ディック・ブルーナ ミッフィーと歩いた60年 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2019年7月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784167913199

作品紹介・あらすじ

世界中の子どもが夢中になる理由とは?

ミッフィーが生まれた背景と作者ブルーナの素顔に迫った本格評伝!

〈カラーヴィジュアル特別装丁版〉



解説・酒井駒子



石井桃子さんや松岡享子さん翻訳の「うさこちゃん(ミッフィー)」シリーズは、日本人にとってなじみが深く、最も愛されている絵本シリーズの一つです。ミッフィーの生みの親ブルーナにインタビューをしてきた新聞記者・森本俊司が、ミッフィーが生まれた背景と作者ブルーナの素顔に迫った評伝です。カラーページ多数収録の可愛い特別装丁版ですので、贈りものにもぜひどうぞ!

日本でも人気の高いミッフィーの絵本シリーズやブラック・ベア、ブルーナさんが暮らしていたオランダ・ユトレヒトといった縁の場所など、多数のイラストや写真を一挙掲載。



幸せな少年時代、第二次世界大戦中の地下生活、イレーネとの恋、多忙なデザイナー時代……絵本が誕生したきっかけとは何だったのか? 単行本刊行後にブルーナさんが逝去されたため、文庫版ではその後の動きを中心に大幅に改稿しました。ディック・ブルーナ評伝の決定版です!



©Mercis bv

感想・レビュー・書評

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  • タイトルに、「ミッフィーと歩いた60年」とありますが、今年2025年は、ミッフィー誕生70年です。

    最近になって、ブルーナさんイラストのシールや切手を「かわいくて、癒されるなあ。」と使い出したところ、ブルーナーさんはどんな人か知りたくなりました。

    この本は、新聞記者による評伝です。記者は実際にオランダのブルーナさんのアトリエに訪ねています。ブルーナさんの生い立ち、家族、デザイナーとしての歩み、うさこちゃんの絵本の魅力がよく分かります。写真や絵もたっぷりで楽しめました。

    今まで、ブルーナさん=うさこちゃんの絵本という認識でした。ペーパーバックの表紙デザインも手がけ、帽子に葉巻が特徴の男の人「シャドー」の絵を描いたのもブルーナさんとは知りませんでした。東日本大震災のとき、子どもたちのために、うさこちゃんのイラストとメッセージを送ってくださっていたことも。

    坂井駒子さんの解説に記されていた、ブルーナさんとのエピソード、とても素敵でした。

    89歳で亡くなるまで創作意欲が衰えることなく、新しいテーマに挑戦し続けたブルーナさん。私も夢を諦めずに、最後まで地道に頑張り続けたいと思いました。

    ブルーナさんの絵本の世界をもっと知りたくなったので、子どものとき読まなかった、うさこちゃんの絵本を少しずつ読んでみようと思います。

    • 傍らに珈琲を。さん
      くにちゃんさん、こんばんは。
      切手を切っ掛けにブルーナさんはどんな人なのだろうと思ったという、くにちゃんさんのアンテナの張りかたが素敵。
      ど...
      くにちゃんさん、こんばんは。
      切手を切っ掛けにブルーナさんはどんな人なのだろうと思ったという、くにちゃんさんのアンテナの張りかたが素敵。
      どんなものからでも、読書の切っ掛けって掴めるものなんですね♪
      シャドーを描いたのもブルーナさんだったとは、私も知りませんでした!
      2025/05/18
    • くにちゃんさん
      コメントありがとうございます♪この本を読んで、ブルーナさんは、切手をはじめとして日本との関わりが深いことが分かりました。日本をとても愛してく...
      コメントありがとうございます♪この本を読んで、ブルーナさんは、切手をはじめとして日本との関わりが深いことが分かりました。日本をとても愛してくださっていたということ、嬉しかったです。シャドーは誰が書いた絵か、ずっと疑問で。ちょっとビックリでした。
      2025/05/18
  • ミッフィ展が気になっていたところで、本書を見つけ、読んでみることにした。

    この本はミッフィーの作者であるブルーナの生涯と、彼の芸術論、ミッフィーに込められた思いなどが書かれている。

    ミッフィーは誰にでも描けそうな簡単な絵に見えが、実際はブルーナの長年の技術や彼の哲学が詰め込まれている。そんなに深いものだとは知らなかった。

    シンプルを極めたあの姿こそ、ミッフィことうさこちゃんことナインチェである。

    この本を読んで、ミッフィーはかなり緻密に考えられて描かれたものだということに驚いた。ブルーナは絵本作家というよりも芸術家だ。

    そしてミッフィーは絵本ではなくアートだと思ったよね。

    ミッフィー展へ行く前に読んでおくと、より楽しめるので予習本としておすすめしたい一冊。

    この本を読んでミッフィーの絵本を集めようかと思ってきた。「小さな娘がいるお父さん」みたいな顔してね…

  • ブルーナさんの自伝でもあり
    絵本論でもあり。

    文庫サイズなので
    手元に置いておけるのが嬉しいです。
    やっぱり大好きだ!

  • こどもの頃から今でも、
    理屈抜きで大好きでたまらないブルーナの、
    断片的にしか知らなかったその人生に触れただけでなく、
    思いもよらず東日本大震災の時に贈られた、
    あのミッフィーの絵に纏わる物語を知ることになり、
    読んでいた通勤のバスの中で泣いてしまった。

    著者が、学部は違えど大学の先輩だと知り、
    より感情移入できる部分もあった。

    この本に出会ったおかげで、人生の目標が増えた。
    ブルーナ作品を集めることと、
    生きているうちに一度はユトレヒトに行くことだ。

  • 私も娘も大好きなミッフィーちゃん。
    シンプルだけど、暖かくて優しいこの絵本たちが、どうやって生まれたのか。そこに込められた想いとは。
    そして、ブルーナの人となり。

    これを読んで、はっ!としたこともあるし、なるほど!と思ったこともある。そして、思わず涙が溢れてしまったところもある。

    ただのうさぎの話ではない。そこに込められた想いを感じながら、これからは絵本のページを捲ろうと思う。

    ありがとうブルーナ。

    • workmaさん
      いぬさん、
      読んでみたくなりました(*^▽^*)
      いぬさん、
      読んでみたくなりました(*^▽^*)
      2022/01/23



  • 小さい頃から大好きだったミッフィ
    この一冊を読むといい意味でただの可愛いミッフィだとは思えなくなる。

  • 幼少期、親によんでもらってました。私にはミッフィーではなく、うさこちゃんです。ブルーナさんのイラストにはシンプルなイラストなのにメッセージが感じられる。素晴らしいイラストレーターでした。

  • <閲覧スタッフより>

    --------------------------------------
    所在記号:726.6||フル
    資料番号:10249699
    --------------------------------------

  • ■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
    【書籍】
    https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001255464

  • ミッフィー展をきっかけに、ブルーナに興味を持ち、購入しました。
    ブルーナを取材してきた朝日新聞社記者の森本俊司さんの目線で書いた本です。若いブルーナの戦争体験含め、彼の作風を作った出来事を幼少期から書いています。
    森本さんが実際に取材した際に聞いたブルーナやその周辺人物の言葉、そこから感じられたブルーナの人柄や作品に込められた思いなど、記者ならではの視点でも語られています。ブルーナの思いに関しては筆者の憶測による記述が特に後半に多くあったので、その部分は一意見として受け止めるのが良いかなと思いました。
    ブルーナの作品や、実際の写真などの画像も多く掲載されており、非常に興味を持って読めました。

  • ブルーナさんのこと何にも知らなかったし、ミッフィーちゃんもそれほど思い入れがなかったけれど、なんだかとても気になる本だったので読んでみました。
    戦争や暴力を嫌ってそういった絵を描かなかった、子どもの幸せを何より願っていた、などの彼のエピソードが時折「うさこちゃん」の中にあるとわかり、読んでて胸にくるものがありました。
    素敵な人だったんだなあ。
    小さい頃に読んだ記憶しかないので、『うさこちゃんのおじいちゃんへのおくりもの』とか『うさこちゃんはじょうおうさま』の絵本を読んでみようと思いました。

  • なんか、書くところを間違えてしまったようで。。。

    • まーさん
      ◼︎だからといって自分が持っている能力を発揮しようと努力しないのは罪だ
      ◼︎「夢みたいで甘えたい話だと笑われるかもしれない」と著者の森本俊司...
      ◼︎だからといって自分が持っている能力を発揮しようと努力しないのは罪だ
      ◼︎「夢みたいで甘えたい話だと笑われるかもしれない」と著者の森本俊司さんが言うような方法で世界がもっと平和になる事を私も願っている。
      きっと本当はみんな望んでいると思う。
      ◼︎デザインとか芸術家とか、自分と正反対の世界で生きている人にいつも惹かれる。
      そんな人たちの自伝や評伝を読むのが好きだ。
      反対だから惹かれると思ってきたけれど、初めて考えてみた。本当は私も表現したい側なんじゃないかと。
      ◼︎控えめながら、これでいいのですか?と、社会的な問題を問いかけてくる内容にハッとした。時間が経つと人は忘れてしまう。ずっと続いていると良くないことも当たり前になってしまう。願うことしかできずとも、真剣に平和を願おう。
      ◼︎ナインチェの響きがかわいい。
      2025/01/25
  • 大阪樟蔭女子大学図書館OPACへのリンク
    https://library.osaka-shoin.ac.jp/opac/volume/633528

  • ディック・ブルーナを長く取材し、本人へのインタビューも数多く行ってきた筆者が、ブルーナ氏の人生や作品、創作の過程などを綴った評伝。

    「ミッフィー」に代表される絵本作家としてだけではなく、若い頃にはデザイナーとして本の装丁を多く手掛けており、その中で培われたシンプルな絵の中に伝わるメッセージを込める力が、ブルーナ氏の作品の土台にあるということがよく分かった。

    また、ブルーナ氏は1920年代に生まれ、戦争を経験した世代として、作品の中に暴力のシーンを直接的に描くことは決してしないなど、確固たる姿勢を貫きながら作品を作り続けていたということは、印象深かった。

    一方で、作品の登場人物やストーリーに、その背景やモデルとなる人物を過度に設定するのではなく、読み手の自由な想像力に任せる部分も大きいということも、筆者が直接ブルーナ氏から聞いたインタビューでの言葉からも、よく伝わってきた。

    これらの姿勢が、世界中で多くの人たちの心に訴えかける作品となっている理由なのではないかと感じた。

    絵本作品の表紙や絵もたくさん取り上げられており、文章でも絵でもブルーナ氏の作品の世界をしっかりと感じることができる本になっていると思う。

  • ブルーナ展に行った時に、ディック・ブルーナ自身に興味を持って、この本を読んでみました。
    生い立ちやブルーナが絵本製作に込めた思いなど知ることができます。
    シンプルな表現を突き詰めていったことで、世界中で長く愛された絵本となったのだなと感じました。

  •  皆さんの中にはミッフィーは、知っているが、その作者のディック・ブルーナは、知らないという方がたくさんおられるのではないでしょうか?
     また「ミッフィーって日本人が描いたのでは?」と思っている人も少なくないでしょう。本書では、このディック・ブルーナについて彼の生い立ちから美術家として頭角を現すようになるまでが、彼の代表作のミッフィーを随所に散りばめながら詳しく書かれています。ミッフィーがどのようなプロセスで描かれたかを知ることは、その歴史を知ることにも繋がります。この本を読んで世界史を学ぶのも面白いかもしれません。

    京都外国語大学付属図書館所蔵情報
    資料ID:618448 請求記号:726.5||Mor

  • ミッフィーちゃんの産みの親であるディック・ブルーナさんの生涯をミッフィーちゃんの絵本の解説含めて記載されている書籍。ディック・ブルーナさんの人柄の良さを大いに感じられるのと絵本をより詳細に見ようと思える。ブルーナカラーしか用いておらず単調な線でのみ書かれているにも関わらず、その表情や様子からさまざまなディック・ブルーナさんの思いを推察することができる。
    シンプルな子供向きの本にこそ、その趣深さ、筆者なりの思考が含まれている。
    子供にミッフィーちゃんを読ませていてよかったと感じるとともに読み聞かせるときにはその表情等にも気を配って読もうと感じた。

  • ディックブルーナという人柄を知ることができた。その上で改めてミッフィーの絵本を読みたくなった。

    彼の描くイラストの美術的な価値についても知ることができて興味深かった。シンプルなのがとても素敵だなと思っていたけど、様々なことを考え抜かれた上でのシンプルさなのだと分かった。

    オランダの歴史やユトレヒトの街にも興味が持てた。

  • 以前、「シンプルの正体」を見て、再認識したブルーナ
    。その評伝ともいうべき、この本で、またはまってしまう。。。

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著者プロフィール

朝日新聞社で編集委員などを歴任。『ミッフィー展』(2005年)『ゴーゴー・ミッフィー展』(2010年)の図録などにブルーナのロングインタビューやエッセイを寄稿。宗教倫理学会会員。

「2015年 『ディック・ブルーナ ミッフィーと歩いた60年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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