鑓騒ぎ 新・酔いどれ小籐次(十五) (文春文庫)

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 文藝春秋 (2019年8月6日発売)
3.53
  • (4)
  • (16)
  • (17)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 236
感想 : 15
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784167913250

作品紹介・あらすじ

文政9年正月。今年こそは平穏な日々を送りたいと願い、

家族と穏やかな元旦を過ごしていた小籐次のもとに、森藩の近習頭・池端が訪ねてくる。



旧主・久留島通嘉が床に伏せって、新年の登場を拒んでいるという。

この窮状を救って欲しいと懇願され、旧主を見舞った小籐次は、

通嘉が何者かから「初登場の折、森藩の御鑓先を頂戴する」と脅されていた

ことを知る――

初老の小籐次が江戸中の人気者となった原因であるかつての事件『御鑓拝借』の

意趣返しなのだろうか。

とうやら自分の撒いた種だと知った小籐次は新年早々から奔走することになる。

果たして黒幕は何者なのか―ー。



累計800万部を突破した大人気シリーズがこの夏、2ヶ月連続で

(7月『旅仕舞』)新刊書き下ろし!シリーズ第15弾。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 酔いどれ小籐次シリーズの34作目。
    鑓騒ぎ ー 新・酔いどれ小籐次シリーズ(第二期)15作目。
    2019.08発行。字の大きさは…大。

    このシリーズは、毎回楽しみにしている。
    今回も、読みやすく、面白かった。
    小籐次の「御鑓拝借」でなく、今回は、豊後森藩の「御鑓頂戴」騒動となるのを見事防ぐ。
    おりょうは、「おりょうの鼠草紙」を完成させていく。
    13才の駿太郎は、今年からアサリ河岸の鏡心明智流・士学館道場へ稽古に行く。どんどん成長している、今後が楽しみだ。
    2019.09.13読了

  • さて、今週の酔いどれ様は~♪
    1.懐かしの鑓騒ぎ
    2.駿太郎の入門?
    3.空蔵の御災難!
    の三本です

  • 今月も読めて嬉しい。
    お正月から慌ただしい毎日が開始です。
    鑓騒ぎに特別な来客。
    いろいろありますが、駿太郎くんのことをみんながきちんと考えてくれているのがいいな。

  • 最近の佐伯泰英は絵になる剣戟シーンをあまり書かなくなっているように思う。本作も斬り合いはあるものの、あっさり目。小藤次は最初から年寄りなので派手なシーンは少ないけれど、最近は特に地味。その分、キャラクターで読ませているところが大きい。
    今回は、『御鑓拝借』をモチーフにした裏返しの物語で趣向は面白かったが、敵役が弱すぎる。むしろこの話よりも桃井道場の話や公方の望外川荘来訪ネタの方が面白い。
    本シリーズもそろそろ終わりが見えてきたのではないだろうか。

  • 酔いどれ様もそろそろお疲れが見えてきましたね、

  • 小藤次が主君の心の内を聞いて起こした「御鑓拝借」騒ぎの真似をするような脅迫文が主君の弁当に。
    小藩の豊後森藩、主君は悩みに悩む。。。

    駿太郎の成長とともに新しい段階に進むこの家族。
    事件もさることながら、家族の温かい雰囲気も素敵。

    佐伯泰英さんは体を壊してから、シリーズの締め括りを予定して作品を作っている。
    それが理由なのか、最近の作品は少し予定調和が見えて、ちょっぴり落胆してしまう。

  • 【小籐次の旧主に危機が迫る! シリーズ第十五弾】小籐次の旧主が「新年登城の折、御鑓先を頂戴する」と脅された。これは「御鑓拝借」の意趣返しか? 小籐次と藩を狙う黒幕の正体は?

  • ここのところ、どうにも小説運が悪い。ページをめくっても心が動かない。いっそ紙の匂いだけ楽しむか、というレベルである。

    そんなときに手に取るのが佐伯泰英。
    では「抜群に面白いのか」と問われると、ここは正直に言っておきたい。――そうでもない。

    いや、誤解を恐れずに言えば、
    面白さの正体は“マンネリの安心感”である。

    おなじみの展開、おなじみの強さ、おなじみの敵。
    読者は「どうせこうなるんでしょ」と思いながら読み進め、案の定その通りになる。にもかかわらず、なぜか満足してしまう。まるで、いつもの定食屋で、いつもの味噌汁を飲んで「これこれ」と頷くようなものだ。

    とはいえ、小説の醍醐味はやはり非日常にある。
    現実ではまず起こり得ないことを、何のためらいもなくやってのける――これが楽しい。

    その点、時代小説はずるい。
    なにしろ、素浪人の家に将軍がふらっと現れても、「まあ、江戸だしね」で済んでしまう。現代で同じことをやったら、ただの不審者案件である。

    さて本作のタイトルは「鑓騒ぎ」。
    ここでふと立ち止まる。「やり」である。しかも「鑓」。

    槍、鎗、鑓――同じようでいて、どこか違う。
    槍はオーソドックスな武器。鎗はちょっと物々しい。そして鑓は……なんだかやけに“物語っぽい”。

    金偏を外せば「遣」。つまり音から生まれた、いかにも日本的な当て字だ。
    だからだろうか、この「鑓」という字には、単なる武器以上の、どこか象徴めいた匂いがある。

    実際、物語の発端もなかなか痛快だ。
    主人公・小藤次が、主君の汚名を晴らすために大名行列の毛槍をぶった斬る。いやいや、そんなことをしたら普通はその場で人生終了である。だがそこは小説、むしろここから話が転がり出す。

    さらに、その騒動の裏には田沼意次の遺臣による陰謀が――などと言われれば、もう完全に「はいはい、来ました」と頷きながら読むしかない。

    結局のところ、佐伯小説は“驚き”ではなく“予定調和”を楽しむものなのだろう。
    先の読める展開を、あえて味わう贅沢。

    退屈しのぎに手に取ったはずが、気づけば最後まで読んでいる。
    そして読み終えて、こう思うのである。

    ――まあ、これはこれで、悪くない。

  • シリーズも円熟期を迎えてどんどんいい話が多くなってきた。
    将軍がお忍びで一介の研ぎ師の家を訪問するなんてあり得ないけれど、普段の生活が不自由極まりないだけに、伸び伸び過ごしている様子が微笑ましいし同情する。

  • コンスタントに面白いし、駿太郎の成長が楽しい。桃井道場、今後なんかありそう。

  • お鑓先頂戴の脅迫文で藩主が登城を拒否して床に臥せってしまうなど、ちょっと設定に無理があった。今一つ!

  • をま

  • 第十五弾
    田沼一統(家臣)の暴走からの旧藩の危機、これが将軍の望外川荘へ訪問へ、、いつもながらとんでもない話

  • 2019年8月文春文庫刊。書下ろし。シリーズ15作目。表紙絵の小藤次は、犬達が踊っていて、可愛く見えた。

  • 77

全15件中 1 - 15件を表示

著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

佐伯泰英の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×