スタフ staph (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2019年9月3日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784167913458

みんなの感想まとめ

人間関係の複雑さと親子の絆を描いた物語が展開され、主人公と甥っ子を中心にしたストーリーは、親子の愛情や葛藤をリアルに表現しています。些細な出来事が大きな波紋を呼び、周囲を巻き込む様子は、読者に共感を呼...

感想・レビュー・書評

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  • 智弥の気持ちを思うと少し苦しくなった。
    主人公と甥っ子の話ではあるけど
    親子の話でもあるな〜という感じ。

    当人たちとしては些細なことが
    大きな出来事になって周りを巻き込んでいく感じがリアルだと感じた。

  • 好き嫌い分かれるみたいだけど、私はめちゃめちゃ好き。読後スッキリではないけど、あー読んでよかったと思た。

  • 最初は離婚における女性ならではの悩み?が目立ち、あまり物語に入り込めなかったのですが、
    3〜4章あたりからこの前読み終わった同著者の『カラスの親指』を想起させるような展開になってきて、
    このちぐはぐ(失礼)なメンバーでどのようにミッションをこなしていくのかワクワクしながら読み進めていました。

    最後のまとめは未熟なわたしにはよく分からなかった部分もありますが、
    人間関係において寂しさを感じる方や、仲間たちとどこかに潜入する話が好きな方は楽しめるのではないかと思います。

  • 初めから読み返して伏線を回収していきたいと思う作品。
    登場人物同志の細かい心理描写が過去の出来事、体験に対する直感的な共感であることが多かった。
    飛躍してしまうようだが、
    「他人の過去の出来事に触れる時、似た体験をしていて心情がわかる事と、その人自身に寄り添うことのどちらが大切なのか」
    と読書中に考えてしまった。実際に、夏都は最後まで智弥の気持ちを菅沼先生の体験に投影することで理解していたようだが納得はしていない様子で、人との間の愛情をただ信じることでしか寄り添うことができていなかった。


    だが、分からなくたって愛していたいと思うのではないか。分からないからこそそばにいて、いつか過去に触れてしまう時を待ってしまうのではないか。

  • 途中飽きてしまいそうになったが著者ならドーンデーンとくるはずだと、チマチマと隙間時間に読み進めて…
    二転三転のラストは集中できた。最後まで読んで良かった(^^;

  • 4.1点
    複数の作品を組み合わせたような不思議な小説

    序盤で日常を描きつつ、その中で起こるちょっとしたイベントを飽きさせず読ませてくれる。

    そうかと思えば急に誘拐されるという一捻りから、なぜか誘拐犯たちを手助けするところで主軸が進んでいく。

    よく考えれば分かるレベルの無理のない伏線を回収していきつつストーリーは進行し(智弥の有能っぷりは都合良すぎる気もするが)想像したものと全く違うラストに着地する。

    ラストを伝える為にそこまでのストーリーを紡いだとすると、酷く回りくどい書き方をしている。しかしだからこそ最大級のインパクトを読者に残す。どうなったかを描かないからこそ良いのだろうが、どうなるのか気になる不思議な感覚。
    初の道尾秀介作品で強烈な印象が残った。

  • ひさしぶりの道尾秀介さん作品。とっても楽しめました。シリアスとコメディの押し引きのバランスが良きでした。

    ほのぼの日常系で始まり、久しぶりの道尾さん作品で忘れてましたが、終盤「ああ、ミステリーの人だった」となりました。

    夏都も智弥も冬花もカグヤも先生も…みんな精一杯毎日生きてる。そんな当たり前のことに涙が出てきました。忙しい毎日だけど一瞬一瞬を大事にしなきゃと思いました。

    個人的には先生のキャラがツボでした。

  • 移動デリを経営する女性とその甥っ子、塾の先生、タレント中学生とその親衛隊
    奇天烈なメンバーがゴタゴタに巻き込まれていく話
    一つの目的に向かっているように見せかけて、全員がそれぞれの別の目的のためにひた走る

    やばそうな相手に対して手の内を明かしまくってしまうところとか、作戦の詰めの甘さが子どもらしく、危なっかしい
    お金と名声を持ってる大人にはもっと慎重に当たった方が良い、本当に怖い人じゃなくてよかった

    どんなに冷静で物分かりが良いように見えても、子どもは親(親代わり)がそばに居て自分に関心を寄せ続けてくれることを求めてるのかも
    "毒親"という言葉が病気のように流行ってしまう現代においても、親を求める純な子どもの気持ちに触れられた

    おいしそうなお弁当の名前が定期的に出てきて、お腹のすく本だった

  • 少年と叔母さんの家族の話。
    なんかやっぱり親って大事なんかも。
    私のこれからの親としてのいろいろを考えるなと思った。

    道尾さんやっぱりおもしろい話多いな

  • 誰かの涙が誰かの罪になるように
    あなたの何かは誰かを傷つけるのに
    by スーパーカー

    もう20年以上前のを思い出して聴きました。

  • フードトラック

  • 途中までは女性の主人公の言動や行動に共感できなくて、物語に入り込めなかった。後半は物語が急展開し、次々と起こる事件とその真相の解明のテンポが良く引き込まれた。

  • 登場人物が多く途中しんどかったけど、何度もどんでん返しがあり、最後まで読んだら心情も含めて面白かったです。
    当事者ではないけど、心情描写もよかったとおもう。

  • 道尾秀介の長篇ミステリ作品『スタフ staph』を読みました。
    道尾秀介の作品は、先月読んだ『サーモン・キャッチャー the Novel』以来ですね。

    -----story-------------
    息もつかせぬノンストップの感動大作、ついに文庫化

    移動デリを営み、ワゴン車で日々料理を売っている掛川夏都。
    若い女と不倫した夫を叩き出し、今は海外で働く姉の息子・智弥と共同生活をおくっている。
    ある日、いつものように駐車場の片隅で営業していると、スーツ姿の男性に「保健所のほうから来ました」と声をかけられた。
    衛生状態を調べる、とワゴンに乗り込んだ男は、夏都を脅してそのまま車を走らせる。
    「これはもしかして、誘拐?」ようやく慌てはじめる夏都だったが、行きついたマンションの一室で待っていたのは――?
    ページをめくりはじめたら途中でやめられない、ノンストップミステリー長篇!
    解説/間室道子
    -----------------------

    文藝春秋の発行する週刊誌『週刊文春』連載後、2016年(平成28年)に刊行された作品です。

    ランチワゴンは疾走する……危険な中学生アイドルを乗せて、、、

    バツイチ、アラサーの移動デリ経営者・夏都(なつ)、人生最高で最悪の2週間。

    街をワゴンで駆けながら、料理を売って生計を立てる女性・夏都……偶然にも芸能界を揺るがすスキャンダルを知ってしまった彼女は、その流出を防ぐため、緑色の髪をしたアイドル・カグヤと協力することに、、、

    ある女性の携帯電話に残されたメールを削除せよ! カグヤと協力してミッションに挑む夏都だったが――想像をはるかに超えたラストで話題騒然となった『週刊文春』連載作。

    芸能界を揺るがすスキャンダルが暴かれることを阻止しようとした目的、そして、その事件そのものが、ある目的を果たすための伏線となってたという展開……そして、結末で明らかになる事件の仕掛人の意外性 については面白いな! と思いましたが、、、

    何だろうなぁ、自分でも理由がわからないのですが、登場人物に魅力を感じることができず、物語に惹き込まれる感じがなかったんですよね……読みやすいし、現代の風俗や家族関係について巧く描いているとは思ったんですけどね。

    以下、主な登場人物です。

    掛川夏都(かけがわ・なつ)
     32歳。夫・昭典と離婚後、ワゴン車で料理を売る移動デリを営んでいる。
     一緒に暮らす中学生の智弥に何かと助けられている。

    掛川智弥(かけがわ・ともや)
     13歳。中学2年生。家ではだいたいパソコンをいじっている。
     情報を収集、分析するのが得意で、通っている学習塾の数学講師と親しい。

    菅沼(すがぬま)
     学習塾「馬場学院」の数学講師。塾のある雑居ビルの中に住んでいる。
     人付き合いに不器用な面が目立つが、授業の腕は一流らしい。

    棟畠(むなはた)
     新宿を中心に土地・ビルを管理する「棟畠不動産」を営む。
     夏都が月・水・金に営業している西新宿の駐車場オーナーでもある。

    カグヤ
     蛍光緑色の髪をした美少女。コスプレなどもこなすアイドルとして活動している。
     姉で女優の寺田桃李子のために無謀な計画を実行に移した張本人。

    オブ
     カグヤの親衛隊。「柳牛十兵衛」に下見に来て、夏都の拉致には成功するが……。
     水餃子のようなつるりとした顔。本名が小渕沢だから、オブ。オブラージの弟。

    オブラージ
     カグヤの親衛隊。サラサラのストレートヘアーを真ん中分けにしている巨漢。
     オブの兄で、大きいほうの小渕沢なので自らオブラージを名乗る。

    タカミー
     カグヤの親衛隊。長身長髪で、美少女キャラの描かれたTシャツを愛用。
     普通の会話でも名探偵の決め台詞のような妙に芝居がかった喋り方をする。

    プー
     カグヤの親衛隊。眼鏡のつるがこめかみに食い込むほどの丸顔。
     小太りな体型があるハプニングを引き起こすことになる。

    室井杏子
     寺田桃李子がかつて売れないアイドルユニット「アマレッツ」を組んでいた相手。
     人気女優となった桃李子と違い、芸能界を引退して現在は移動デリを営んでいる。

  • 何で読もうと思ったかすっかり忘れて読んだ本。面白く無くはないけどもう少し短くできそうだよなとか思いながら読み続け、最後にドンと来た。こんな話だったとは。切なくて悲しい。実生活に活かしたい。

  • 道尾秀介さんの本は結構読んでるんですが、、、、今回のこの本、、、ちょっと失敗かも、、、、、
    いつものスッキリ爽やか伏線回収や、あっと驚きどんでん返しの華麗さがたりなく、
    イマイチ、、、、、
    いや、面白くなくはないんだけど、道尾秀介!って聞いたらもう少し期待しちゃうなぁ。と、、、、

    解説に、男性が女性視点から書いていて秀逸だ!
    との解説があったんだけど、確かにこれが男性目線ならばすごいことはすごいんだけども、、、どこかで、そんな拗れた女性目線の男性っていうのが残ってたり、ちょっとコメディタッチな雰囲気が多くて、ありえなそうでありえるっていう状況がそもそもありえないよな。
    無理あるなぁ。
    いや、いいんだけどさぁ。
    っていうのがわたし的に入り込めなかった。
    そんなんだったらなんでもありなんじゃねーの?ってなりそうな感じ、、、、、
    アニメのようなんだけど、なんとなく世界観は現実っぽく、でも、なんでもありで、、、

    そこが、臨場感が激薄でした、、、、、

    そして、やはり男性目線の女性を描くだけあって、やたらでてくる美人。笑

    毎回思うけど、この手の美人は普段普通に暮らしてたら百人に一人もいないのよ。
    笑!!!!
    いや、顔面はそうでもなくても、美人に見えるような気がする人は五十人に2.3人いるんだけどね。笑

    そこはやはり男性だよね。
    美人しか目に入らない世の中。笑!!!!!!

    いやいやいやいやいや、そんなこたないからね。って。
    なんでもいいけど、色々と違和感があるなぁと感じた一冊、ラストの解説で、あーそうか男性が無理に女性視点で描こうとした足掻きみたいのがそうさせて、なんだか少しヅレタ感覚が臨場感を感じさせなかったのかなぁ、、、、

    なんだか少し残念な道尾秀介作品でした、、、、、

    間違いない作家の一つだったんだけどなぁ、、、、

    #本
    #図書館
    #道尾秀介
    #最新刊買ったんだけどなぁ
    #読む気なくなった
    #また忘れた頃読もうかな
    #期待が高かった
    #ちょっとお休み
    #残念
    #回るギャング〜の雰囲気に似てたなぁ
    #読んだことあるなー
    #がいしかん

  • 道尾秀介はいつも心の痛みに寄り添ってくれる

  • キッチンカーをする女性と甥っ子の話
    誘拐
    駐車場オーナー

    甥っ子黒幕

  • 前半部のオチは予想外の部分もあって面白かったが、智弥の性格設定がいかにもな感じで、全体のオチに向かって自分的には話が尻つぼみになっていった感じであった。
    夏都の性格設定は個人的にはとてもすんなり入ってきたのだが、それ以外がちょっと自分に合わなかったかなあ。

  • 展開の早い、スピード感のあるストーリが好みなので
    この作品は自分には合わなかったかなあ…。

    半分読んでもあまり面白いとは感じられず、少し退屈でした(^^;)

    後半になってやっと面白くなってきて
    登場人物の生い立ち、その時の思い
    が明らかになっていき、
    答え合わせのような、伏線回収。
    読んでいくのが楽しくなりました。

    ラストは少し切ない気持ちが残りました。

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著者プロフィール

2004年『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し作家デビュー。同年刊行の『向日葵の咲かない夏』がベストセラーとなり、以後、『シャドウ』で本格ミステリー大賞、『カラスの親指』で日本推理作家協会賞、『龍神の雨』で大藪春彦賞、『光媒の花』で山本周五郎賞、『月と蟹』で直木賞を受賞。累計部数は700万部に迫る。

「2022年 『DETECTIVE X CASE FILE #1 御仏の殺人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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