つながらない勇気 ネット断食3日間のススメ (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 33
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167914127

作品紹介・あらすじ

ベストセラー『暴走老人!』の著者が放つ警世の書!電車の中で、乗客全員がスマホを見ている光景は珍しくない。しかし、ことばがデジタル化への変貌を遂げている今こそ、人間本来の思考力と想像力を取り戻し、豊かな人間関係を築く為、また孤独に耐える力を培うために、書きことばの底力を信じよう。「読み書き」を大切にすることで、人生を根底から変えられる!解説・山根基世(フリーアナウンサー・元NHKアナウンス室長)≪「ことば」は、人間を孤独や不安から救う≫●子どものことばを豊かに育てる秘訣●あなたは今日、ペンで文字を書きましたか?●ネットことばの蔓延は、家族の関係まで変える●ツイッターには裏がある●「生身の人間」としてつながることの大切さ●日本語が世界から消える日

感想・レビュー・書評

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  • 古本屋にて購入。スマートフォン依存症の治し方を描いたものではない。私たちの生きるこの時代は、書きことばの獲得によって紡がれたことを、世界史の観点から描いている。そして新たに生まれた「ネットことば」によって、私たちが紡ぎ上げていくであろう時代を予測している。
    文字(スマートフォン)は使えども使われるな、それよりは読書で教養を磨け、という今日日ありふれた警告のために書かれたものとは少し違う。齋藤孝氏や藤原正彦氏などのそれと違って、妙に押し付けがましいところがなく気楽に読めた。
    ことばに凝縮された、書き手によるエネルギーをただ一人で受け止め、咀嚼、吟味することは、知的労働、つまり自分自身の身体を使って相手の立場になることを決める基本だろう。そしてそれだけが、私たちを「民」つまり眼を「無自覚」という針で潰された奴隷の身分から救い出すと私は信じている。

  • 結論として「読み書き」が大切というメッセージには賛同できますが、全体を通して何を言いたいのか、いまひとつ掴み切れない本でした。書き言葉=紙とインクにより印刷された言葉、ネット言葉=ネット上に書かれた言葉と理解しましたが、紙とペンによる手書きと電子機器による文書作成、活版印刷物と電子書籍の関係がごっちゃになり、頭の中が飽和してゆくような感じでした。また敬体(です・ます)と常体(だ・である)が混在した文章なので、この点で好みは分かれそうです。

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著者プロフィール

1992年『運転士』で芥川賞受賞。ノンフィクションでは『「家をつくる」ということ』『暴走老人!』『ネットで「つながる」ことの耐えられない軽さ』など。

「2021年 『スマホ断食 コロナ禍のネットの功罪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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