ガン入院オロオロ日記 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2019年10月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167913731

作品紹介・あらすじ

ある日、肝細胞がんなる病名を突然告げられ、がーんとなった東海林さん。

約40日間にわたる「初体験入院日記」。手術に、病院生活、その後の治療などを振り返る。



ほか、「粉もん大好き」「ミリメシはおいしい」「流行語大研究」「初詣はおねだりである」「そうだ、蕎麦食いに行こう」「ガングロを揚げる」など。



新井平伊医師(認知症専門医)との対談「認知症時代の〝明るい老人哲学〟」、

南伸坊氏・伊藤理佐氏との座談会「雑誌って面白い!」、

岸本佐知子氏(翻訳家)との対談「オリンピック撲滅派宣言『スポーツって、醜いよね?』」

の3本も収録。



『オール讀物』連載〈男の分別学〉を改題。





解説・池内紀(ドイツ文学者・エッセイスト)

みんなの感想まとめ

病院生活や治療を通じて、深刻な状況をユーモアを交えて描いた作品は、読者に笑いと共感をもたらします。著者の独特な視点が光り、入院生活の「あるある」や日常の小さな発見が楽しげに語られることで、辛い体験も軽...

感想・レビュー・書評

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  • 読書録「ガン入院オロオロ日記」3

    著者 東海林さだお
    出版 文藝春秋

    p12より引用
    “ ぼくは毎年一回人間ドックにかかってい
    て、その前年まで特にひっかかるところがな
    かったのに、昨年(2015年)の秋、突然、肝
    臓のがんマーカーが大きくはね上がった。”

    目次より抜粋引用
    “初体験入院日記
     大冒険 水陸両用バス
     〆切5分前
     初詣はおねだりである
     分類学入門”

     漫画家でエッセイストである著者による、
    身近な出来事を描いた雑誌連載エッセイをま
    とめた一冊。同社刊行作文庫版。
     著者本人のガン闘病記からオリンピックに
    対する対談まで、自作の漫画と共に面白おか
    しく綴られています。

     上記の引用は、著者が入院することになっ
    た経緯について書かれた項での一文。
    毎年検査していても、手術をせざるを得ない
    事態になるようです。私の知人も、毎年検査
    していましたが、ガンが見つかって3年程で亡
    くなってしまいました。人の生き死には、い
    つどうなるかなんて、本当は誰にも分からな
    い気がします。
     闘病記がこうして出版されて、その後の連
    載も続けられておられるようで、ファンとし
    ては胸を撫で下ろす気持ちです。これからも
    少しでも元気であられるように祈っています。

    ーーーーー

  • 先日亡くなった東海林さんの本を図書館で見かけて、借りてみた。高校時代に濫読した記憶があるが、ブクログ登録はなかった。前身のメディアマーカー時代からも登録してないということは、読むのは20年以上ぶり?
    「『肉フェス』とは何か。『肉フェスティバル』から『ティバル』を取り去ったものである。」というあたり(192頁)に久々の東海林節をみた気がする。
    先日亡くなった方について、10年ちょっと前の癌入院の話を読むのはなんか複雑な気分。入院時、「奴隷のしつけ方」の奴隷の値段部分までしか読めなかった(ほどに忙しい)、という具体的な話は分かりやすくて面白いな。「こてこて」を広辞苑で調べたりとか(83頁)、東海林さんらしくていいなあ。
    あらためて東海林さんのご冥福をお祈りするとともに、久々にもっと読んでみたくなった。
    ちなみに、従五位に叙されたことは今Wikipediaを見て知った。

  • 面白く、というのもなんだけど
    さだおさんならではの視点がなかなか良かった
    点滴のガラガラを イルリガードルというのは初耳
    で、覚えられない、ので書いておく

  • 丸かじりシリーズ、しばらくご無沙汰してるなと書店に最新刊を求めに行く。と、ラインナップの中に『ガン入院』なるタイトルが。エッセイストとして愛してやまないショージ先生も年齢を重ねられ、それとなく案じておっただけにこりゃたいへんと購入した。肝細胞がんてことだけど、どうやらドックで早期に分かり、手術も無事終えられた模様。入院生活をオモシロおかしく書いていらっしゃるけど、とにかく安心しました。改めて検診の大切さを思った次第。巻末の岸本佐知子さんとの対談『オリンピック撲滅派宣言』、今となってはかなりブラックですな。

  • 久々にショージ作品。

    ガン入院もショージ君の手にかかるとコミカルなお話になるのだが、実際はいろいろと大変だったのだろう。

    蕎麦食べたい・・・。

  • 自分は幸い入院したことは無いが、体験してみないと分からないことが生々しく描かれている。病気にならないに越したことが無いが、いつか参考になればいいと思った。

  • 丸かじりを筆頭に無条件で文庫は購入していますがやはり連載物の方が面白いと思いました。
    冗長な感じとコミカルがなく読み進めるのが辛かったです。

  • 2019年10月読了。
    数少ない「新刊が出ると無条件に購入する作家」。
    その東海林さだお先生にしてガンで入院する当世。
    年を経るもんだなとつくづく。

    長野の「唐沢そば集落」訪問記あり。
    行きたい。

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著者プロフィール

東海林さだお=1937年東京生まれ。漫画家、エッセイスト。早稲田大学文学部露文科中退。早大漫画研究会草創期のメンバー。文藝春秋漫画賞、講談社エッセイ賞、菊池寛賞、日本漫画家協会賞大賞を受賞。漫画に『新漫画文学全集』『ショージ君』など、長期連載のエッセイに「男の分別学」「あれも食いたいこれも食いたい」など。

「2021年 『東海林さだおアンソロジー 人間は哀れである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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