さらば愛しき魔法使い (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2019年10月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784167913625

作品紹介・あらすじ

「魔法使いマリィ」シリーズ第3弾。



『魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?』『魔法使いと刑事たちの夏』に続く、人気ユーモアミステリーシリーズです。



八王子署の若手刑事・小山田聡介の家に住み込む家政婦の少女マリィ。彼女は魔法で犯人が分かるが、それじゃあ証拠にならないから逮捕できない。聡介の意外に冴えた脳細胞が動き出す。「はじめに犯人が分かり、あとから推理する」という倒叙法ミステリーの傑作が、「魔法使いのキュートな少女」という奇抜で魅力的なキャラクター設定から生み出される。美人警部の上司に蹴られることを喜びとする一見ヘタレな刑事・聡介の、八王子近辺の平和を守る名推理もみどころ。

今回もアリバイ崩しに、ダイイングメッセージ解読にと、派手な大活躍をする聡介とマリィ。それに目をつけたオカルト誌「マー」が、二人につきまとう。マリィの魔法を嗅ぎつけられたら、二人のコンビは消滅の危機か? そして八王子の未来はどうなる!



ドラマ・映画で大ヒットした「謎解きはディナーのあとで」の原作者による、軽快な「萌えキャラ」シリーズの最新作です。



〈収録作〉・魔法使いと偽りのドライブ ・魔法使いと聖夜の贈り物 ・魔法使いと血文字の罠 ・魔法使いとバリスタの企み (初出・「オール讀物」2015年2、7、12号、2016年8月号)

感想・レビュー・書評

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  • 魔法で知った犯人を、捜査と推理で追い詰めるコンビ。聡介とマリィの関係が、変化しつつあります。その微妙さがどっちへ流れていくのか、のんびり眺める間もなく、唐突な展開に! これで終わりならひどすぎる!と思っていたら、ちゃんと次巻が出て、決着がつくようです。

  • 倒叙ミステリで、ユーモアミステリのシリーズ第3作目。
    美脚の39歳の女性警部に蹴られるのが愉悦のひとときである八王子署の小山田刑事の家に住み込み家政婦として働く魔法少女マリィは、自称2017歳。
    警部が惚れるイケメンが犯人ですが、犯人の隠蔽、偽装工作により捜査の決め手がない中で、マリィの魔法でリトマス試験紙的に容疑者が犯人かどうかは分かるものの魔法は証拠になりません。
    そこをどう突破するのかというお決まりのパターンの話ですが、気楽に読めるので好きなシリーズです。
    本作は最終巻のようなタイトルですが、最終巻はもうひとつ後の作品です。
    緩い気持ちで読んでいたら、本作は最後にとても続きが気になる終わり方で、読んでいて軽く動揺しました。
    もちろん、最終巻も読みたいと思います。

  • 八王子署のヘタレ刑事・聡介の家に住み込みで働く家政婦兼魔法使いのマリィ。聡介の行く先々で事件が起きるたび、マリィが魔法で解決(?)してきた。ある日、魔法の秘密をオカルト雑誌が嗅ぎつけ、マリィが姿を消した―。本格ミステリと魔法の衝撃的な融合が生み出す。

  • 2025/9/15 Amazonより文藝春秋電書の森2025で719円(366pt)にてDL購入。

  • 刑事聡介と、彼の家に住み込みで働く家政婦兼魔法使いのマリィの最後の話。

    魔法で都合よく解決せずに右往左往する刑事聡介が、今回も面白かった。

  • 小山田さんいつも名前覚えてもらえなくて可哀想(笑)
    このシリーズ好きです。

  • 魔法使いの助けもあり、小山田が名推理で事件を解決していくのが爽快だった。小山田は聡明であるが美女警部に弱くてドMであり、魔法少女に振り回されるという変わった特徴が印象的だった。犯人は必ず別の人物を犯人に仕立て上げるが、魔法少女の前ではまったく効果がなくチートだと感じた。また小山田という名字をなかなか覚えてもらえないという地味に可哀想な設定も面白い。

  • 『娯楽』★★★★☆ 8
    【詩情】★★☆☆☆ 6
    【整合】★★★★☆ 12
    『意外』★★★☆☆ 6
    「人物」★★★☆☆ 3
    「可読」★★★★☆ 4
    「作家」★★★★☆ 4
    【尖鋭】★★★★☆ 12
    『奥行』★★★☆☆ 6
    『印象』★★★☆☆ 6

    《総合》67 C+

  • 2020/02/07

  • 中途半端な感じがする⁈
    魔法で事件を解決するから本格ミステリーは無理ですよね。
    ユーモアミステリーとしては物足りない気がする。
    キャラクターは面白いんだからもっとデフォルメすればいいんじゃないかと思う。

  • 終わりかたが「え、終わり?」という感じだったので続編も読みたい。一冊ですっきり終わりたい人にはおすすめできないかも…。
    シリーズは最新作以外読んだが、やはりこの犯人を本人目線で先に示してから主人公たちがどう真相に迫っていくか、というスタイルが新しくて好きだなと思う。

  • ユーモアミステリィ,の体を使った,本格物と呼ばれる方法論へのオマージュに感じる.しかし,段々とその役割も少なくなり,魔女の役割は尻窄み,到頭舞台から退場するに至った.メタファーとしても中々痛烈な最後の一幕である.

  • なかなか可愛いところもあるマリィ。    
    もうマリィなしでは生きていけない体になってしまった聡介。   
    だがしかし、さらば愛しき魔法使い……。いなくなると寂しいものですね……。

  • 倒叙ミステリの魔法使いマリィシリーズ第3弾。
    終わり方が寂しいので続編を出して綺麗にまとめてほしい。

    「魔法使いと偽りのドライブ」★★★
    車あるある。
    「魔法使いと聖夜の贈り物」★★★
    最近のトリック。
    「魔法使いと血文字の罠」★★★
    日常の小ネタ。
    「魔法使いとバリスタの企み」★★★
    缶コーヒーあるある。

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著者プロフィール

1968年広島県生まれ。岡山大学法学部卒業後、2002年、光文社カッパノベルスの新人発掘プロジェクト「KAPPA‐ONE」にて『密室の鍵貸します』が有栖川有栖氏に推薦されデビュー。11年『謎解きはディナーのあとで』が第8回本屋大賞第1位に輝き、大ヒットシリーズとなる。「烏賊川市」シリーズ、『館島』、『もう誘拐なんてしない』、「探偵少女アリサの事件簿」シリーズなど著書多数。

「2023年 『谷根千ミステリ散歩 中途半端な逆さま問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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