居眠り磐音 決定版 紅椿ノ谷 (17) (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2019年10月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784167913724

作品紹介・あらすじ

おこんに異変が……。

磐音、どうする!?



江戸・深川の六間堀で浪人暮らしの坂崎磐音は

八月十五日の早朝、六間湯の一番客となった。



江戸を代表する両替商・今津屋吉右衛門とお佐紀の

祝言の日を迎え、花嫁行列の先導という大役を果たすためだ。



和やかな祝言から暫くが経ち、磐音は奥向き女中のおこんの様子が

どこかおかしいことに気付く。



友人医師らに相談した磐音は、ある決意を固め……。



ふたりの関係が大きく変化するシリーズ第17弾!

感想・レビュー・書評

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  • 読み始めたときと読み終えたときの感情がこんなにも違う一冊は初めてかも。

    始め、磐音は今津屋の祝言やら佐々木道場の改築話(とそれにまつわるひと騒動)やらでいつもの面々と忙しく駆け回りつつも、心の奥では前巻からの哀しみがまだ色濃く残っているのが伝わってきて、こちらも胸が痛むほどだったのだが、読み終えた今、もう、幸福感であふれております。

    ほんっとに美しい光景。
    二人の幸せがこんなに私をも幸せな気分にしてくれるとは。
    あぁぁ良かったなぁ。
    16巻の感想に書いたことは、やはりそのとおりだったと確信。
    今後がまた改めて楽しみになってきた!

    ところで、本巻の竹村武左衛門、良かったわ。
    涙を流して磐音に叫んだときは、読者の気持ちを代弁してくれたように感じてめっちゃグッときた。
    酒好きでホントしょーもないヤツなんだけど、たまにこういうことがあるから憎めないのよねぇ。

    この何巻かで、品川柳次郎と竹村武左衛門、そして佐々木玲圓のお三方のポイントが、私の中で急上昇しております。

  • ☆4.4

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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