標的 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2019年12月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784167913960

感想・レビュー・書評

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  • 「標的」 真山仁

    1.小説より
    「過去の経験値といまの状況の比較検証。
     その結果、神業なるものが生まれる。
     勘ではない。」

    「身の丈にあった生活。その価値観を身につけて、初めてそれぞれがそれぞれの豊かさを知る。」

    2.内容
    与党女性議員。地盤なし、金なし。ただし世論受けは良い。
    いよいよ現首相から「次の総理をやらないか?」の打診あり。
    現首相の狙いは院政でのコントロール。

    一方、彼女はそれを知って党内派閥の票の買い占めに走る。
    買い占めの事実、資金源を検察が割り出し、いよいよ逮捕へ。。。

    3.読みおえて
    政治。
    民からしたら、向こう側の世界。
    報道で知るのは一部であり全体ではない。


    記者出身の真山氏だから描ける世界。
    「小説だからこそ、ありえない世界にチャレンジしたい。」
    この【標的】の世界でもそのチャレンジを感じることができる。

    真山仁さんファンは、一読されてみてはいかがだろうか?

  • 中だるみだったけど、後半の逮捕からは一気に話が進んで楽しめた。
    終わりかたも良かったと思う。みやび議員のこれからがどうなるか、余韻を残す感じで終了。

  • 久しぶりに面白かった。途中で停滞はあったものの、逮捕直前の緊迫感や小菅と金沢での取り調べ、終盤の記者を巻き込んだ情報戦はドキドキしながら一気に読んでしまいました。冨永さん以外で共感を覚える人は皆無でしたが、神林くんがだんだん記者らしくなって驚きです。

  • 日本初の女性総理大臣を目指す越村、初の女性総理は誕生なるか、本当に清く正しいのか、検察はガセとも思える収賄のタレコミをきっかけに捜査を始める。裏でうごめく現職総理や介護ビジネスの利権者たち。
    これは最初は主役が誰なのかわからなかったが、どうやら検察冨永シリーズ2作目らしい。
    この作者は余計なまどろっこしい描写がなくて、テンポよく読めるのがいい。最後は気になって寝る時間を越えて一気読みしていまった。
    最後も越村の夫が潔い、まあまあ納得の決着。

  • 『冨永検事シリーズ』2作目、女性総理候補のその後のストーリーを期待したい‼

  • 安定の真山さん。複数の主人公が、目まぐるしく立ち回るので、一気に読まないと。

  • 初の女性総理大臣就任が目前の越村みやびと、みやびの贈賄の疑惑を追う富永、そしてそのネタのスクープを狙う神林。
    三者が三者なりの正義を持って行動しているのに、なぜ世の中から疎まれたり、結果的に罪を犯すことになってしまったりするのだろうとすごく考えさせられた。
    みやびと俊策のおしどり夫婦ぶりが鍵。

  • 政治がテーマの小説はストーリーがパターン化されている感じがするが、この作品もそのパターン通りという感じ。よくある政治の小説という感じ。だけどまあまあ面白いと思った!

  • 女性初の総理大臣を目指す越村みやび厚労相。
    超高齢化社会に突入した日本の切実な問題、高齢者のための施設=サ高住の法制化を巡り、彼女に贈収賄の疑いがあると情報提供者が現れる。
    その真偽を確かめんと、特捜検事富永が動く。
    富永検事、越村みやび、酒蔵を経営する彼女の夫、新聞記者の神林、それぞれの視点で状況が目まぐるしく変わる。
    果たして、越村みやびは逮捕されるのか。
    彼女を後援する姿勢をみせる現総理の本当の狙いは。
    そして、女性初の総理大臣が誕生するのか。
    追う者と追われる者、それぞれの思惑が絡む虚々実々の駆け引きに、読む手が最後まで止まらない。

  • 政府与党の中での権力闘争を描いた作品。政治の表舞台からはみることの出来ないフラ側での暗闘とも言える凄まじい権力への執着、そのためには手段を選ばない金の絡んだ闘争が生々しく描かれているのがとても興味深い。

    とはいえ、若干淡白な表現が多く、もしかしたらもっともっと深くしつこくねちっこくせめぎ合っているところがあるのではないかと思わずにはおられませんでした。

    星1つ減じたのは、物語の週末の終わり方があっさりとしすぎていたからなのかな?と思ったりもします。僕が長編・シリーズ物を期待するせいか、このあと続編が期待できるような余韻のある終わり方だったらもう一つの星も付けられたかな、と勝手な理由で星4つですみません。

  • 相変わらず読みやすく、すぐに話に引き込まれた。最後の章はスピード感があり、一気に読んでしまった。ハゲタカシリーズは既に現実離れした人の話になってきてしまった感じがするが、冨永検事シリーズはリアリティがあって非常に良い。

  • テーマ、題材は政治やら福祉やら司法、報道と硬めなのに、ものすごくエンタメな本でした。読書時間≒通勤時間が待ち遠しく感じたのは久しぶり…というくらい面白かった

  • 04月-04。3.5点。
    富永検事シリーズ、第二弾。
    金沢の造り酒屋の娘、総理も狙える敏腕政治家。福祉ファンドの代表との贈収賄事件で、ファンド代表の元部下が政治家を告発し、富永検事らが動く。

    夫婦の絆が凄かった。ラストの検事VS政治家の対決が面白い。

  • 女性総理候補の贈収賄の物語。検事、マスコミ、総理候補それぞれに思いがあり面白かった。最後も余韻がありよかった。

  • 福祉(サービス付き高齢者向け住宅)についてよく分かりました。
    日本が抱える福祉の問題、永田町の黒い部分、表面では分からないことがいつもながら盛り込まれ、新聞記者だった真山仁さんの取材力と文章構成に惹き込まれます。
    登場人物像も本当に巧みで、いつも読み終わるまで眠れません。

  • 日本初の女性総理候補、特装検事、新聞記者。三者の視点で物語は進んでいく。サービス付き高齢者向け住宅、いわゆるサ高住をめぐる権益。社会派テーマではあるがページをめくる手が止まらなかった。読んでほしい。

  • 『コプラティオ』『売国』に続く「権力と正義」シリーズの第三弾にして、冨永検事シリーズの二作目。
    冨永を軸に、コプラティオの神林記者も登場し、ワクワクが止まらずあっという間に読了。
    真山仁作品はハゲタカシリーズ以外も今のところハズレなし。

  • 間違って再読。

    なんか読んだような気がしたが読んでた。
    まー、その程度の話。
    でも、最後まで読めたから面白いとは思う。

    女性総理候補のサービス付き高齢者住宅の話。

  • ちょっと、話が軌道に乗るまで、長め。
    呆気ない展開と終わり。
    続編もありそうな感じで終わるのね。

  • コラプティオ、売国に続く検察シリーズ第三弾。
    このシリーズは良いですね。日本、政治、社会の暗部を深く分かり易く切り取り、今回はサ高住(老後施設)を題材に政府との癒着が絡んできます。
    また、このシリーズはキャラ立ちも良くメイン所は声・顔がイメージ出来る程。暁光新聞の東條が良い味出してます。重い内容でもこのキャラクター達で面白く読めています。
    ただ、毎度ながら最後が尻すぼみ感が否めません。売国もそうでしたが、途中まで大作の雰囲気がありながら急に解決に向かうストーリーは少々残念。ここが変わればもっと楽しめると思いました。

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著者プロフィール

1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収の壮絶な舞台裏を描いた『ハゲタカ』でデビュー。映像化された「ハゲタカ」シリーズをはじめ、 『売国』『雨に泣いてる』『コラプティオ』「当確師」シリーズ『標的』『シンドローム』『トリガー』『神域』『ロッキード』『墜落』『タングル』など話題作を発表し続けている。

「2023年 『それでも、陽は昇る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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