上機嫌な言葉 366日 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167913755

作品紹介・あらすじ

「コセつかず、咎めだてせず、目を三角にしないこと」「相手の知らぬことを言うときは、羞じらいをもっていうべき」「男は犬に似ている」「人間を洞察すると、ゆるすほか、なくなる」 人生を面白く愉しむ達人・お聖さんのチャーミングな言葉366。 白黒つけない曖昧な部分にこそ宿るオトナの智恵が、硬い頭と心を 解きほぐしてくれる、常に傍らに置きたい一冊。 人生で一番すてきなものは、上機嫌!

感想・レビュー・書評

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  • うんうん頷けて共感できる部分と、これから共感できるようになるのかな〜?という部分があった。歳や経験を重ねてまた読んでみたい一冊。


    ★笑うこと。毎日笑えるナニかを見つけるか、つくること。

    ★ 思いやりは好奇心、探究心から生まれる。

    ★人生を生きるのに、愛するもの、好きなことを1つでも多く増やすのは、たいへん、たのしい重要なことです。

    ★人間は、自分がしてもらうだけでなしに、相手にしてあげる面白さ、喜び覚えたほうが愉快である。

    ★いい友達を持ってる、いうのが、人間のいちばんのお手柄や、思うわ。

    ★よい友人、よい友情に恵まれるには、自分にその値打ちがなければならぬ。
    ★よい友人に恵まれるには、自分が誠実で、その友情を育てようとする、熱意がなくてはならない。

    ★友達は、自分の人生の蓄積から生まれるということがあるので、自分自身が「何か」をもっていないと、いい友達も得られない

    ★人生の意義は、まあ、いろいろあろうけれど、自分が何回、笑顔になったか、ヒトの笑顔をどれ程見たかで、充実度がはかられる、そんなところがある。

    ★音楽もそうだが、活字から引き起こされるイメージは、深くてゆたかで、容易に消えない。

    ★誰かにめぐりあうと言うこと、この人にめぐりあうために、今まで無数の人に逢ったのだ、と思うような感じを抱かされる男(女)にあうことは、これはもう、運命です。神様の領域です。

    ★愛された記憶は、人を支える。のちに人を救う。

    ★(私はこういうようなことを、あの人にしてもらった)と思うことが、生きていくバネになる。

    ★毎日の楽しさ、というものは、子供が成長するみたいにあとへ、形になって残るというものではないが、しかし目に見えず蓄えられていく。

  • 朝ドラの「芋 たこ なんきん」を見ながら
    おせいさんとカモカのおっちゃんが、家族が寝静まってからチロリで焼酎を飲みながら
    おしゃべりする様子が好きです。


    七月三十日
    結婚して、何がうれしいといって、「味方がいる」という発見ぐらい、うれしいものはないのだ。
    結婚によろこびがあるとすれば、最初で最後の味方を獲得することではないだろうか。

    十一月二十四日
    人生そのものは無味乾燥であるが、
    味わう人の舌によって、ちがう味が生れるのだ。

    十二月十八日
    達観、というのは、心中、
    「まあ、こんなトコやな」とつぶやくことである。

    十二月二十九日
    愛して、愛されて、楽しんで、そして命の終わるとき、棺の中にはいりながら、
    「アア、楽しかった!」
    といえるような人生を、
    私は送りたいと思っている。生き残る人に、
    シッケイ!と手をあげて、
    「楽しかったね」
    と握手して、またね、といえるような人生でありたいな、などと空想する。


    366日おせいさんの言葉が寄り添ってくれます。

    笑うこと。
    これ、大事。
    ヘコタレそうになった時、隣にいてくれる夫に感謝。



  • まさに珠玉の言葉たち。
    何度、お聖さんのアフォリズムに救われたか。
    お聖さんの最期はまさに「アア、楽しかった!」生き残る人にシッケイ!と手をあげて、「楽しかったね」と握手して逝ったんだろうな。
    天国でカモカのおっちゃんとおいしい料理をあてに飲みながらおしゃべりしているんだろうな。

  • こんなふうに人生と向き合えたら、幸せだろうなと思った。自分の中の女性性を大事にしたいと思った。日々、仕事や育児、家事に追われていると、何かと失われがち。時には、甘やかし甘やかされながら、潤いある人生を送りたい。

  • フムフム…と思うところもあるが
    私にはちょっと…

  • 2020/1/3 読了

    おせいさんの言葉。
    わたしもそう思う、とゆう言葉がたくさんあり、
    考えていなかった、とゆう言葉もたくさんあり、
    心がけたい、とゆう言葉がたくさん詰まっている。

    年初めに気持ちの良い一冊を読めてうれしい。
    2020年もご機嫌な日々を。

  • 田辺聖子さんの小説を読んでいると、この言葉をメモっておきたいと思うことがよくある。そんな名言を集めた一冊。やはり、小説などを読んでいる中で出会った方が、言葉だけがピックアップされて独立した形で紹介されるより、心に刺さる気はする。でも、明るく、柔らかいけれど芯が強く、温かく、深く、示唆に富んだ素敵な言葉達は、読んでいるだけでも気持ちがアップし、励まされる。
    自分も、口にする言葉はこんなふうな感じのものを選びたいものだと思う。話す言葉によって、自分も周囲も気の持ちようが全然変わるだろう。
    それにしても、田辺聖子さんが亡くなって、私を鼓舞し、支えてくれるような作品を書いてくれる作家さんがいなくなってしまった。その存在の大きさ、失われたものの大きさを改めて深く感じた。

  • 毎日少しずつ読んでる。かなり良い

  • 何度か読み返して自分におとしこみたい言葉がたくさんあります。

  • 毎日言葉は書かれている。
    自分には想像もつかないような言葉が多くて、定期的に読みたい。読む年齢、日にち、心の状態によって響く言葉が変わるのかな。

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著者プロフィール

1928年、大阪市生まれ。樟蔭女子専門学校卒業。64年『感傷旅行』で芥川賞、87年『花衣ぬぐやまつわる……』で女流文学賞、93年『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞を受賞。『むかし・あけぼの』『ジョゼと虎と魚たち』など著作多数。

「2023年 『私たちの金曜日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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