旅仕舞 新・酔いどれ小籐次(十四) (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2019年7月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784167913069

作品紹介・あらすじ

文政8年冬。小籐次一家は、おしんの従妹のお鈴を伴って丹波篠山から江戸へと戻った。小籐次は不在の間にたまった界隈の研ぎ仕事に精を出す。



そんな折、十一代将軍家斉の念願だった日光社参が延期になった。凶作で治安が乱れたためだが、例幣使街道で凶悪な押込みを働いた杉宮の辰麿一味が江戸に潜り込んだとの情報が、秀次親分からもたらされた。そしてその探索に協力してほしいと小籐次にいう。



その直後、畳屋の隠居夫婦が惨殺された。隠居は殺される直前に居酒屋で謎の女と言葉を交わしていたらしい。続いて古筆屋が襲われ、こちらは大金も奪われ、一味の仕業と思われた。



調べの結果、辰麿一味は南町奉行所に恨みを持っているらしく、次なる標的は久慈屋とも想像できた。小籐次は久慈屋の危機を救うべく、辰麿一味と対決する。



緊迫の展開のシリーズ第14弾!

感想・レビュー・書評

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  • 酔いどれ小籐次シリーズの33作目
    旅仕舞 ー 新・酔いどれ小籐次シリーズ(第二期)14作目

    このシリーズは、毎回楽しみにしています。
    今回も、読みやすく、面白かったです。
    老中・青山下野守忠裕の国元 丹波篠山から江戸に帰り、例幣使杉宮の辰麿一味を捕縛するまでです。
    12才の駿太郎がどんどん成長して行く、本当に頼もしく、すごく良い子に育っています。
    今後が楽しみです。
    2019.08.28読了

  • 2019年7月文春文庫刊。書下ろし。シリーズ14作目。江戸に帰って来た小藤次の押込み一味捕縛のお話で、いつものような展開。ラストでの江戸の俊太郎の両親の墓へのお参りで、丹波篠山への小藤次一家の旅が仕舞になったと思うところで次巻へ続くと。さて、次はどんな事件かな。

  • まあ、いつも通りの展開。
    久慈屋の人形はいつまで活躍するのか…

  • 佐伯泰英の著作で、他のシリーズは終わったものが多いのだが、これはまだ終わっていない。

    このシリーズは「酔いどれ小籐次」とこの新シリーズがあって、新シリーズは、世間を大いに賑わせた小藤次が、次々と刺客を派遣されるのだが、その一人、まだ乳飲み子を抱え出奔した剣客須藤平八郎のたっての願いで、もし自分がこの果たし合いで死んだら、その子供を小藤次に託す、、、というものだったため、研ぎ仕事をしながら赤児を育てて、長い間の思い人、おりょうとも、夫婦になり三人の暮らしぶりから始まる。

    その中で腕を江戸市中に知られる小藤次は、様々な事件や陰謀の解明に駆り出され、支援者も増えた。将軍家斉のお目見えも叶ったほど。

    今回の話は、その俊太郎の亡き父母の故郷に帰り、母の墓前を弔い、江戸のある父の墓に一緒に入れ弔うこと。他にも兼ねてから付き合いの深い老中青山の統治する藩に、中々帰藩できないため、藩の内情に喝を入れるという働きも依頼された。

    常に事件が小藤次に寄ってくる。
    今回も無事事件を解決し江戸に帰る。

    帰って早々、残虐な強盗団の噂が届く。


    何と言っても、このシリーズは、幼子の成長ぶりや思春期になる俊太郎との関わり方、教えなど、背中で語る小藤次と愛妻おりょうとの家族愛が主軸で痛快な話の中に、家族とは?との主人公たちの自問自答が見えて、ほのぼのする。

  • 酔いどれ小籐次江戸にもどる
    南町奉行所を貶めたい盗人
    なぜが小籐次まで奉行所の象徴として
    毒入り四斗樽を仕込む
    本当の目的は久慈屋
    行動がちゃらんぽらんですが
    すべて解決したからいいや

  • なんてことないタイトルどおりの話でした。(いい意味で)

  • 丹波からの旅を終え江戸に戻った小籐次一家。日常が戻ってくるかと思いきや、いつ戻り世間は小籐次を放っておいてくれない。爺様侍は巻き込まれた騒動に挑む。今回はどちらかというと落ち着いた感じ。次は上様相手だろうか。

  • 二巻連続して心温まる良い話でした。
    途中でおかしな盗賊の捕物がありましたが、老中青山家と赤目一家の交流は実際にこんなことはまず起こらないとわかっていても、読んでいてホッコリします。
    新兵衛さんの絶妙なボケも健在で、最初は心配しましたがこのキャラクターがいつの間にかシリーズに欠かせないものになっています。

  • 特に緊迫することなくいつも通りの小籐次一家だが、駿太郎が見事にいい子に育って来てこのまま素直に大きくなってくれと思う。事件そのものは残虐だが、さほど深みはなく、いつもの如く小藤次が捌く

  • 赤目小藤次も五十路を超え、剣術の技をひけらかす活躍から、謎解きをして事件を解決する方向に変わってきたように思われた。そのほうが面白みが増す気がする。

  • 毎度、大好きな酔いどれ小藤次シリーズ!
    新シリーズも14巻目。
    いつも、読み易く、アッという間に読めて仕舞う。

    今回は、旅から帰って来た小藤次は、凶悪な押し込みの探索に・・・・
    仕込み杖と若い女性2人。
    どのような展開になるのか???と、思いながら、おりょうの絵巻物の話や江戸の町並みの紹介なども含めながら、最後は、久慈屋に迫っている難事をどのようにさばくのか?と、、、最後には、少し物足りなさも・・・・
    小藤次の腕の冴えが、、、、もう一つ発揮していないからかも・・・・
    お金に欲のない小藤次であり、四斗樽の酒にうつつを抜かさずに、毒薬を飲まされなくてよかったと、、、、思いながら、読み終えてしまった。

  • 篠山から帰っておりょうは鼠草子の再現に
    一方の小籐次は凶悪な強盗の探索に
    感が冴えて目論見を突き止め奉行所の手柄に

  • シリーズ物も長くなるとマンネリ化が気になるところであるが、キャラクターが成長している場合はその成長が楽しみになってくる。ある意味、いろいろ発生する事件はどうでもよくなってくる。本作もまさにそんな感じ。事件は意外とつまらないが、小藤次一家の動向が楽しい。

  • 駿太郎は幸せ者とは言え、良い子に育ってるわ。

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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