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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167913113
作品紹介・あらすじ
メールや電話では伝わらない想いがある。
稀代のストーリーテラーが、手紙をモチーフに紡いだ6篇。
「ぼくはママをころそうと思います」8歳の少年から届いた殺害予告。
「どうしても、あの恋文を見つけたいのです」往年の大女優からの無茶な依頼。
ひょんなことから、叔母が立ち上げたILL(I love letter)という会員制の文通会社で働き始めた岳彦・17歳。この半年近く、ほとんど部屋から出なかった、元引きこもり。
そんな岳彦に届くのは、一筋縄ではいかないワケありの手紙ばかり。
(手紙で届いた厄介事には、手紙で立ち向かうしかない!)
いつしか岳彦は、自分自身の言葉を便箋に連ね、難事に向き合っていく――。
若者の瑞々しい感情を描くことに関しては天下一品のあさのあつこが描く、温かくて切なくて、ちょっとコワい6つの物語。
みんなの感想まとめ
手紙を通じて人々の思いや葛藤を描いた物語は、アナログな通信手段の魅力を再認識させてくれます。主人公の岳彦は、文通業者での仕事を通じて、様々な人々の複雑な事情に直面し、成長していく姿が印象的です。手紙の...
感想・レビュー・書評
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むぅちゃんの人柄の良さが伝わってきて、
読後には私もむぅちゃんが大好きになっていた。
メールのほうが簡単だけれど「時間」がかかる手紙というアナログな通信手段に、とても魅力を感じる。
大切な誰かに手紙を書きたくなる、そんな気持ちになった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文通業者というのが面白い。確かに誰かと手紙のやり取りをしたくなる時がある。
お客さんと文通する中で、各話で事件に巻き込まれるが、意外と重い事件が多くてちょっとびっくりした。あと、むうちゃんが万能すぎる笑 -
自分が文通サイトで知り合った人と文通をしているので、手に取った本。
まさにILLみたいな仕事ができたらなぁ…と思っていたので、そういう点でも惹かれるところがあった。ただ、自分が想像していた手紙を通してほっこり人と繋がる話、ではなく人とは繋がるけど人が死んでしまったり…という話が多かったので少しマイナス。
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「自分の内側を覗きながら、他人に向かって少しだけ開いているって感じでしょ」っていうの、たしかに!と思わされたし、手紙を書くのも、受け取るのも、手紙にしかないわくわく感と温かみがあるよなと思う
けど、起きることが現実離れしすぎてる感じがあんまり好みではなかったなあ -
流石~~
とことん嫌な奴は出て来ず
はんなりと進み
すべてが丸~るく収まる
いいですねえ -
あさのあつこさんの小説を読むのは、
20年ぐらい前に夢中で読んだ
「バッテリー」以来です。
「I love letter」というタイトルに惹かれて
読み始めました。
時に重たいテーマを扱う割に、文章は全体的に
軽やかで一話完結というところも読みやすく、
本を読むのが遅い私でも1日掛からずに読めました。
自由奔放な生き方をしてきた叔母さんが経営する
文通を主な事業に据えている会社で働く
元引きこもりの青年が主人公です。
会社に届く手紙に真摯な返事を書くことが
彼の仕事なのですが、届く手紙は実に
ワケありなものばかり。
というところから展開していく話は、
いやいやこんなこと普通に生きていたら
そうそう遭遇しないでしょと思う事件ばかりで、
最初のうちは現実離れした話だなぁと感じていました。
でも、現実離れした物語こそ小説の醍醐味というもの。
読み進んでいくうちに、えぇ!それで?次はどうなるの?と
先が気になってどんどん読んでしまうのです。
ストーリー展開の面白さはさすが。
そして最後は号泣してしまいました。
手紙が好きな人、特に文通好きには共感できるところが
多いと思います。
読後感がとても清々しい一冊でした。 -
意外とミステリー?ホラー?系が少し強かった。
読後には私も誰かに手紙を書きたいと思えた作品。
ネットで『文通 会社』って調べてしまいました。笑 -
タイトルから想像していたジャンルとは違って、少しミステリ風。
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手紙のやりとりが、いまだにすきだ。手書きの文字に宿る、その人がもつ、色や温度。
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請求記号 913.6/A 87
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ほんわかストーリーだと思いきや、殺人及び傷害事件が絡んでくるという。
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あさのあつこの本を読んだことがなかったかもしれない。こんな話も書くんだ!と、驚き。さわやかな児童文学的な本を書く作家さんだと思っていたが、これはミステリーだ。ひきこもりの少年がひょんなことから叔母さんの「文通会社」を手伝う。その文通相手におこる事件の話。とにかく、話の流れがスムーズで読ませる。ひきこもりの彼の心のほどけ具合も本当にほどよい。どこかで誰かに褒められたり、必要とされているのは誰にとっても嬉しく、必要なことなんだと思う。ただ、おさななじみとの件だけはちょっといただけなかった。それは彼が可哀そう過ぎるだろうと思った。その結果は話として必然性が無いし、ちょっと安易に思わずにはいられなかった
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高校生、引きこもりの岳彦が、幼い頃から大好きだった叔母むぅちゃんに誘われて「ILL」(I Love Letter)という文通会社に勤めることになる。
この、叔母むぅちゃんの天真爛漫な明るさに照らされているのだけど、一つ一つの話は割と重い。
殺人、自殺、DV、愛憎劇などなど。
ここだけ取ると、ミステリーじゃん!
そんな案件に割と巻き込まれている会社によく勤めていられるな、岳彦、と正直思わなくもない。
手紙は、不思議だ。
メールよりも温度があって、でも、見えない。
どんなに華やかな語りも、おぞましい語りも、文章だけで真偽は分からない。
この作品は岳彦を中心としているが故に、手紙のやり取りをした相手がどうなったかということを、具に知ることが出来ないところが少し残念。
けれど、何かに疲れて立ち止まった所からはじまる岳彦が、人と人との奇妙な縁に興味を感じ、丁寧に関わっていこうとする姿にほっとする。
岳彦も、岳彦自身を文に描きながら、整理して進んでいるんだろう。
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著者プロフィール
あさのあつこの作品
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