裁く眼 (文春文庫 あ 46-4)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167912970

感想・レビュー・書評

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  • 「殺戮にいたる病」を読み我孫子さんの他の小説が読みたくて買った一冊。

    読みやすく、スッキリした話だった。

    法廷画家の話は初めてだったが、法廷画家やその絵の事が少しわかり、これから実際テレビで法廷の絵を見る時、今までと違った感じで見れるかもしれない。

    裁判の本当の結末は気になるが、自分が被害を被った事件は解決してスッキリした最後だった。

    叔父と姪のコンビ?もほのぼのとしてよかった。

    シリーズ化してたらまた続きを読みたいと思った小説でした。

  • ”殺戮にいたる病”を読み、この作者が気になってしまったので読んでみた。

    なかなか馴染みのない法廷画家という仕事を通じて、事件が展開していくことになる。
    ふとしたきっかけで法廷画家という仕事を始めた主人公。初めての仕事の帰りに、何者かに襲われてしまう。
    見えない犯人、わからない動機を抱えて、登場人物がすべて怪しくみえてしまった。次はいつ襲われるのか、誰が襲われるのか、犯行の意図は。しかし、読み終えると、期待していた分なんとも呆気ない。

    行われている裁判、2度目の事件、被告人、警官、放送局の人、最後に主人公の能力。もっといくつかを深堀して、もっとハラハラさせてほしかったなと、わがままな感想をいってみることにする。

  • 読みやすかった。そこまで衝撃的な展開とは思えなかったけど、法廷や法廷画家に関する知識を学べたからそこは読んでておもしろかった。

  • 我孫子さんの【殺戮にいたる病】がとっても面白かったから期待してたんですが‥残念。

    先ず姪っ子の中学生の蘭子がウザイ。
    何で中学生が30過ぎのオッサンの保護者面してるのか分からんし、事件に口出し過ぎ。

    法廷画家と言う中々スポットの当たらない職業を中心に物語が進むのだがキャラは薄いし、犯行動機も弱いし、法廷画家のオッサンが悪女と呼ばれている被告人に恋するとかぶっ飛び過ぎ。

    読むのが辛かったー。

  • 我孫子さんの文章は自分にはとても読みやすくするすると入ってくる。
    さくさくと1冊読み終われたのは久しぶりだ。

    法廷画家の話。どこからどこまでが関係ある事件なのか、まったく違う事件なのか、また新たな事件は起きるのかなどとても気になってさっくり読了。
    登場人物も覚えやすく良かった。

  • ひょんなことから法廷画家となった袴田鉄雄。TV局側から頼まれたのは話題の悪女の裁判だった。その法廷の絵がTVで放送された日、鉄雄は何者かに襲われ、翌日には同じ法廷画家の女性が不審な死を遂げる。二つの事件は裁判と何か関係があるのか、そして裁判の行方は。
    ミステリーだけど、なんだかバタバタしてて読みにくい感じ。鉄雄の事件と裁判の事件と、どちらかに焦点を当てていいのかわかりづらかった。
    特に裁判の結果やその事件の結果がすっきりしなくて消化不良な感じだった。

  • サクッと読める良作。2時間ドラマにぴったりかも。

  • 法廷画家という、あまり題材にならない職種にスポットが当たっている時点で興味津々。しかも主人公が描くそれは、ある種の人からは絵の見え方・印象が異常に違って見える描写が序盤にあって、リアルものに見せかけて実は特殊能力モノなの?と思わされるなど、そちらの方でも先の内容が気になりました。

    また、途中で意外な人物が亡くなるなど意外な展開もあり、ますます読むモチベーションが上昇。

    けれど、主人公を襲った犯人は密接に関わる部分が少ない人物だったので「ふーん」程度の印象しか受けませんでした。そこでモチベーションはややトーンダウン。

    そしてそのまま主人公の能力に関する推察があってアッサリ終劇。その推察については「そうかもしれないけど確定ではないよね?」という感じで、何より本作全体がシリーズものの序章という印象が強く残りました。この先、よりスケールの大きい難解な事件に遭遇する話がありそうな雰囲気がプンプン漂ってるので、それを期待したいところです。

  • あの女ならそうでしょうねみたいな、被告人のことをよく知ってるふうにもとれるようなことを言っていたし、僕はぜったいにFXの林原が怪しいと思っていて、なんならたいやき屋のおばちゃんもグルかと思ってたし、たいやき屋のおばちゃんは美人局とも繋がっていると思っていた(蛇の道は蛇なので)。僕は裁判員をやらないほうが良いと思う。
    腐った斧から転じて蘭花となった主人公の武闘派な姪は特に腐ってはいなく、気の毒すぎる同人作家の聖護院桜さんこそ腐っていたわけですが、聖護院さんホント気の毒すぎて力石徹みたいに葬式をやってあげたい。

  • 法廷画家から見た事件・裁判を描くという設定が斬新で面白い

    キャラクターも 愛すべき人達で好感が持てる
    特に姪っこの蘭花ちゃんは おてんばだけど 愛と優しさに溢れていて とてもかわいい

    絶世の美女で 稀代の悪女とされている被告人が あまり印象的ではなく 読んでいるこちらまで振り回されるような悪女っぷりを見せて欲しかったところ ラストの慌てて話をまとめた感じがしてしまうところが 少し残念かな

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著者プロフィール

1962年、兵庫県生まれ。京都大学文学部中退。在学中は推理小説研究会に所属する。89年、『8の殺人』で作家デビュー。主な作品に、『人形はこたつで推理する』にはじまる「人形」シリーズほか、『殺戮にいたる病』『ディプロトドンティア・マクロプス』『弥勒の掌』『眠り姫とバンパイア』『警視庁特捜班ドットジェイピー』『さよならのためだけに』『狼と兎のゲーム』『裁く眼』『怪盗不思議紳士』『凜の弦音』『修羅の家』などがある。小説の枠を越えマルチに活躍し、ゲームソフト「かまいたちの夜」シリーズの制作でも知られる。

「2022年 『監禁探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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