静かな雨 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 256
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167912932

作品紹介・あらすじ

2020年新春映画化決定!

会社が潰れた日、パチンコ屋の裏の駐車場で、やたらと美味しいたいやき屋を見つけた行助。そこは、こよみさんという、まっすぐな目をした可愛い女の子が一人で経営するたいやき屋だった。行助は新たに大学の研究室の助手の働き口を見つけ、そのたいやき屋に通ううちにこよみさんと親しくなり、デートを繰り返すようになる。だがある朝、こよみさんは交通事故の巻き添えで、意識不明になってしまう。家族のいないこよみさんのために、行助は毎日病院に通う。三月と三日経った日、奇跡的に意識を取り戻したこよみさんだが、事故の後遺症の高次脳機能障害で、短期間しか新しい記憶を留めておけないようになっていた。二人は一緒に住むようになるが、こよみさんは、その日の出来事を覚えていられない。だが、脳に記憶が刻まれなくなっても、日々が何も残していかないわけではない。忘れても忘れても、二人の中には何かが育ち、ふたつの世界は少しずつ重なっていく。それで、ふたりは十分だったーー。第98回文學界新人賞佳作に選ばれた瑞々しいデビュー作。文庫版にはアンソロジー『コイノカオリ』(角川文庫)収録の「日をつなぐ」を併録。

感想・レビュー・書評

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  • 宮下奈都氏の作品の中でも、際立って透明感が強い話だったことを記憶している。怒涛の展開だとか衝撃の結末みたいなものはなく、それでも静かに息づいている世界観がとても美しくて切なくて、本当にこの人のことばは綺麗だと感じいった。特に最後のページの描写の仕方が好き。

  • リスが隠すとっておきのエサと彼女が彼の為に残すメモ紙が重なった時、悲しくて涙が出ました。

  • 2020年初春
    静かな雨 映画化!
    文庫版6/6発売!
    太賀さん、元乃木坂46の衛藤美彩さんがダブル主演!来年が楽しみです。文庫も発売です!

  • 2019/06/09 読了
    さらっと読めた。

  • 【本屋大賞受賞作家による静謐な恋の物語】短期間しか新しい記憶を留めておけなくなってしまったこよみと、大学の研究室で働く行助。二人の恋を瑞々しい筆致で紡ぐ著者の原点。

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著者プロフィール

宮下 奈都(みやした なつ)
1967年福井県生まれ。上智大学卒業。2004年、「静かな雨」で文學界新人賞に入選し、デビュー。日常に起こる感情の揺れを繊細で瑞々しい筆致で描きだす作品で知られる。『スコーレNO.4』が書店員から熱烈な支持を集め、注目を浴びる。代表作に、2016年本屋大賞、ブランチブックアワード2015大賞、「キノベス!2016」などを受賞した『羊と鋼の森』があり、2018年6月映画化。『静かな雨』が2020年新春映画化が決まり、2019年6月6日文庫化される。ほか、福井からトムラウシに移り住んでいた頃の日々を描いた『神さまたちの遊ぶ庭』や、福井での身辺雑記や本屋大賞受賞前後のエピソードなどを描いた『緑の庭で寝ころんで』がある。

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