その男(一) (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2019年12月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784167914073

作品紹介・あらすじ

1981年に文庫化されて以来、46刷まで重ねている池波正太郎のロングセラーが新装版に。

杉虎之助は微禄ながら旗本の嫡男。生来の病弱に加えて義母にうとまれ、そんな我が身を儚んで十三歳のとき大川に身を投げるが、謎の剣士・池本茂兵衛に助けられた。この日が波瀾の人生の第一歩だった。

幕末から明治へ、数奇な運命を辿った直参の剣士の生涯を描きつつ維新史の断面を見事に剔る異色の長編小説。文字も大きくなり、さらに読みやすくなりました。

みんなの感想まとめ

主人公の杉虎之助が不遇な生い立ちから身を投げた後、謎の剣士に救われ、成長していく姿が描かれています。幕末から明治にかけての歴史的背景を舞台に、主人公の成長と共に数々の魅力的な登場人物が展開するテンポの...

感想・レビュー・書評

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  • 旗本の嫡男として生まれた杉虎之助。
    母は難産で虎之助を生んだ直後に亡くなり、虎之助も病弱。
    義母に息子が生まれると、ますます家での虎之助の扱いはひどいものとなる。
    思い余った虎之助は川へ身投げする。それを助けたのが池本茂兵衛だった。
    虎之助は剣士、池本に頼み込み、弟子として修業の旅に出て。

    久しぶりの池波正太郎。
    冒頭の「非常な、難産であったらしい。」からグッと引き込まれている。
    テンポもよくてどんどん読む。
    眼ばかりギョロリとした痩せて色の白い陰気な虎之助が、数年後に驚くような変貌を遂げて登場する。
    世の中は、黒船到来、尊王攘夷が叫ばれ、桜田門外の変、和宮の婚姻とざわつく中、虎之助も巻き込まれていく。
    どうも女性の描き方が好きじゃなくて、そこが困ったけど、まだまだ先は長く、日本の混乱が続く。

  • 人斬り半次郎を読んでからで良かったです。

  • 相変わらず一気読みしてしまう池波作品でした。

  • 20250418

  • 不遇に生まれた主人公の杉虎之助が、身投げを救われた恩師の修行により、強い男に生まれ変わった。江戸から京都へ。さあ、これからどうなる?

  • 三巻に記載

  • 幕末を背景に魅力的な登場人物とテンポのいいストーリーで引き込まれた。まだまだ先の展開が読めず、続きが気になる。

  • 司馬よりいいな

  • 久しぶりに池波小説を読んだ感じ。感想は、三巻目で。

  • 一連の幕末物語で、前回読んだ幕末遊撃隊の主人公「伊庭八郎」も重要な役割で出てきます。
    まあとにかく色んな人が登場し、それがどれも幕末期の誰でも知ってる重要な人物なので頭が混乱します。
    「仁-jin」なんかとも混乱しますし。。。

    勝てば官軍という言葉がありますが、幕末期の徳川が封建制度の中心で悪者、倒幕側は西郷、坂本龍馬・・・等が正義のようなイメージを持っていましたが、それぞれの立場、考え方、人柄・・・そんな簡単に白黒つけられる物ではないという事がよくわかります。
    私もどちらかと言えば社会科は嫌いな方で、この辺の史実は教科書ぐらいしか知りませんでしたが大変勉強になりました。

    この物語に出てくる中村半次郎>人斬り半次郎>桐野利秋も素晴らしい人物なので、次に読む本は「人斬り半次郎」ですかね、やっぱり。
    池波正太郎は、剣客商売、鬼平犯科帳、仕掛人・藤枝梅安・・・等、数十冊は読んでますが、まだまだだなぁ・・・。

  • 1
    久しぶりの池波作品。
    やっぱり良い。
    昨今の時代小説家とモノが違う、、。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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