- 文藝春秋 (2019年10月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784167913717
作品紹介・あらすじ
奈緒、旅立ちのとき――
吉原にいる白鶴太夫こと奈緒が山形の紅花商人に身請けされることになった。それを阻止せんとする不穏な動きありとの噂に、坂崎磐音の胸はざわつく。
ある絵師は磐音に言った。「未来永劫、未練の糸を断ち切れないのが男と女です」と。覚悟を固めた磐音の手を、おこんは黙って握り返すのだった。
やがて、吉原の罪なき禿(かむろ)が殺される。過ぎし日の許婚を守るため、磐音は吉原へ急ぐ!
みんなの感想まとめ
切ない別れと新たな旅立ちが描かれる本作は、登場人物たちの深い絆と成長を強く印象づけます。白鶴太夫・奈緒が山形に身請けされる運命を前に、坂崎磐音の心は揺れ動きます。彼らの切ない過去や、互いに抱える想いが...
感想・レビュー・書評
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読了後、呆然として気持ちの整理がつかず、うまく消化できなくて、感想をどう書けばいいのかまったく見当がつかなかった。
星もこれじゃつけようがないと思って、ここは無星にしとこうかと考えたり。
もう切ないとかいうレベルじゃない。
悲しくて哀しくて、ラストの2人の姿と気持ちを思うと泣けて泣けて仕方ない。
外伝『奈緒と磐音』で、赤ん坊の奈緒が磐音の指を握り、その指を磐音が愛おしそうに見るシーンとか思い出して、もういたたまれなくて叫びそうになる。
でも、それでも、いろいろ考えて、これが最良、最善であって、これ以外はあり得ない、という結論に至った。
こうなったことは、2人ともがそれぞれの人生をこれから前に進めるために絶対に必要な過程だったのであって、しかもこれが一番良い形なのだと、納得できたのですよ。
だって、前田屋内蔵助さん、誠実で優しそうで、絶対いい人だもん。
磐音がこうやって関われたことも考えたら、これが、これこそが、ほんっとに最っっ高のシナリオなのです。
だから、今後の2人の人生の新たな門出として、おめでとうの気持ちを込めて、星五つにしました。
今津屋でも祝言がありますからね。
それでひと騒動もあったけどね。
この16巻は、ひとつの区切りになる一冊ですな。
2人の、いや4人の幸せを、心から祈ってやみません。
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☆4.2
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