- 文藝春秋 (2019年10月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784167913663
作品紹介・あらすじ
「退職理由を自己都合から解雇に変えて!」元社員が怒鳴り込んできた。嫌がらせで異動させられたと言う彼女と会社の主張は平行線、やがて会社の不正が明らかに……(「五度目の春のヒヨコ」)。新米社労士の雛子(26歳、恋人なし)が6つの事件で奮闘。労務問題とミステリを融合させた人気シリーズ第1弾! 解説・吉田伸子
懲戒解雇でいいですね?⇔待ってください!
正しいのは、会社のリクツか人情か!? 新米社労士・ヒナコが挑む! 労務ミステリー登場
社労士とは?
社会保険労務士(国家資格)の略。労働・社会保険問題から年金まで、クライアント企業のお手伝いをする。
やりがい搾取 vs. 社員に登用
人事計画 vs. 産休育休
パワハラ上司 vs. 労災認定
利益 vs. 残業代
シリーズ第2弾文庫
『きみの正義は 社労士のヒナコ』
も好評発売中!
みんなの感想まとめ
新米社労士の奮闘を描くこの作品は、労務問題とミステリーが絶妙に融合した物語です。主人公の朝倉雛子は、様々な企業で発生する労働問題に直面しながら、クライアントに対してしっかりと意見を述べていく姿が魅力的...
感想・レビュー・書評
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あぁまたやってしまった!読みたい積読本が
たくさんあるのに、なんなら今、死んだ山田読んでるのに、お仕事系ライトミステリ?に手をだしてただ今読了。 面白かった!社労士って何よ!
いや、わかっているつもりだけど、面白いオハナシ満載。居酒屋チェーン、IT企業、事務機器メーカーやアパレルブランドに対して働き方改革前半いろいろな問題がでるわでるわ。
当然殺人は起こりません。ただ、逆に持ち込まれるトラブルが身近すぎて、興味深々でございます。
社労士1年生のヒヨコこと朝倉雛子ちゃん(彼氏なし)が、ナヨナヨしちゃうのかと思いきや、有資格者として、しっかりクライアントに物申すのがとても好感度◎。しかもうまくいかないこともしっかり描かれていて、成長を感じていける作品ですね。楽しかったので⭐︎5!
始めましての作家さん水生大海先生。
多分普通に本屋に行ったら出会っていなかったかもしれません。BOOKOFFでたまたま見つけてしまいました。なんか相性いいかもで購入して楽しませていただきました。続編は本屋で買いますね。
お宝との出会いはBOOKOFF!
ファンの深化は本屋さん!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新米社会保険労務士・朝倉雛子の6つの短編奮闘記。
得意先で相談に乗りながら、問題を解決していく主人公を微笑ましく感じつつ、社労士の役割や労働に関する知識を得ることが出来て面白い作品だった。 -
❇︎
以下、6作の短編
五度目の春のヒヨコ
綿菓子とネクタイ
カナリアは唄う
飾りより、灯りより
空に星はなく
握りたい手は
卒業時に内定が獲得できず、派遣社員として
働く雛子は派遣先であらぬ疑いをかけられ、
続くはずだった契約の終了を告げられた。
自分が守られることのない立場だと痛感して
悲しく悔しい思いを痛感する。
雛子は職を勝ち取り、自分自身を守るために、
切り捨てられない武器を身に付けようと
一念発起して社労士を目指し、必死に勉強して
社労士の資格を得、やまだ社労士事務所で
資格を武器に働き始める。
とは言っても、社労士としては全くの新人。
ヒヨコの雛子の奮闘の日々の物語。
社会で働いていくための参考になる法律や
制度が分かりやすく物語になっていて、
とても勉強になりました。
法律は知ってるか否かで、労働者視点でも
雇用側の視点でも、自分自身を守れるかどうか
変わってくるため、少しでも知れてよかったです。
ヒヨコと雛子の今後の成長を楽しみながら
期待してます。
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▼不勉強で世間知らずだったので、「社労士(社会保険労務士)」という存在や、その仕事役割については何も知りませんでした。その意味では「へ~」に満ち溢れた愉しい本でした。働き方や従業員の保険、などなどのプロフェッショナルを置く余裕がない企業では、社労士んさんが大きな役割を担っているのですね。
▼連作短編。「お仕事物」でありつつ「ライトなエンタメ」というゾーンを狙って、かなり健闘されていると思いました。ただ、当然ながら難しい問題が毎回起こるので、フィクションの力で各話をさわやかな終わり方にする、、、というのはやりきれてはいません。仕方のないことですが。だから問題提起があって、当然ならが構造的な解決にはならず(そりゃそうです。政治家や官僚の皆さんが解決できないのだから)、その上でこの物語の中でフィクションとしてできれば痛快に終わりたい・・・・けれども、割と問題提起で終わっていく、という回も。
▼それなりに小規模な事業体だと、いろいろが理想と現実とはギャップがでかいよなあ・・・育休産休の問題だけでも、キレイゴトでは通らない・・・そんな悩み方をしながら読んでしまいました。その段階で作者側としてはもう、してやったりなんでしょう。 -
社労士という仕事を知れた作品!
企業や労働者の社会保険や労働に関する課題を解決する仕事。
作品を読んで、興味が湧きました!
それぞれヒナコの成長物語でした!
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社労士はクライアントありきなのだけれど、心情として労働者も守りたい一心があり、そのあたりの落とし所に悩みや葛藤が生じる。こんさるをすることで、その職場環境が良くなり、かつ、会社の業績もあがるとやりがいを感じる。
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やりがい搾取 vs. 社員に登用
人事計画 vs. 産休育休
パワハラ上司 vs. 労災認定
利益 vs. 残業代
上のような内容が章ごとにわかれていて、身近いわゆる会社勤めで、特に総務や経理畑の方には面白く、時には参考になる部分もあるんじゃないかと思った。
会社の就業や社会保険等、雇用者側からすれば身近ではなくとも、触れざるを得ない部分もあって、私も「よくわからんなぁ〜」と思ってた口だ。
まあ、ドラマになるような話ではある。 -
印象に残っているのは、育休の話。
いくら法律で守られているからと言って、利益追求を目的として存在する会社側に余力がないと、育休を取るのは難しいというのは心が痛んだ。
法や就業規則だけ整えばいいという話ではないのだと感じた。
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個人的に、余力がある会社で育休を取れた私は恵まれていたと思うが、マミートラックは苦しかった。
やりがいよりも生活が大事というところでなんとか踏ん張ってきたが、自分が荷物になっているという感覚はつらく、自分はここでは役に立てないという確信が退職を決意して、社労士を目指すことを検討している。
資格は手段で、その先に何を実現したいのかが大事だと考える。
ワークシェアリングには興味がある。
日本の未来がより働きやすくなりますように。
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今の私には受験資格が無いけれど、舞台が整えばいつか試験に挑戦してみたいと思っている社労士のことを少しでも知れたらいいな、と思い手に取った一冊。
新米社労士のヒナコが、日々クライアントからの要望に応えていく中で学び、成長していくお仕事小説です。
お仕事小説でありながら、ミステリー要素も兼ね揃えていて、読んでいて楽しみながら労務の知識を学ぶことが出来ました。
クライアントからの無茶な要望に対し、法律を後ろ盾にして毅然とした態度で向かうヒナコはすごいなぁと思うと同時に、モヤモヤしたまま解決とされてしまう問題もあるのが、実際の現場のリアルさでもあるのかと感じました。
続編2冊もまとめ買いしているので、次作でのヒナコのさらなる成長も楽しみです! -
26歳、新米社労士 朝倉雛子の物語。労務関係の問題解決に奮闘する姿は、新米と言えどもプロフェッショナル。
社労士さんって実際どんなふうに仕事をされているのだろうと、ぼんやりと思っていた。この小説を読むと、その姿が浮かび上がってくる。また、労働関係の法律など今まで知らなかった情報にもふれることができて有益だった。
雛子が社労士になる以前、契約社員だったころの話は理不尽で、実際の契約社員はこのような形でしか評価されないのだろうかと切なさと腹立たしさを感じずにはいられない。
続編もあるので、ぜひ読みたい。 -
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いろんなパターンで巻き起こる、企業内のいざこざ
新米社労士が調べたり悩んだり考えたりする、そんな本。
社労士って身近なのか身近じゃないのか、よくわからなかったけど
あぁそうか総務経理部とは密接だよなーと改めて知ったし、自分が勤めているような中小企業には必要だよなと思った
二十歳から社会人になり、かれこれ十数年
分かっているようでいて分かってなかったことが沢山書いてあった。
労働者の権利とか、会社のルール、沢山の決まり事の中で働いてて
それでもやっぱり守らない企業が多くて泣き寝入りする人もいるし
本の中で主人公のひなこがまだ若いからか弱い。
これドラマにした方がいいんじゃないの、NHKあたりでどうだろうか -
お仕事小説
社会保険労務士さんのお話。先日、社労士の皆さんが子供たち向けにお話するのを拝見する機会があって興味を持ちました。
初めて知ることが沢山あってとても面白かった -
ややこしいからこそ仕事にできるし、なっているのだ。
それまでに自分の身の丈を、合うようにせいいっぱい伸ばしていくのだ。
社労士という仕事が少し理解できた気がする。
社労士は働くみんなの味方かと思いきや、企業の経営陣を主な客とする1つの会社なんだと気づき、リアリティを感じた。
一方で雇用されている側としても有給のことなどためになる情報がわかりやすく頭に入った。
文章も癖がなく読みやすい。
続巻は経営側、従業員側の視点両方で考えることができたのが有意義だった。ネットの炎上はやってしまった人が悪いと思っていたけれどその裏側にはブラックな会社体質などが隠れている場合があり、ただ責めるだけではだめなのだと学んだ。 -
軽く楽しく、あっという間に読めた。社労士の仕事はこういう感じなのかと、様子がつかめた。お仕事小説で、今まで知らなかった職業について理解が深まるのは楽しい。主人公雛子は、色々と苦労しながらも、社労士一年目からクライアント先の様々な人たちと堂々と渡り合えてすごい。所属事務所のチームワークもよいからなのだろう。自分も自分の仕事に誇りを持って頑張ろうと、元気をもらえる。
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新米社労士(社会保険労務士)・朝倉雛子(26歳、恋人なし)のお話。続編が出た新聞広告を見て興味を惹かれ、最初の巻から買ってみた。
有給休暇、解雇、裁量労働、育児休業、年末調整、パワハラ、労災、超勤手当…。ここに出てくる内容は、大企業だろうと中小企業だろうと人事担当者なら知っておかねばならないことのように思えるけど、法の解釈や運用にいささか自信がない時にはプロに聞くということも必要なんだろうな。
よくありがちな労務問題がうまいこと物語に仕立てあげられていてまずまず面白く読めたが、わざわざミステリーっぽくすることもなかったように思った。
実際に労務問題が起こった時の企業の現場はこんなに簡単には済まない、物凄く凄まじい修羅場だということを付け加えておこう。 -
社労士に興味ありな人間としては楽しく読めたし、程よいリアリティの塩梅も良かった!!ちょっとお仕事ドラマとかになりそうな感じ。その分、本で読むにはやや心の動きというかドラマチックにややかけたかなぁという印象。
あとがきより、
>大海さんの物語は、映像喚起力が強いため、映像向きの作品が多いように思う。本書もまた然りで、個人的には、NHKの連続ドラマあたりに強く推したいところだ。 ちなみに、私の脳内妄想配役は、主人公の雛子は高畑充希、山田所長は尾美としのり、素子さんは石田ゆり子、丹羽さんは永作博美、というキャスティング
是非是非、期待してしまう♡ -
会社や労働の制度をすごく分かりやすく学べる。
しかも小説で。
みんな理由があってその行動をとっているけど
それが噛み合わず労働環境が悪くなってることもあるんだなー。
空に星はなくは
すごく切ないというか虚しいというか。森田さんが早く元気になってほしい。 -
社会保険労務士をテーマにしたお仕事小説。
中々、実際に起こりうる事象をテーマにしてあり分かりやすかった。
社労士はあくまで企業のサポートなので、アドバイスはできるが、指示は出来ない。
労災隠し、サービス残業(残業代不払い)等、実際問題としてあるし、各種法律や制度はあっても中小企業が対応できるかは別の話。
その辺りを実際に上手く物語に組み込めていたと思う。 -
新人社労士ヒナコ
社労士事務所のお客は会社の方なので働く人に肩入ればかりはできないもどかしさを感じる
ヒナコは正社員になれない中派遣で働きながら国家資格の社労士をとったのだ
いまの息苦しい働きかたをがまんしている多くの人々を描いている
知ってるようで知らないことが分かるのは興味深いし読みやすい -
新米社労士の雛子が直面する労務問題。話題の裁量労働制から、産休育休、労災認定、パワハラなどから見えてくる会社の姿。そして、問題の裏には絡まった人間関係あり!6つの事件が描かれる社労士ミステリ短編集。
社労士ってどんな資格?というところから、その業務内容も自然と頭に入ってくる。仕事をしていても、こうやって支えてくれる人たちまでは気が回らなくて、社労士はもちろん総務・労務の重要さを知ることができてよかった。
それにしても、社労士の立場は大変!クライアントは企業。でも、社員の立場も守りたい。企業の意向と労働法と人間関係に板挟み。社労士はエキスパートとはいえ、あくまで社外の人間であって人事権があるわけじゃない。仕事や気持ちの線引きの難しさが嫌というほど描かれる。半沢みたいにスカッとする話じゃなくて、どの話も現実の壁をなめるような苦さ。会社の体質って根が深いから、こういうものなんだろうなあ。
あと、綿菓子のような甘い人間ではいけないという話は印象深かった。簡単にぺちゃんこになるし、芯があってもあの棒は食べられない。自分が食べていける芯を持つこと。生きていく上で心に留めておきたい言葉だった。
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水生大海の作品
