でも、平野さんが序で書いたのと同じように2人への強い憧れがあったからだと思う。

    音楽についても、世界情勢についても、書かれている内容が難しく、斜め読みした部分もあったが、丁寧に2人の心情を表現されていて、読む度に心がぎゅっとなった。
    こんなにも人を純粋に愛せるものなのか。私の少しの幼稚な恋愛経験では到底わからない。
    けれどようやく私が理想とする女性像を見れた気がする。洋子のような物事を俯瞰的に見ることのできる女性に、
    いつかなれたらいいな。

    この作品で石田ゆり子さんも大好きな女優さんになった。
    映画で観るのも楽しみ。
    素晴らしい作品に出会えたと思う。

  • 早苗の偽メールの件は決して許されることではないが(激しく惹かれあう二人がこれですれ違うか、そんなにもろいのかという気もする)。
    気持ちもわからないでもない。洋子を意識するたびに劣等感に苦しんだ。わたしも(人に)劣等感を抱くほうだから(相手が身近であればあるほど)。少し早苗に共感を覚えたのはこれだったのかと気づいた。
    婚約者のリチャードには「好きな人ができたから婚約を解消してください」って、まあそうかもしれないけど、若気の至りという年でもないのにあんまりでないの。

    必死感のある早苗に対して、微塵も取り乱すことのない洋子。マリアがマルタを見るような目で「あなたは今、幸せなの?」って。きっといつも洋子は上から見てるのだね。早苗はいいことをしたわけじゃないのに人間臭さを感じた。

    有名な音楽家というのはパートナーに求めるもの(条件)が違うのか。あんな美人の洋子といたら羨ましがられるだろう、とか、自慢できるとか言ってて(うわべだけでなく内面のこともだが)。人は心の奥底にそういう気持ちがあるかもしれないが、それが表面に出るって、苦手だ。洋子に対する愛情、ギターにかける苦悩、情熱は伝わってくるが。
    ギターの音楽に関するところと世界情勢のところが、(私には)長く、付いてゆこうにも挫折しそうで、福山さん石田さんを浮かべつつ読んだ。出てくる語句も時々難しく、読み辛かった。もっとくまなく全部読みこなせれば、伝わりどころが重厚だっただろう。福山さんのギターがすごいとか、早苗役の桜井さんの演技も興味ある、映画も見てみようか。
    二人は別々の道を歩むのではないか、続きがあるとしたら。

  • 切なくも美しい大人のラブストーリー。

    自分の心を抑えつつも、たった三度会った相手が忘れられない。
    それは相手を愛していると同時に「彼と一緒にいる時の自分に、人生でこれまでに知らなかった類の愛着を感じていた(P.269)」からでしょうか。
    きっと蒔野も洋子に対して同じような気持ちを抱いていたんじゃないかな。

    蒔野と洋子がすれ違い続けた5年半、とても歯痒いです。
    けどただ“好き”の気持ちだけで簡単に結ばれるわけではない二人の恋愛だからこそ、こんなにも美しいお話になるんだろうなあ。

    最終章で語られる蒔野のアメリカ公演。
    洋子が一部で帰らずによかった、蒔野が奥の暗がりにいる洋子を見つけられてよかったとわたしは心底ほっとし“運命の相手”とはこういうことか…とこの美しいマチネの終わりに静かに拍手を送り読了しました。

  • 少しずつ少しずつ読んでいた

    たった一度の会話が
    選んだ、紡がれた言葉が
    こんなにも心を捉える出逢いになるのだと
    人生をがらりと変えることがあるのだと
    当事者のふたりはもちろんのこと
    読み進めるわたしにまで見せつけるから
    もう読み終わるまではページを閉じられなくなって
    (三谷があのメールを送ってしまったところからは)
    一気に最後まで読み終えてしまった

    最後の最後
    あのシーンでようやく息ができたような気持ち
    どちらともつかない、
    終わったのか動き出したのかわからない、
    それでも
    わたしにとってはこれ以上ない終演

    なぜ、どうして、が長く続くと
    絵に描いたようなハッピーエンドだけがすべてではないと
    チャラにして強引に運命をねじ曲げろとは言わないから
    ほんのひととき
    ふたりにしかわからない会話を
    だれにも邪魔されない時間を
    神さま、どうか、と
    そんな祈りに似た想いだけがのこり
    しばらく動けなかった

    尊敬は最上の愛だと思っている
    目の前に在るときも
    二度と逢えないのだと絶望した日々も
    尊敬だけは心から消すことが、
    追い出すことができなかったのではないかと

    常に心に描いたであろう、もう片方の人生と
    どうにもならなかった目の前の人生を両輪に
    走るしかなかったふたりの、
    あの最後のページの美しさが、
    静かな祈りとともに心に光をさすようで

  • 中盤をほとんど読み飛ばしてしまった。

    なので、いつも以上に大した感想にならない。
    でも、中盤を読めなかった読者もいることを、伝えられたら良いような気がする。

    「孤独というのは、つまりは、この世界への影響力の欠如の意識だった。」
    中年期に入って、力の衰えを感じはじめる、という感覚がまだ自分にはない。
    でも、だからこそ、破壊的であるという《ヴェニスに死す》症候群が否定的な意味を持っているようには思わなかった。
    だって、破壊は無を与えるだけとは限らない。

    私は、洋子さんが好きだ。
    国際ジャーナリストとしてイラクに赴き、ある日、唐突に自爆テロに巻き込まれる。
    彼女の命は、そこで果てたわけではない。
    つまり、無は訪れなかった。
    ただし、もう戻せない一つの出来事として、洋子さんは深く傷つくことになる。

    彼女が、その理不尽な傷を克服しようとする中。
    医者からは、戦争という巨大な暴力に付けられた傷を果たして克服など出来るのか、と問い返される場面がある。
    克服のために戦う彼女を、救う者は現れない。

    この小説が、誰かの愛によって救われていくストーリーなら、もっと読みにくかったのかもしれない。

    けれど、それでも生きている中、ある時ある場所で、また戻せない出来事が起きる。
    今度は、肯定的な意味で。

    クライマックスは、楽しい時間だった。

    • さいたにさん
      私も中盤が上手く読めませんでした。理由は重なっているか解りませんが、はっきりとそう書いてあることにピンときたのでいいねさせてください。
      素敵...
      私も中盤が上手く読めませんでした。理由は重なっているか解りませんが、はっきりとそう書いてあることにピンときたのでいいねさせてください。
      素敵なレヴューですね。
      2020/05/15
  • 平野啓一郎さんの作品は初めて読みました。

    私は分かりやすく読みやすい物語が好きなので(笑)
    本著の雰囲気や表現方法は少しとっつきにくかったです。
    文学的な表現が多いし、さらには音楽や世界情勢に関してある程度の教養を求められているように感じたため、読了できるかな…と不安でした。

    しかし、はっきり理解できない箇所がところどころありながらも、蒔野と洋子の行く末が気になってしまい、いつの間にか読み切っていました。


    短い時間の中で、あんなにも強く強く惹かれあっていた二人。
    あと少しでお互いの愛を確かなものにできたはずなのに、ちょっとした歪によって大きく離れてしまった。。。

    当人たちの苦悩が、読んでいる私にも伝わってくるくらいリアルで胸が痛くなりました。
    こんなに読んでいて苦しかった小説は久しぶりでしたが、最後は希望の持てる終わり方でほっとしました。


    福山雅治さんと石田ゆり子さんの実写もイメージぴったりなので、ぜひ観てみたいと思います。

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著者プロフィール

平野 啓一郎(ひらの けいいちろう)
1975年、愛知県蒲郡市生まれ。生後すぐ父を亡くし、母の実家のた福岡県北九州市八幡西区で育つ。福岡県立東筑高等学校、京都大学法学部卒業。在学中の1998年、『日蝕』を『新潮』に投稿し、新人としては異例の一挙掲載のうえ「三島由紀夫の再来」と呼ばれる華々しいデビューを飾った。翌1999年、『日蝕』で第120回芥川賞を当時最年少の23歳で受賞。
2009年『決壊』で平成20年度芸術選奨文部科学大臣新人賞、2009年『ドーン』で第19回Bunkamuraドゥマゴ文学賞、2017年『マチネの終わりに』で第2回渡辺淳一文学賞、2019年『ある男』で第70回読売文学賞(小説部門)をそれぞれ受賞。2014年には芸術文化勲章シュヴァリエを受章した。『マチネの終わりに』は福山雅治と石田ゆり子主演で映画化が決まり、2019年秋に全国で公開予定となっている。

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